一生忘れない 大好きな背番号10番10選(スポーツの話)

小学生のころからずっと、宿題というと、締めきりギリギリになってやっとエンジンがかかるのです。夏休みの宿題なんて、提出する日の朝にやっている始末。それでも、最後まで出来上がればよい方で、結局、提出しないで終わることもよくありました。
早くやらなければという気持ちはいつもあったのです。優柔不断な私は、自由課題とかになると、何をやるのか、そこで悩んでしまうんですね。決まった時にはもう時間切れ、最後の最後に面白いアイデアが浮かんでも、それを作り上げる時間がない。
稀に早く決めることができればできたで、これで良いのだろうかと悩み始めて、全く進まない。
どちらにせよ、ロクなものができないわけです。

はてなの10周年の特別お題。何となく、宿題が出されたような気持ち。
子どもの頃の、宿題を結局出せなかった時の反省も込めて、この締め切りギリギリになってちょっと書いてみるかと、そんな風に考えるのでした。

「10」というのがキーワードになっているので、私が大好きな、もしくは大好きだった背番号10の選手を10人挙げたいと思います。若い人にはさっぱりわからないチョイスばかりかも(笑)。

背番号10というと、サッカーのイメージが強いですね。
でも、まずはプロ野球、巨人の選手からです。

張本勲

ヒット数の日本記録を持っているのはイチローさんですが、日本のプロ野球だけで3000本安打を記録したのはこの人だけ。もしかしたら将来、坂本選手が抜いてくれるんじゃないかと期待していますが、この張本さん、ものすごい選手だったのです。ヒットの本数だけではなくて、ホームランもそこそこ打っていますし、走らせてもけっこう速かった。バッターとしての記録をみると、いろいろなところで、歴代でも上位に入っていますね。
巨人は長嶋さんが引退した翌年、長嶋監督1年目はリーグ最下位。主砲の王さんはマークが集中して、思ったような活躍が期待できない状況で、日本ハムから張本さんがやって来ました。
確か当時は大魔神って呼ばれていましたよね。
ふてぶてしいほどの存在感でした。今でもふてぶてしいけど。
今ではTBSの日曜朝の某番組で、意味不明な「喝!」など、かなり嫌われているようですが、スポーツを愛していることは間違いないと思いますし、個人的には、もうこれくらいのおじいちゃんの言うことには、いちいち目くじら立てることなく、ハイハイと聞き流してあげれば良いかなと思っています。

駒田徳広

満塁男
チャンス、特に満塁ともなると、ものすごい勝負強さを発揮しました。
今でも覚えているのは、近鉄との日本シリーズで3連敗のあとの4連勝。優勝を決める試合での、あの加藤投手から打ったホームランです。
3戦目に近鉄が勝った時の加藤選手のヒーローインタビュー。
「巨人はパリーグ最下位のロッテよりも弱い」
キャッチャーと二人でのお立ち台だったのですが、キャッチャーの選手のそれを言っちゃぁまずいだろといった顔がとても印象的でした。
駒田選手はよほど悔しかったんでしょうね。ホームランを打った時のベースランニングで、加藤投手に向かって「バーカ」と言っていたように見えました。
来期は巨人の3軍の監督に就任するようですね。反骨心はあるけど、決して俺様という感じでもないし、巨人には珍しいタイプの人だったし、ちょっと楽しみにしています。それこそ、原さんに退いてもらって、1軍の監督になってもらってもいいかな(笑)。

 

ここからはサッカーの選手です。

ラモス瑠偉

三浦カズさんと並んで、日本サッカー界の最大の功労者だと思っています。
やはりカズさんと一緒に、ワールドカップに行って欲しかったな。
個人的には、カズさんがイタリアのジェノアへ移籍するときに、ラモスさんも一緒に、できればゴンちゃん(中山雅史)も一緒に行っていたら、もっと楽しいことになったのではないかと思っています。
ラモスさんやカズさんのために、オーバーカテゴリーのワールドカップが開催されないかなと思っています。オーバー50(歳)とか。30分ハーフくらいでもいいし。観てみたいな。
ラモスさんがとてもいいなと思うのは、試合後のインタビューでファンに向かって一言と振られると、いつも
「おもしろいサッカーを見せるので、是非スタジアムに見に来てください」
と言っていたのですよ。私の記憶の限りでは、決して「応援してください」という言葉を使わなかった。ものすごいプロフェッショナルだと思います。

ディエゴ・マラドーナ

受験生の頃にワールドカップメキシコ大会がありました。
勉強の息抜きに、真夜中にちょっとテレビのスイッチを入れたのでした。
そこにいたのがマラドーナ。あの、伝説のイングランド戦です。
当時の私は、サッカーはせいぜい元旦の天皇杯の決勝や、テレ東のダイヤモンドサッカーをたまに見るくらいで、それまでマラドーナのことは全く知りませんでした。
でも、この選手がどれだけスゴイ選手か、それを知るのはこの試合だけで十分でした。
それからは、ワールドカップが終わるまで勉強に身が入らず、サッカーに夢中になっていました。
まぁ、神の手ゴールは、後にいろいろと物議を醸すことになりましたが、私はスーパースターというのは、特別ルールが適用される「おみそ」であっても良いと思っています。ただでさえマークがきついし、そして、審判もスーパースターは好きかも知れないし、サッカー界にとってもマラドーナが活躍してくれないと興行的にもうま味がないし(笑)。あまり派手にやってしまうと、文句を付けてくる勢力が出てきてしまいますので、そっと、あくまでもそっとやっている分には、許してあげてねといったところです。
アメリカ大会でドーピングにかかった時も、本人には気を付けるように伝えて、あとはそっともみ消しちゃってもいいのにとさえ、一瞬思いましたし(笑)。
晩年は顔を整形しちゃったりとか、なんだかなぁと思うことも多々ありましたが、それも含めて楽しませてくれた、偉大な選手でした。

リオネル・メッシ

今のサッカー界で、最高の選手の一人であることには間違いないのですが、個人的には入れ墨を入れた時点で、少し興味を失いました。この人には似合わないなぁ。

ロナウド

ブラジルの方のロナウドです。まさに怪物でした。言葉がない。スゴイ。

ロナウジーニョ

歴代のサッカー選手の中で、これほどまでに見る者を楽しませてくれた選手はいないのではないでしょうか。
それこそ、相手ディフェンダーをからかっているよなうプレーは、見ている方は楽しくても、やられた方は堪らんなぁ、と思って見ていました。

マヌエル・ルイ・コスタ

ポルトガルワールドユースを2連覇した時、その世代はゴールドエイジと呼ばれていました。その一人がルイ・コスタ
その世代のポルトガル代表の、細かくパスをつなぐサッカーは、見ていてとてもワクワクしました。ルイ・コスタだけではなく、ルイス・フィーゴパウロ・ソウザフェルナンド・コウト、などなど、みんな大好き。
両手を広げてひらひらと舞うようにドリブルをしました。まさに蝶のように舞い、蜂のように刺す(笑)。
ボールをキープする力がものすごくて、最盛期はディフェンダーが下手にボールを取りに行くと軽くかわされて、逆にピンチになってしまう。もうパスコースを潰すしかなくなってくるんですね。もちろんラストパスを出すセンスもなかなかのものだったのですが、当時のポルトガルの弱点、フォワードに良い選手がいなかったのです。中盤はものすごい選手ばかりで固められていたのに。

アレッサンドロ・デル・ピエロ

私が歴代の全てのサッカー選手の中で一番好きな選手です。
とにかくお人よし。
ユヴェントスではクラブ史上最長で10番を背負っていたわけですが、代表ではトッティに譲ってくれと言われてあっさりと受けてしまった。おいおい、わたしゃあんたがアッズーリの10番を背負った姿を楽しみにしていたんだよ!ファン置いてけぼりです(笑)。

意外と親日家で、キャプテン翼で育ち、新日本プロレスのファン。ドラゴン藤波辰爾が大好きで、お忍びで来日して、プロレス観戦していたこともあったそうです。
東日本大震災の時には、ヨーロッパのサッカー界では誰よりも早く支援に手をあげてくれて、Tシャツを作って売り上げを寄付してくれましたね。日本で行われたチャリティーマッチにも出場してくれました。
ユヴェントスを退団した時は、日本に来てくれないかなぁと思っていましたが、結局叶わず。あの辛口のセル爺(セルジオ越後さん)までも、日本のクラブは取りに行くべきだと言ってました。クラブに金がないなら、日本サッカー協会で取りに行けとまで言っていました。私も彼が来てくれていたら、日本のサッカー界にとても貢献してくれたのではないかなと、今でもとても残念に思っています。

 

最後はちょっと趣向を変えて…

杉本公雄

この名前を憶えている方がどのくらいいるかなぁ?

あだ名をつけるのが好きだった、バレーボール協会の当時の専務理事の松平さんから、和製ブルース・リーと名付けられた、富士フイルムの杉本選手です。超イケメンでした。当時、バレーボール人気はすごかったものですが、その中でも彼の女性人気は断トツでした。
もう40年くらい前になるんですね。懐かしい。
高校生の時には、私は圧倒的に富士フイルムのファンでした。当時、私が片思いしていた女の子がやっぱり富士フイルムファンでして、共通の話題があってとても仲良くしてもらっていたのですが、彼女は杉本選手の大ファン。ちょっと嫉妬心メラメラ。とても敵う相手ではないけど。

おりょー♪さんも杉本選手の大ファンでした。コメントのやりとりで、杉本選手の話題で盛り上がりました。おりょー♪さんは、ファンレターで「お嫁さんにしてください」と書いたんだとか。もう、この話題もなくなってしまったと思うと、やっぱり寂しさを感じますねぇ。

gantokurasu.hatenablog.com

昨日はおりょー♪さんの月命日。いつものように焼いもをいただきましたよ。

 

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選