体調不良の原因は、まさかの塩不足でした。

こないだの週間歩記録の記事(週間歩記録 2022/第1・2週 1/1(土)~9(日) - 通りすがりのものですが)にも書きましたが、最近は何となく体調が良くなかったのです。
病気というほどのことでもなくて、そして疲れているという感じでもない。ただ何となく体が重かったり、なぜか何もやる気が起きなかったり。それでも、お腹は空くのですが。

そんなわけで、元日以来ずっと、ただダラダラと過ごす毎日だったのですが、体を動かせば少しは戻るかなと思い、久しぶりに片道26㎞のパン屋さんまで歩いて出かけてみたのです。
家を出る時は、往復歩こうと思っていました。その時はまだ、元気も残っていましたし、まぁ何とかなるだろうくらいの気持ちでした。

それが、そのパン屋さんにそろそろ着くという頃になったら、心拍数が跳ね上がりまして、そして少し息苦しくて胸が苦しい。
自分でも自分に何があったのか、わけわかりません。

最近始めたサプリメントが原因なのか、それとも、MEC食等の糖質制限が原因なのか、駅前の広場のベンチに座って、ネットでいろいろと調べてみました。
しかしながら、参考になるような記事は見つかりません。

それよりも本当に苦しくて、だからと言って、すぐに何か起こるというほどの苦しさでもないのですが、なぜか急に弱気になってしまったのです。
俺、もしかしてもうすぐ死ぬんじゃないかって。

大好きなアイスやチョコレートを我慢して、糖質制限やらサプリメントやら、はたまた吃音を直してやろうとか、そういうことが急に虚しくなってしまって、その時に思いました、今日は帰りにチョコレートのアイスを買って帰ろう。
それだけを心のよりどころにして、当初の予定を変更して、電車で帰りました。

家に帰ってからも、全身の筋肉は攣るし、胸の苦しさは止まらないし、心拍数は上がったままだし。
筋肉が攣るから、体も自由に動かせないのですよ。
攣るのはマグネシウムが足りないから?這う這うの体で動いて、なんとかにがりを取り出して、ルイボスティーに入れて飲みました。
とりあえず、筋肉が攣るのはおさまりました。

しかし、胸の苦しさは相変わらず。

横になっている方が少しは楽なので、ゴロゴロしながら、江部康二先生の糖質制限の本を広げました。もうやめたほうが良いのかなとか考えながら。
もう少しで返却期限になってしまうので、最後の最後で、少しでも読んでおきたいという気持ちもありました。

そして、その本の中に「塩分はしっかり摂りなさい」ということが書いてあったのです。
健康のための本に、塩分を摂りなさいと書いてある。なかなかお目にかかれるものではありません。大抵は、塩分は控えなさいと書いてあるはず。しかし、糖質制限をすると、どうしても塩分が不足がちになるのだそうです。

塩分が不足すると、人体は血液の量を減らして、塩分濃度を維持しようとするということです。そして、少ない血液を体全体に行き渡らせようと、心臓が頑張ってしまうのですね。こうして頻脈が起きるということのようです。

実は、元日の献血の時、心拍数が100を超えていて、この時からすでに始まっていたようです。
この時は、直前に、紀伊國屋書店の階段をたくさん上り下りしていたので、それが原因だとばかり思っていました。
献血では、心拍数が100を超えると、採血してくれないのです。
医師の立会いの下、もう一度心拍数を測って、ぎりぎりで100を切ったのでした。

早速、今日の食事の味付けを、いつもよりも少し濃くしてみました。
あらら、あっという間に、元に戻りました。
今まで、あんなに体調が悪かったのが信じられないくらい、元気になりました。
心拍数も、60~70くらいの間になりました。

まだしばらく、サプリメント糖質制限も続けようと思います。
買ってきたアイスは、せっかくだから食べちゃったけど。
いや、これからは、我慢しすぎないようにしよう。うん、それが良い...

塩だけではなくて、どちらかというとネガティブなイメージの、コレステロールや脂質、これって、みんな身体にはなくてはならないものなのですよね。
無理やりたくさん摂り過ぎるようなことがなければ、体のシステムが健全に作動している限り、多少摂り過ぎてもなんてことはないようです。
塩分は使わなければそのうち排出されるし、コレステロールや脂質も、体を作るのに絶対に必要な要素ですし、またエネルギーにも使われる。
ところが、糖だけはそういうわけにはいかないようです。
使わないとどんどん蓄積されて悪さをする。

また、必要な分は体内で合成されるので、摂らなくても大丈夫なものなのです。
外から摂ると、インスリンが分泌されて、肥満の原因になってしまう。

まぁ、甘いものをはじめとする糖質のものは、少なくとも現代の糖質過多になっている日本の食生活では、意識して摂り過ぎないように注意するに越したことはないようです。でも、やっぱり、チョコレートとアイスは食べたいのです。
たんぱく質や脂質をしっかり摂ると、糖質のものは食べたくなくなると江部先生も藤川先生も仰っていますが、それは何かの間違いとしか言いようがありません。少なくとも私の場合は。
チョコレートとアイスはやめられないし、やめたくないので、これからは、その他の糖質はできるだけ我慢しようかなと思っています。
やっぱり、甘いものは心のサプリメントですよね、とお茶を濁しておきます。