読書の記録 2022/1・2週 1/1(土)~9(日)

年を越したら部屋を片付けようと思っていたのですが、なかなか体が思うように動かなくてはかどりません。散らかっている原因は、あきらかに本なのですが、本を整理するための棚が、ちっこいのが一つあるだけなのです。そろそろいらない本を処分するときが来ているのだなと、実感しています。

本の記録 借りてきた本・買ってきた本

前週までに図書館で借りていた本

糖質制限の大百科 江部康二監修

レシピ中心で自分の知っている話ばかりだと思っていましたが、ペラペラめくってみると、自分にとって新しい知見もあり、もっとしっかりと読んでおけば良かったと思っています。もうすぐ期限になってしまうので、またあらためて借りてみようと思います。

半歩遅れの読書術Ⅰ私のとっておきの楽しみかた 日本経済新聞社
文春ムック 文芸春秋オピニオン2021年の論点100

今のところ、当初のお目当てだった、鬱がウィルスによるものだと主張している近藤一博さんの記事だけ読みました。私にはウィルスだけが原因だとは思えませんが、いろいろな考えがあって、さまざまな可能性から研究するのはありだと思っていますので、とても興味深く読みました。でも、ウィルス原因説なら、脳の働きが滞っているというのとは少し違うことになってしまうので、私の興味の対象外になってしまうのかなぁ、と思いました。

できない相談 森絵都

今週、図書館で借りた本

食事でよくなる!子どもの発達障害 ともだかずこ著・藤川徳美監修
医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる 藤川徳美著(読了)

少し前に読んだ同じ著者の「うつ消しごはん」と重複している部分がたくさんあって、あらためて読む必要もないのかなとも思いましたが、読み進めてみると新しい発見もあり、結局最後まで読んでしまいました。
今の日本に栄養失調はないと思われていますが、実際にはほとんどの人が質的栄養失調ともいえる状態です。しっかりと栄養をとり、足りない分はサプリメントで補う。そうすることで、薬も必要なくなるし、体調を改善できるというもの。
まぁ、「すべて」と言ってしまうのはどうかと思いますが、自分自身、中途半端ではありますがゆるくやって、かなり改善されたこともあり、バカにはできないと思っています。
特に糖質制限たんぱく質と鉄をしっかり摂ることを、強調しています。
特に女性の鉄不足は深刻です。血液検査で鉄に問題がなくても、フェリチンという項目もとても重要なのだそうです。
フェリチンは鉄とたんぱく質が結びついてできるもの。例えば女性が月経で出血して鉄を大量に失った場合、このフェリチンから鉄を供給するのだそうです。フェリチンの数値が低いことを隠れ貧血というような言い方もするようです。フェリチンの数値が十分にあれば、出血等で鉄を失っても恐れることは何もない。逆に言えば、血液検査で鉄が十分な数値だったからと言って安心することなかれ。フェリチンの数値が上がるまで、しっかりと鉄は摂りましょうということです。ただし、残念ながら、フェリチンの数値まで血液検査で調べようとすると、保険が効かないこともあります。通常の検診の項目にもないのです。残念。
私のことについて言えば、この著者の他の本やブログ等を読んでみると、ある種のビタミン、ミネラルが、吃音にも効果があるとしています。飲むサプリメントの量が、この栄養療法を経験したことのない人には、ちょっと不安になるくらいの半端ない量になるので、少し怖い感じがして、なかなか本格的に取り組めなかったのでした。本当なら、やっぱり医師の指導の下で実践したいところですが、著者は、自分の健康は自分で勉強して守るという立場をとっていますし、保険がきかない場合もあります。ただこの本では、危険ではない飲み方も紹介していますし、それならちょっとやってみようかなという気持ちに傾いています。

家庭と保育園・幼稚園で知っておきたい吃音・チック・トゥレット症候群 藤野博監修(読了)

吃音等の障害を持った子供に対して、どのように接したらよいかという内容です。
読んでいて、子供のころをたくさん思い出して、涙が出てしまいました。
大人の中に、たとえ一人でも、この本に書いてあるような対応をしてくれた人がいたら、子供の頃の私はとても救われたのではないかと思います。

ポリヴェーガル理論入門 ステファン・W・ポージェス著

以前に借りて読んだのですが、全部読み切らないうちに貸出期限が来てしまったので、また借り直しました。前回はあれほど興味深く読んだのに、すでに少し飽きています。
この本を読んで、自分で何かをやってみることに何らかの参考になるものでもなく、(お金のかかる)セラピーに引き込むためのもの?ポリヴェーガル理論にのっとって、何かをしようと思えば、やはり高額な費用が必要なのかな。どちらかというと、セラピストのための本であるような気がしました。

その他

僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ著(読了)

やっと読み終わりました。すごく評判の高い本ですが、その評価には十分に頷けます。内容は本当に面白いし、さらに文章がとてもわかりやすくて、読書が苦手な人でも入ってくると思います。時間がかかったのは、読もうと思ったらどこに置いたか忘れてしまっていて、なかなか見つからなかったからでした。実際には、とても目につきやすいところに普通に置いてあったのですが、カバーがかけてあったし、その他のカバーがかけてあった本と一緒に積んでしまったのが、見つからなかった原因でした。一体私は何をやっていたのだろう?
差別について書かれている本ですが、それ以上に私には、著者の息子さんのなんといい子なんだろう!という、そこに惹き込まれました。この子がこれからどんな風に成長していくのか、とても気になります。続きも出ていますし、文庫本が出たら読んでみようと思います。たぶん、借りようと思って図書館に予約しても、ずいぶんと長く待つことになるのでしょう。きっと、文庫本が出る方が先のような気もします。

 

今週は以上です。