つぶあんとこしあんは、求められるものが違うのだなと思ったこと

お盆に合わせて、おはぎを作りました。
たくさん作りますので、あんこもつぶあんこしあん両方とも作りました。

つぶあん

こしあん

あんこを作っていると、その過程で水を流してしまい、これってあずきの栄養も一緒に流してしまっているのではないかって、ずっと気になっていました。
とは言え、小豆には過敏性腸症候群の人はあまり摂らない方がよい成分も含まれていています。
小豆を水にさらして煮汁を流してしまうというのは、その成分を流すことにもなり、お腹の弱い人にとっては、それなりに意味のあることではあります。

でも、気になったらやってみたくなる性分ですので、いろいろと調べると、煮る前にあずきを乾煎りすることによって、渋きりをしなくてもえぐみを抑えられるらしい。

tohost3250303.hatenablog.com

早い話が、乾煎りしたら、あとは渋きりしないで煮るだけの製法です。
こないだはつぶあんをこの製法で作ったのですが、今回はこしあんでも作ってみたのですよ。

最初に結論を言ってしまうと、やっぱりこしあんではキツイなと思いました。

裏ごししたら水にさらして皮と呉(豆の中身)に分けるのですが、流した水を捨てないで、呉と一緒に煮詰めていくことになります。
これだけの水を煮詰めるのは、このエネルギー不足の中、ややいけないことをしているような気になってきてしまった(笑)。

また、えぐみが抑えられると言っても、どうしても雑味は残るわけでして。

つぶあんの時は、それほど気にならなかったんですよね。
むしろ味に深みが出て、おいしいなと思ったくらいでした。

でも、こしあんだと、皮がないせいで直に味を感じてしまうのか、この雑味がとても気になります。

もともと私は、こしあんの雑味のない上品さが好きでした。
こしあんは今まで通りでも良いかな。
栄養を捨ててしまうのはもったいないので、日常的に使うのはやめておいて、贅沢したい時限定にしようかな。

ちなみに小豆の煮汁は、これでタコを茹でると、タコが固くならないと言います。
何度かやったこともありますが、とてもやわらかく煮あがります。

生のたこを茹でるなんてことは、一般の家庭では、あまりやらないですよね。
だいたい、生のタコなんてなかなか売ってないし。

とは言え、栄養が詰まっている煮汁です。
簡単に捨ててしまうのはもったいない。
タコで役に立つなら、他にもなにかあるはず。
ちょっと調べて試してみたいと思ってしまいました。