今日は焼き芋を食べる日。2022/6/23

私は新しい出会いのウキウキよりも失った時の悲しみの方が強くて、いつまでも心の中にとどめておきたいという気持ちがとても強いのです。
そんなわけで物をなかなか捨てられなくて困っておりますが、生きているものの場合、どうしたって必ず別れがやって来てしまう。

その人を心の中にとどめておきたいと思った時、思いついたのが、故人が好きだったものを命日や月命日にいただくこと。ただの食いしん坊だという説もありますが、結構気に入っています。

ちなみに祖父の月命日には、まぐろのブツ切りと焼のり。命日になると、そこに塩豆が加わります。
父の月命日にはあなご。土用丑の日などでも、うなぎなんてそんな脂っこいもの食えるかと、あなごを愛でていました。
お寿司にしたり、天ぷらにしたり。
父は「ひ」を「し」と発音してしまう江戸っ子でした。生まれた場所、住んでいた場所が東京とは言え、江戸と言えるかどうかは何とも言えませんが。

ブログで仲良くして下さっていたおりょー♪さんが亡くなって、やっぱりおりょー♪さんのことを忘れないでいたいと思った時に、好きなものって何だろう?で思いついたのが焼いもです。おりょー♪さんも基本的には食いしん坊なので、食べ物についてはいろいろと書いていましたが、その中でも焼いもについては、熱く語っていたという印象が強いです。

だから、おりょー♪さんの月命日に合わせて、毎月23日は焼いもを食べる日なのです。

暑くなってきても、いたるところで焼いもを売っていますね。ありがたいことです。
でも、どこに行っても、ほとんどがねっとり系の紅はるかなのです。
次の収穫の時期まで、他の品種に巡り会うことはないだろうなと諦めていたのですが、2週間ほど前でしょうか、紅あずまを見つけました。

4月に焼いもを買った、オーケーストア南○○店です。

 

tohost3250303.hatenablog.com

4月に行った時は、紅天使(業者さんのオリジナルブランド。品種は紅はるか)と紅はるかを売っていたのが、紅はるかに代わって、紅あずまになっていました。
6月23日当日まで、紅あずまが続きますようにお祈りしながら、そのお店に行く度にチェックしていました。

お陰さまでやっと紅あずまの焼いもを買うことができました。

それにしてもデカい。

一口め。
ん?ねっとりした食感。これじゃぁ紅はるかと変わらないじゃないの!
と思ったのですが、
二口め。
あれ?ホクホクした食感も残ってる!
太いところに差し掛かると、完全にホクホク系の焼いもでした。
やっと巡り会えたという感じ。お茶が欲しくなるくらいのホクホクさ。

結局、お茶ではなくて、業スーのノンアルビールで流し込みましたけど(笑)。

夕方に買ってきたので、食べたのは晩ごはんの後。
ものすごい食べ応えで、最後まで食べるのは結構つらかったな。
でも、ものすごい満足感です。ごちそうさまでした。

来月はおりょー♪さんの命日になります。
今度は専門店でグレードアップしようかな...。

 

最近、焼いもで一番使われている紅はるか。
比較的新しい品種で、まだ本格的に流通する前、試験的に作付けされたものが私が勤めていたスーパーにも回ってきたんですね。
1回こっきりの入荷だっただったのですが、一度買ったお客様がおいしかったよってまたすぐに買いに来てくれたり、聞き慣れない名前だけどまた入荷するのかなど電話で問い合わせがあったりで、初めからものすごい好評でした。

でも私は紅あずまの方が好きだな。