せっかくうまくできたのに再現できません。

昨年あたりから、米粉で肉まんを作ってみたくて、いろいろとやっています。
米粉をそのまま使うと、成形できないくらいゆるくしないと膨らみません。
成形できるようにするには、米粉の一部を加熱してα化させておきます。
α化させると粘りが出るので、小麦粉と同じように扱うことができます。とはいえ、小麦粉ほどには膨らみませんが。
で、どの程度、α化米粉を使うのかがとても難しい。
いろいろと配合を変えてやってみるのですが、少ないと成形できないし、多いと中華饅頭というよりも、中華大福(笑)になってしまいます。

春から夏の間、しばらく中断していたのですが、久しぶりにまた作ってみました。
今シーズンは初めてだったので、まぁ、失敗してもいいやくらいの気持ちで、だいたいこんなもんだろとテキトーにやってみたのです。ロクに量りもしないで。

そしたらですね、なんと初めて中華饅頭っぽくなりましたよ。

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形が歪なのは、蒸し器に無理やり詰め込んだからです。
やっと生地がふわふわになりました。
今までは配合を色々変えて何度も作ってみましたが、できたものは肉大福、もしくは肉入り団子。今回初めて肉饅頭になりました。
具の方はまだまだ改良の余地がありますが、一応できるんだなということは確認できたので、自分なりに満足してしまったのですが、さて、そこで考えてしまったのです。

先程も書きましたが、分量をテキトーに、ほとんど手の癖で決めてしまったものですから、実際にどういった配合で作ったのか、全然覚えていませんでした。

手が覚えているうちにもう一度作ったら、再現できるのだろうか?

いつもうまくできた時はこんな感じです。せっかくうまくできたのに、それを再現できないのです。

ホントにアホ。

人生というものは、なかなかうまくいかないものですねぇ。