先日の記事で、谷山浩子さんの「お早うございますの帽子屋さん」のことを書いたら、ほし(star-watch0705)さんからこんなブクマコメントをいただきました。
お早うございますの保育士さん - 通りすがりのものですが
谷山浩子さんの曲、かっこいいですね。なんとなく70年代ロックの香りがする……。
2022/02/19 09:53
なるほどなぁと納得してしまいました。私もこの曲はとてもかっこいいと思っていたのですが、どう表現すれば良いのか、うまい言葉が見つかりませんでした。ほしさんの音楽の興味の幅はとても広いので、そういったことに気が付くのでしょう。
私の音楽好きの友人は、どのアーティストが誰に影響を受けているのか、その系譜を探るのが趣味だという人がいます。彼によれば、どんなに個性的な新しい音楽でも、必ず誰かに影響を受けているというのです。たとえ自分で意識していなくても、無意識のうちに影響を受けていることも。
谷山さんは他の人の音楽をほとんど聴かないと言っていますが、70年代というと、中学生から高校生だった頃になりますね。この「お早うございますの帽子屋さん」も70年代に作られた曲ですし、自分で意識して聴いていなくても、自然と耳にそういった70年代のロックが入ってきた環境に育っていたのかもしれませんね。
小さい頃からピアノを習っていて、早々と嫌になってあきらめたそうですが、もしかしたらクラシックよりも、ふと耳にしたその頃のロックが楽しいと感じてしまったのかもしれません。
例えば、さだまさしさんは、本気でプロのバイオリニストを目指していたのが、加山雄三さんの歌を聴いて、そちらの方に気持ちが行ってしまったそうです。せっかく積み上げてきたのに、ギターを弾いて歌っている方が楽しくなってしまった。本格的なクラシックのレッスンを受けさせるために、お母様が大変な苦労をなされたそうです。それなのに...なんと親不孝な息子...。
私が子供の頃にギターを弾きたいと思ったのは、やっぱりさださんや長渕剛さん等、ギターを弾いて自分で作った歌を自分で歌っているのがとてもかっこよく思えたからでして、もしも私が曲を作ったらどんな感じになるのだろう?(笑)
本当は中学生の頃に少しやってみたことがありますが、才能が無さ過ぎて、1曲すら完成せずに撃沈でした。もちろん誰にもずっと秘密にしていました。
でも、生きているうちに、1曲くらいは作ってみたいなぁ(笑)。
谷山浩子さんの曲の全てが、70年代ロックのカッコよさを持っているわけでもなく、歌詞も湿ったものも多いのですが、この曲もかっこいいなと思っています。歌詞はNHKの「みんなのうた」で出てきそうな感じですけど(笑)、
何となく懐かしくなって、YouTubeで谷山浩子さんのオールナイトニッポンを聞いてみました。もう40年前くらいのものです。こんなのアップしている人もいるのですねぇ(笑)。当時は不思議ちゃんというイメージがあったのですが、聞いてみるととてもハイテンションなんですね。自分が持っていた印象とはだいぶ違っていて、ぶっ飛びました。
だってねぇ、曲をかける時に、あみんの岡村孝子さんではない方の人のことを、大きいのに目立たない、あまり歌っていない方の人と言ってみたり...
確かに間違いではないような気もするけど(笑)、今ならその言い方はちょっとやばいような気もします。ある意味、いい時代だったのかな。
特に中島みゆきさんとはとても仲が良いようで、ゲストでみゆきさんが出てきた時の2人のハイテンションぶりは、ファンなら必聴です(笑)。あくまで、ファンなら。
なかなかそんな人はいないと思いますけど。
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この1年くらいで、私にしては珍しく、新しく興味を持つアーティストが一気に増えました。
コトリンゴさん、朝倉さやさん、小谷美紗子さん。
朝倉さやさんはどちらかというと三味線なので、別として、ピアノを弾きながら歌う女性のアーティストが多くなってきました。
若い頃は、ギターを弾きながら歌う男性のアーティストが多かったのに。
自分としてはとても意外な変化なのでした。
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ラジオを聞いていた時にかかった曲で、ふと気になったのがこちらです。
鈴木愛理ちゃんの「笑顔」。
アイドルっぽい歌は聴く気になれませんが、この歌は愛理ちゃんが自分のことを歌っているような、自分と重ねて歌っているような、そんな感じがして、とてもいいです。
(もちろん自分で作った曲ではないです)
こんな感じで歌っている曲だけを収録したアルバムを出せばいいのになぁ。ギターでもピアノでも弾けるようになって、弾き語りでやってみて欲しいなぁ。
そんなのが出たら、絶対に買いたいです。
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ロシアのウクライナ侵攻が始まってしまいました。
私はちょっと勉強不足なので、事態がよくわかっていないのですが、人が殺し合いをする事態だけは何とかならないかと願っております。
ウクライナの人達に思いを寄せて、しばらくは日本で活動しているウクライナ人の、歌手でバンドゥーラ奏者、ナターシャ・グジーさんの曲でも聴くことにします。