きっと、本命は私ではないんだろうな。
たぶん、その人がいなければ、後は暇つぶし。誰でもいいんだ。
おいしそうにご飯を食べていても、それは束の間の出来事。
いつも聞き耳を立てていて、ちょっとした物音に即座に反応している。
きっと、その人が現れるのを待っているのだろう。
今日は家に帰った時にはすでに暗くなっていました。
家の前で玄関の鍵を開けようとしていた時に、ふと遠くを見ると何かいる。
こちらに振り返ったとき、目が光っていました。
あ、やつだ。
やつも私に気が付くと、スタコラとこちらにやって来ました。
お腹が空いている時と、ただかまって欲し時で、鳴き声が違うんですよね。
お腹が空いている時は、とても甘ったるい声で鳴く。
そして、いつも食べ物を置く場所に、自分から行くんです。
お腹が空いていなときは、食べ物をそこにおいても、自分からは行こうとしない。
今日はいつもに増して声が甘ったるい。
最近は食べる量が減っているので、念のため、パウチパックの半分だけ出してみました。
ものすごい勢いで食べ始めました。
そうかい、そうかい。そんなにお腹が空いていたんだね。
久し振りによく食べる感じだったのです。
しかし、半分出したうちの半分くらいを食べ終わった時でしょうか、食べながら耳がピンと立ち上がりました。何か物音を察した様子。
私には何も聞こえなかったし、誰か人が通りかかったわけでもない。
食べ物を半分残したまま、鳴き声を一切出さず、スタコラとまたどこかに行ってしまいました。
お行儀が悪い。世の中には思うように食べられない猫もいるのに(笑)。
以前は最後まで食べて、まだ足りないとせがんでいたんだけどねぇ。
年をとってしまったのかな。
猫の年齢のことはよくわからないけど、それほど若くないような気がします、
まぁ、猫はこれくらい気分屋さんなのがちょうど良いと思っているので、仕方ない。
気が向いたらまた来るのでしょう。
チャオの在庫がなくなったら、今度はチャオチュールにしておこうと思います。
おやつくらいの量で良いのかな。
