【朝倉さや】民謡日本一の歌声に惚れました。

いつだったか、朝早く目が覚めてしまって、少し寝ぼけながらテレビのスイッチを入れたら、NHKの「はやウタ」とう番組がやっていました。*1
テレビをつけたのは、まぁ、どちらかといえば、時刻を確認するためのもの。起きなければいけない時間まではまだまだ余裕たっぷり。
で、その「はやウタ」の方は、演歌っぽいものばかりで、そういうのがあまり好きではない私としては、何だかなぁという気持ちになったのですが、チャンネルを変えるのも面倒くさいし、こんな時間に何か期待して観るようなものでもないし、しばらくボケーッと見ていました。そして、そこに出ていた一人の歌手の歌声に心を奪われました。

シンガーソングライターの朝倉さやさん、歌っていたのは「新・東京」という歌でした。


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正直なところ、楽曲そのものはあまりいいなとは思えなかったのですが、この人の声に惚れてしまいました。

声が高音でグーンと伸びるところで、個性的なビブラートがかかります。
これがとても心地良いのです。
どうやらこの人は、もともとは民謡の世界の人らしい。民謡日本一にもなっているそうです。
その高音のビブラートは、民謡のこぶしだったのです。

今までに民謡を聞いて、こぶしがいいななんて思ってことはありませんでした。全く興味の対象外。しかし、この人の声の響きは、民謡の世界を超越している。
例えば、イギリスだとかアイルランドに連れて行って、ケルト音楽などやらせたら、とても合うのではないかと思いました。でなければ、ブリティッシュロック。この声で、レッド・ツェッペリンなどカバーしても受けそうな気がします。
世界に出て挑戦してほしいなと思っています。あ、そうなったら英語の発音を完璧にマスターする必要がありそうですが。

一応、シンガーソングライターでして、自分でも曲を作っていますが、残念ながら歌詞が私に響いてくる曲はありませんでした。とてもローカルすぎて、世界を対象にできるような曲ではないし、もっとも日本語だからだめだし。ただ、私の好みではないというだけです。コアなファンの人は、きっと彼女のそういった曲が大好きな人もいると思うし、そういう人の気持ちも十分理解できます。
私は、この人が作った楽曲そのものはあまり好きではありませんが、この人の歌声を世界中に響かせたいと思いますし、世界で十分通用すると思っています。凄すぎる。

最近は、毎日のように、この歌声を聴いています。
何度聴いてもスゴイです。

この朝倉さやさん、とても明るくて親しみやすいキャラクターのようです。

もともと民謡日本一の人ですので、民謡を歌わせれば超一流です。そして、自分で作った曲以外でも、たくさんの歌をカバーしています。
特に圧巻なのは、数々の名曲を山形弁でカバーしているんです。山形弁でカバーしたアルバムも出ています。これ、サイコーです。


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山形弁に翻訳?するにあたっては、おばあちゃんの力を借りたのだとか。

こういうのって、注目を浴びるための手段のように思われてしまいそうだけど、それにしても、こんなにきれいに歌い上げてしまうと、これは一つのジャンルとして確立させてもいいのではないかと思っています。
とても新鮮に感じますし、そしてとてもあたたかい。何度聴いても全く飽きません。

とは言え、やっぱりこの人には、世界に出て挑戦してほしい。
これからずっと注目していきたいと思います。

 

特別お題「わたしの推し」でした。

*1:番組の名前を正確に書かなくちゃと思って、はやうたで検索したら、はやのうたという人物がヒットして、びっくりしました(笑)。