日本人って、基本やさしいね

いつだったか、テレビで世界的な建築家の安藤忠雄さんが、日本はデザイン大国だって言っていたのですよ。
へぇー?どんなことなの?と思って聞いていたら、施工の難しいデザインだと、外国の職人さんは、

そんなの出来るわけないだろ

でお終い。まぁ、それでも何とか説得してやってもらうのだそうですけど。

で、日本の職人さんの場合、やっぱり最初は外国の職人さんと同じで、

そんなの出来るわけないだろ

でも、日本の職人さんは、それで終わらない。その次に

俺以外に

という言葉がくっつくのですって。

俺にしかそんなのできないよ、俺に任せろっていう事。

難しいデザインでも、職人さんのプロ意識が、それを具現化してくれる。
日本の職人さんってすごいから、日本のデザイナーの人たち、もっと自由な発想をしても良いんだよ、もっと頑張れよとエールを送っているのだと思いました。

かっこいいね、職人さん。文句を言ってもやることはやる。
何となく、笑いながら怒っている人をイメージしてしまった、


www.youtube.com

ちょっと違いますね(笑)。

仕事でも社会的なことでも、文句は言っても協力は惜しまない、これって日本人の特性なのかな?

この暑さの中、電気が足りないって節電の要請。

よく読ませていただいているブログには、冗談じゃないよって、文句の一つ二つ三つ、書いているものがいくつかありましたけど、皆さん、文句を言いながらも節電に協力しているんですよね。

何というか、やさしい日本人、そう思ってしまった。みんなやさしい。

日本っていう国は、こういうやさしい人たちに支えられて成り立っているんだなと、つくづく思いました。
それに引き換え、政治家ってやつは...。
ちょっと甘えすぎなんじゃないですかね、この日本人のやさしさに。
票集めだとかお金集めだとか、それも大切かもしれないけど、もっとちゃんと仕事してくれよなって。

だって、この「先進国日本」で、何か大きな事故があったわけでもないのに、電気が足りないってどういう事よ。この暑さが想定外とでも言うのでしょうか?
例えば原発を動かさないなら、それはそれで前もって何か手を打たなければいけないんじゃないの?
それができないのなら、批判を受けてでも、原発を動かす決断をするのも政治家の役割。政治家の仕事って、重い決断を一般庶民になり代わってすること。ものすごいプレッシャーだと思うし、結果責任も問われる。その分、いろいろな特権も与えられているのに、その決断をしてくれないんですね。
え?これって電力会社の責任なの?

私は基本的に原発反対ですけど、そこのところは冷静にならなければと思っています。

もうすぐ参院選ですね。
結局、心からこの人、この党に投票したいというのがありません。
どんなに崇高な政策を掲げても、それを遂行してくれるという信頼が持てません。
本当は自民党は信用できないなと思っていても、政権担当能力は他の党にはない。
もう、これは民主党政権の時に、トラウマになってしまったよね。あの党は空中分解していたから。自滅。

今回は衆院選ではないのでアレですけど、政権選択選挙だとしたら、自民党員になって総裁選挙に投票するのが最善の政権選択選挙の参加の仕方のような気がします。

選挙といったらうるさいし、選挙カーからは候補者ではないきれいなお姉さんが手を振っていたり、なんだか力が抜けちゃう。きれいなお姉さんは嫌ではないけど。
もちろん投票はするけれど、結局、何の代わり映えのしない結果になるのだろうな。

ふと、思ったのです。
ふるさと納税をした場合、その自治体の選挙区に投票できるようにならないかって。
今の選挙のあり方では、国民のほとんどがこいつは当選して欲しくないと思っている人でも、たかが小さな地区で支持を集めれば当選できてしまうけど、それが難しくなる。
1票の格差でゴタゴタすることもなくなると思うし。
大混乱が起きそう。
ま、これを法律として決めるのは、最終的には与党の議員さんなので、自分で自分の首を絞めることは絶対にしないとは思うけど。

でも、これは絶対に選挙が楽しくなるよ。絶対に(笑)。
投票率アップと、ふるさと納税による地方の活性化。いいと思うんだけどな。フフフ…。