ワクチン1回目

ワクチンが必要なのになかなか予約が取れない人もいるということで、それほどコロナにかかるリスクがないところにいる私は、できるだけ後回しで良いなと思っていました。しかし、もうそろそろやっておかないと、ギリギリになってからの予約にしてしまうと、2回目の予約が取れなくなってしまったり、関係者の方々にも迷惑をかけてしまうのではないかと、重い腰を上げてやっと1回目をやって来ました。
ワクチンをどうしても打ちたくないとか、そういった気持ちはあまりなかったのですが、何となく打たなかったらどうなるのだろうかという、わけのわからない好奇心もあったりして、それならいっそのこと、私を何かの研究対象や、薬やワクチンの治験にでも使ってもらってもいいのにとさえ思っていましたが、そういう申し出ってどこですれば良いのだろう?と悶々としているうちに時間ばかりが過ぎて、今日に至ったということです。いつも考えるだけ考えて、結局何もしないで終わるのは私の癖です。いつものことです。

家から歩いて10分ほどのところにある会場での集団接種でした。モデルナです。
モデルナでもファイザーでもどちらでも良いと思っていました。なんならアストラゼネカでも良いし、中国やロシアでも...やっぱりこれは嫌かな(笑)。
たぶん、私は、リスクの高いところに行かなければ、コロナにかかることはないと思っています。実はコロナが話題に出始める少し前に、意味不明の発熱や体の怠さがあったことがありまして、あれは実はコロナにかかっていたのではないかと密かに思っています。もちろんないしょのはなしです。もしかしたら抗体が私の体内ですでにできているのではないかと勝手に思っているのです。けっしてコロナをなめているわけではありません。抗体があろうがなかろうが、ワクチンを済ましていようが、感染防止対策はしっかりやらなければならないと思っています。コロナ禍で思い知らされました。今までどれだけ他人の吐いた息、もしかしたら唾を吸い込んでいたのか。それを意識してしまったら、もうマスクなしでは人のいるところに出ていくことに思いっきり抵抗を感じてしまう今日この頃です。相手にもよるけど、少なくともくそきたないおっさんの吐いた息は吸いたくないのです。
また、ワクチンを受けたのは、コロナにかからないようにするためとか、かかってしまった場合に重症化しないようにするためとか、そういった理由よりも、ワクチンを打っておかないとこれから何をするにも不便なことになるのではなかという気持ちの方が強いです。なんだかワクチンパスポートがなんちゃらって議論していますよね。何をするにもどこに行こうにも、ワクチン接種が条件のような世の中になってしまいそうな気がしています。

予約の時刻の前に来てもらっては困るというようなことが書いてあったので、家をきっちり10分前に出て、ピッタリの時刻に到着しました...嘘です。本当は少し余裕をもって出かけるはずでしたが、もしも副反応が強く出て何もできなくなったら嫌だなと、その日の食事の用意を全てしてから出ようと思っていたのですが、思いのほか時間がかかってしまい、時間ギリギリに飛び出していったというありさまでした。本当はワクチンを受けやすい服装にしなくちゃなど考えていたのですが、結局そんな余裕もなく、いつもの格好で行ったら、やっぱり会場では面倒くさいことになってしまいました。長袖の自分の体にピッタリのサイズのシャツです。半袖か長袖でも少しゆったり目の服だったら良かったのに。別に慌てなくても良いのに、こういう事にはなぜか慌ててしまうのです。ワクチン接種の先生にも慌てなくて良いですよと何度も言われてしまったし。恥ずかしい...

時間に遅れることに思いっきり抵抗があるタイプなので、最後は小走りで会場に到着しました。本当に時間ピッタリ。そしたらすでに受付を済ましている人がたくさんいました。私はその予約の回ではほとんど最後尾でしたね。え?待たなきゃいけないの?と一瞬思ってしまいましたが、スタッフの方々も手慣れたもので、ジャンジャカ順番が進んでいきました。
なぜか、各ポイントで書類を確認する係のスタッフの方は、全員若くてきれいなお姉さんでした。そのほかのスタッフも含めて、皆さんとても穏やかな対応で助かりました。余計な緊張をしなくて済みました。独りだけ、問診の若い男性の医師がちょっと違っていました。問診のブースを覗くと、ふんぞり返っていて、どう見てもやってられねぇといった感じでした。それでも私が中に入ると、一応は丁寧な話し方にはなりました。たぶん、疲れているのでしょう。とても若い方でした。見た目は大学生。もしかしたら当直で徹夜して、そのままワクチン会場に来たのかもしれません。本当にお疲れ様です。でもこの程度のことなら、たくさんの医師をわざわざ配置しなくても、コンピューターやAIで処理してしまっても良いのにと思いました。問題があった人だけ医師が出ていけばよいのかと。休ませてあげたい...

ワクチンそのものは、一瞬チクッとしただけで、ほとんど痛みは感じませんでした。15分休憩の時に、一瞬クラッとしましたが、それは単にお腹が空いているだけのようでした。退屈な15分。何か本でも持って行けばよかった。

家を出てから戻るまで1時間。とってもスムーズに終わりました。

家に帰ってから6時間くらいして、肩が少しだけ痛みました。あと、少し熱っぽくなったので、念のため体温を測ってみたのですが、36.0°で、むしろ平熱よりも低いくらいでした。

明日はどうなるのだろう?たぶん何事もないような気がしますが、もしも何かあれば、ブログのネタになるなくらいの気持ちでいたいと思います。

以上、ワクチン1回目の顛末でした。

余談ですが、ワクチンの会場がいつも利用しているお豆腐屋さんに近いので、帰りに寄りました。こないだのお彼岸にたくさんおはぎを作ったので、そのお豆腐屋さんにもお裾分けをしていたのです。奥さんにお礼を言ってもらって、「やっぱり手作りのあんこはおいしいですね」と言ってもらいました。
ちょっと複雑な気持ちです。
これはないしょのはなしなのですが、実は、あんこを炊くときにちょっと目を離してしまって、少し焦がしてしまったのです。ちょっと香ばしくなっていたかもしれません。
いや、もしかして、その香ばしさがおいしかったのかも…(笑)