読書の記録 2022/6週 1/31(月)~2/6(日)

じっくり読みたいと思って買ってきた本があるのに、買うほどでもないなと思って借りてくる本を優先して読んでいることに、なんだか矛盾を感じています。
どこかでこのサイクルを切らなければとは思うのですが、気になるとついつい予約を入れてしまって...
今週はちょっと大変なことになっています。
だって、こんなに分厚いとは思ってなかったんだもん。

 

本の記録 借りてきた本・買ってきた本

前週までに図書館で借りていた本

健康自主管理のための栄養学 三石巌著 (読了)

「三石理論による健康自主管理システム」の第1巻です。
もともとは著者ご自身の健康管理のために研究を始めて、そして立ち上げた分子栄養学。
住んでいた地域の工場から排出された鉛が原因で、糖尿病になってしまったことが始まり。三石先生は物理学者ですから、理屈が伴わない今までの栄養学が受け入れがたかったのでしょう。遺伝子レベル、DNAレベルまで掘り下げて、分子生物学上に新しい栄養学を作り上げました。

基本はタンパク質、ビタミン、ミネラルの3本柱ですが、この本には誰でも理解できるようにと、できるだけ専門用語など、難しい言葉を使わないで、易しい言葉で分子栄養学の考え方を説明しています。
例えば、分子栄養学といえば、ビタミンC などのメガドーズ(大量投与)が思い浮かびますが、なぜたくさん摂らなければならないのか、そういったことができるだけ易しい言葉で書いてあります。

栄養に対しての考え方は、どんどん新しくなっていて、この本は少し古くなっているようですが、未だにその道の人にはこの三石理論は高く評価されています。

栄養に興味のある人には、この本でなくても、三石巌先生の本は是非一度読んでいただきたいなと思っています。

健康自主管理と食品の常識 三石巌著 (読了)

「三石理論による健康自主管理システム」の第2巻です。

今度はいろいろな食品について、それぞれ説明しています。

例えば、栄養の専門家の人ですと、白米や白砂糖を否定する人が多い中、三石先生は、玄米や黒砂糖の悪い点を挙げて、そこからネガティブな要素を削り取ったこの白米、白砂糖のどこが悪いの?といった立場です。確かに、摂れなくなってしまう栄養はあるけれども、そんなもんサプリメントで補完すれば良いじゃないか。

サプリメントは栄養補助食品という名前がついていますが、三石先生は、栄養補完食品というほうが実情に合っているのではないかと言います。

もちろん食事は大切。でも、現実問題として、どんなに気を配って食事を摂ったとしても、全ての栄養の必要量を食事から摂るのはとても難しい。
栄養は必要なものを必要量全てを摂らないと意味がないと考えています。
バランスの良い食事?あほくさい。大切なのはバランスではなくて、必要なすべての栄養を必要量きっちりとることなのです。
よく「良質」のたんぱく質...などという言葉を使いますが、何をもって良質というのか?
三石流に言えば、最も良質なタンパク質の食材は、たまごとしじみです。これらには人間が必要としているタンパク質をとても良いバランスで全て含んでいます。しかし、これらであっても、必要量を摂るのはとても難しい。
食事では足りない栄養を、サプリメントで補完するということです。

この本に書いてあった、コレステロールについての記述を紹介しておきましょう。

コレステロールは人間の体の中でも合成されます。
コレステロールの高いものを控えても、体内で合成されるのですから、コレステロール値を下げることにはなりません。むしろ、コレステロールをしっかり摂ると、体がコレステロールを作る負担を下げることができます。
身体が必要としているから、コレステロールが合成されるのです。
それならなぜ高い数値になってしまうのかということになりますが、それは出来上がってしまったコレステロールを分解できていないから。
三石先生によれば、コレステロールを分解するには、ビタミンCが必要です。つまり、高コレステロールの人は、ビタミンCが足りていないのではということを疑うべきだということです。*1

この「三石理論による健康自主管理システム」のシリーズは、第5巻までありますので、最後まで読みたいと思っています。

今週、図書館で借りた本

順番待ちだったものが一気に来てしまい焦りました。
今週は土曜日に借りてきたので、今のところほとんど読んでいません。

独学大全 読書猿著

予約したのがずいぶんと前になりますので、どういった経緯で読もうと思ったのかも、すでに忘れてしまっています。
それにしても分厚い。他にもいろいろ借りてきてしまったので、すでに諦めモードになっています(笑)。

1%の努力 ひろゆき

まぁ、とりあえず、です。

お金をかけないアンチエイジング!若さを保つ栄養メソッド 藤川徳美著

最近いろいろ読んでいる、藤川徳美先生の最新刊です。たまたまなのですが、最近私が気になっているマグネシウムについてたくさん書かれているようです。
ちょっと楽しみにしています。

脳の寿命を延ばす「脳エネルギー」革命 ブドウ糖神話の崩壊とケトン体の常識 佐藤拓己著

脳の栄養はブドウ糖だけだと言われていますが、糖質制限はどのように影響してしまうのか、とても興味がありました。実際には、糖が枯渇してもケトン体という物質が生成されて、糖の代わりをするのだとか。

甘いものをたくさん食べていた頃って、脳がものすごく働いているか、または眠くて仕方なくなっているか、そのどちらかだったような気がします。

最後まで読み切れるかな?ちょっと心配ですが、楽しみです。

真夜中の図書館 谷山浩子

谷山浩子さんの音楽が気になって、図書館でCDを借りようと思い検索した時に、この人は結構いろいろと本を書いているのを知りました。
何となく、どのような考えの人なのか、脳の中を見てみたい気持ちになり、テキトーに本を借りてみました。
パラパラとめくってみて、どうやら谷山さんが読んだ童話や児童文学について、谷山さんなりの視点で紹介している、そういう本のようです。
谷山さんって、私が中学生の頃の印象では、「不思議ちゃん」なのです。
でも、それって、童話や児童文学の世界のことなのかも。
私は子供の頃に絵本や童話などを読んだ記憶がほとんどありません。大人に読み聞かせをしてもらった記憶もありません。
そのかわりと言ってしまえばナンですが、家には新聞がたくさんあって、いつもそれを読んでいた記憶があります。
家業でのつきあいでどんどん増えてしまったのですが、読売、朝日、日経、この3紙はいつも必ずあって、あとはスポット的に、サンケイ、毎日、東京、さらには聖教新聞赤旗まで。ついでに報知新聞(スポーツ紙)まで。父が日経、祖父が読売、その他はほとんど誰も読まなかったので、子供が独占しても、誰も文句を言いませんでした。
知らない漢字を飛ばして読んだり、飛ばすとわからなくなってしまう時は、大人に聞いてみたり...面倒くさい子どもだったかもしれません。
そんなんだから、子供向けのものを読むとか、ガキっぽくていやだなとガキのくせに思っていた節があります。

でも最近になって、とある本のブログを読んでみて、それに影響されて絵本や児童文学を読んでみるようになると、それがとても良いのです。
もしかして、その経験が、あらためて谷山浩子さんの曲を聴いてすんなりと入ってくるようになった原因なのかな、そんな気がしています。
この本もちょっと楽しみにしています。

今回は以上で終わりです。

*1:この本の記述ではありませんが、さらに加えれば、コレステロールが分解されて胆汁が合成されます。胆汁は脂質を乳化して吸収するのに重要な役割をします。食べ物の消化がうまく進まなければ、胆汁を持て余すことになります。つまりは、コレステロール値を下げようとしたら、順調な便通がとても大事なのだそうです。