猫だんな日記 2022/5/30

夕方になって家に帰ってくると、玄関から少し離れたところにべろ~んと寝っ転がっていました。パトロールは暫しお休みのようです。すぐに私に気が付いて、こちらに向かって歩いてきました。
そこにお隣のお兄さんが帰ってきました。
このお兄さんは、少し離れた別の場所に住んでいるのです。お隣はお母様の一人暮らし。うちの母よりも年上のはず。かなり高齢です。少し前までは元気に外に出回っていましたが、一気に活力がなくなってしまった感じです。とりあえず会えば軽く雑談くらいはできるので、認知症とかではないみたい。
お兄さんはほぼ毎日来て、身のまわりのことをやっているようです。ゴミ出しとか買い物とか。

だんなはこのお兄さんが苦手なはず。逃げちゃうかなと思ったら、今日は大丈夫だった見たい。さっと避けて、私の方へ一目散でした。ニャァ~。

私の足下まで来たら、早速ゴロン。
最近は食べることよりも、コチョコチョして欲しいみたいです。

ここをやってというように、私が手の位置を動かさなくても、自ら微妙に動かしてきます。
ただ困ったことに、いつもこれをやるのが道の真ん中なのです。
人が通る分には特に問題はないけれども、狭い路地ですので、自転車が来るとかなり邪魔になります。ときどき抱っこして端に持って行くのですが、これが全然暴れないし、嫌がらないんですよね。むしろそれを望んでいるかのようです。らくちんなのかな。

隣りのお兄さんがそれを見て、「へぇ~、ずいぶん慣れているんだね」って。

そのお兄さんが行ってしまったら、今度は私の足下をグルグル回り始めました。
1本いっとく?

1本食べ終わったところで、周りを見回しています。
あ、本命お姉さんがアパートの周りを掃除していました。
もう行っちゃうのかな?と思ったら、またゴロンと転がりました。
え?まだコチョコチョするの?

だんなは本命お姉さんの方をじっと見ながら、私にコチョコチョされています。
気持ち良さそうです。でも、なかなか本命お姉さんの方に行こうとしません。

そこに仕事を終えた美容院のお姉さんが通りかかりました。
「あら、かわいい♡」
いつもならこのお姉さんでもついていくのに、今日はコチョコチョの方が良いみたい。
もうそろそろおしまいにしたいなぁと思っていた時、本命お姉さんが掃除を終えて、自分の部屋の方へ階段を昇っていきました。
その瞬間、だんなはスクッと立ち上がって、本命お姉さんを追いかけていきました。
尻尾をピンと立てていました。
私にはこれはしないですね。私の方へやってくるときは、いつも尻尾はダランと下がっています。

どうしたって、本命お姉さんには敵わないんだなぁ...(笑)。