読書の記録 2021/47週 11/15(月)~21(日)

今週は本を読み始めるとすぐに眠くなってしまい、なかなか進みませんでした。
まぁ、こんな時もあります。

本の記録 借りてきた本・買ってきた本

前週までに図書館で借りていた本

自閉症革命 マーサ・ハーバート、カレン・ワイントローブ著
・60歳からのフランス語入門 滝沢孝幸、大岩昌子著
・果糖中毒 ロバート・H・ラスティグ著
・あなたの脳の話 神経科学者が解き明かす意識の謎 デイヴィッド・イーグルマン著
・へんてこりんな地球図鑑ーおもしろくてためにならない! 岩谷圭介著
・街角図鑑 三土たつお編著
・街角図鑑ー街と境界編 三土たつお編著

今週、図書館で借りてきた本

・公式を暗記したくない人のための高校物理がスッキリわかる本 池末翔太著
・自分の言っていることが伝わっていないと感じている人のための言葉の選択 大极勝著

この2冊は秀和システムという出版社の本です。
先週買ってきた栄養の本がこの秀和システムという出版社で、なんか独特の雰囲気があったので、ちょっと気になっていました。
もしかしたら、医療に特化した出版社なのかなと思ったのですが、図書館のホームページで検索して見た限りでは、決してそういう事でもないみたい。
とりあえず面白そうだなと思ったものを適当に予約しました。

・夭折詩画画人山田かまちー17歳で去った少年が残したメッセージー(KAWADE夢ムック) 

・仕事本ーわたしたちの緊急事態日記ー 左右社編集部編

こちらは大山ちこ (id:chiko_yama)さんが紹介していた本です。

chiko-yama.hatenablog.com

読了

www.shuwasystem.co.jp

 

読書の記録

「自分の言っていることが伝わっていないと感じている人のための言葉の選択」は、私はいつも自分の言っていることが伝わっているだろうか、伝わってないのではないかと、とても違和感を持つことが多いのです。吃音者あるあるですが、言葉に詰まりそうになると、言えそうな言葉に置き換えて話してしまう。これが良いことなのか、良くないことなのかの議論はここでは置いといて、言葉を換えることによって、少しニュアンスが違ってしまうことがあるんですね。
それに、どうせ言い換えるなら、きれいな言葉になればもっと良いのかなとも思います。何か参考になることが書いてあるのかなと期待して読んでみました。
しかし、残念なことに、ビジネスの場において、こういう言い方をすると相手によく見られるよという話でした。ちょっと期待していたものとは違っていました。
暇つぶしの読み物としては面白い本なので、軽く読み流しました。

先週読んだ「13歳からのアート思考」。私にとってはモヤモヤした内容だったのですが、その分だけいろいろなことを考えました。

tohost3250303.hatenablog.com

アートといえば、私は絵を見てもあまり感動することはなくて、どちらかというと絵というものは描いている本人が一番気持ちよくなっているのでして、あまり良くない言い方ですが自慰行為に近いものがあると思っています。けっして、マイナスに捉えているわけではなくて、そのことにはとても意味があると思っています。
描いている本人が気持ちよくなってスッキリできれば、別に他者を感動させなくても、それはそれでよいのだと思います。私自身、若い頃にどこにも持って行けない怒りに似た気持ちを抱えてしまった時に、無心になって絵を描いていたらとてもスッキリした記憶があります。しかし、その絵は人に見せるような代物ではなくて、すぐに捨てましたが。
しかし、私にも絵を見てその世界に浸ってしまうことがあります。
その一人が山田かまちでした。
ずいぶんと前になりますが、テレビのニュース番組で取り上げられて、目が釘付けになったのを憶えています。ずっと気になっていたのですが、忙しさにかまけて、何となくそのままになっていました。今回、「13歳からの~」を読んで、ふと思い出したのです。そして、彼の絵をもう一度見てみようと思ったのでした。
山田かまちは17歳で亡くなっています。エレキギターを弾いていて、感電したのだそうです。その年でなくなってしまったことが、ちょっと伝説みたいになっているのかも知れません。もっと生きていたらどんな作品を描いたのだろう?意外と普通にサラリーマンになっていたりして。
借りてきた本はどちらかといえば文章が主体になっています。私は絵を見たかったので、すこし期待外れでした。また別のものを借りてこようかなと思っています。

「公式を暗記したくない人のための高校物理がスッキリわかる本」も「13歳からの~」を読んだ影響で?借りてきた本です。
先週も書きましたが、私は数学や物理が得意でした。
「13歳からの~」では、数学はアートとは対極の位置にあると書いてあったことに、とても違和感を感じていたのですが、それはもしも答えが一つなら、暗記科目にもなりかねないのかなと思うのです。でもそれが事実なら、暗記が苦手な私は、数学や物理が得意とはならなかったはず。暗記が苦手な私は、問題を解くたびに、それぞれたくさんのことをイメージして対峙してきました。それは「アート」といっても差し支えないのではないかと思っています。(アートという言葉には、想像すること、想像して作り上げること、そういったニュアンスがあるようなのです。)
大学ではどうしても馴染めなくて、すっかり劣等生になってしまった私。
講義もほとんど出なくなってしまったのですが、数学や物理の一般教養レベルでは、高校でやったことを総動員して、イメージを膨らませていけば、なんとかなってしまうんですね。とりあえず試験ではいつでも、試験直前にどんなことをやっているのかテキストをパラパラと確認しただけで、ほぼ満点に近い点を取っていました。
私は理工学部建築学科だったのですが、例えば構造力学の試験なんかでも、本来なら公式に数値をあてはめれば済むものを、微分やら積分やらベクトルやら、高校で勉強したところまで掘り下げて解答していました。公式を知らないのだから仕方ない。答案用紙にびっしり書き込んでいましたよ。きっと、試験を採点していた助手の方たちには、面倒くさい学生だったのではないかと思います。間違ってはいないから×をつけるわけにもいかず、一つ一つミスがないか確認していかなければならないわけですから。
この本を読んでみて、まだ全部は読んでいませんが、私がやってきたことがそのまま書いてあったような気がします。なんだかおもしろい本でした。

とりあえず、今回はこの辺で。