身体は食べたものでできているというのなら、食べに行くならこんなお店に行きたいという話。

もう遠い昔の話になりますが、アイドルはトイレに行かないと、誰もが信じて疑わない時代がありました。しかし、私はアイドルでもトイレに行くと知っていました。
中学生の時、私の同級生がテレビ局に侵入しました。
アイドル目当てです。
今なら警備も厳重で、あり得ないことでしょう。当時はまだ大らかだったんだな。
彼はトイレから出てきた小○今日子を捕まえて、一緒に写真を撮ってもらっていました。その写真、私も見せてもらったことがありますので、間違いないです。少なくとも○泉今日子はトイレに行くことが判明してしまったのです。
当時は写真を加工するなんて簡単なことではないので、あの写真は間違いなく小泉○日子本人だったと思います。

えっと、何が言いたいかといいますと、トイレに行かないと思われているアイドルの人達、アイドル活動に行き詰ったら、その時はお寿司屋さんに転職するのもありなのかなと思いました。
ときどき思うのですよ。
ま、私がお寿司屋さん、それもカウンターに座って目の前で職人が握ってくれるようなお店に行くことはまずないのですが、この職人さんがトイレに行くことを想像してしまうと、食欲が一気に減退してしまいそうです。
え?さっき、○んこ触った手で握っているの?
やはり幻想でも良いから、トイレに行くことをイメージされないというのは、この職業にとっては、とても有利なのではないかと思いました。
でも、もしもアイドルが寿司を握っていたら、そのアイドル推しの人たちは、こぞって押しかけそうです。中には変態趣味の人もいて、トイレから出てきたところで握って欲しいという人も......いないことを願います。
あ、私はアイドルは興味ないので行きませんけど。

そうでなくとも、料理人の見た目はとても気になります。
決して顔立ちが整っているとか、そういう事ではないですけど。
清潔感はもちろんですが、健康かどうかという点については、とても気になるのです。

こないだ本屋さんを物色していたら、「あなたは半年前に食べたものでできている」という本が目に留まりました。だいたい内容は想像できるし、本屋さんの前でお祭りをやっていて、とてもうるさくて、ゆっくり本を見る余裕もなく、その本はスルーしていしまいました。
でも、以前に読んだ本では、身体の細胞は7年間ですべて入れ替わると書いてありましたし、その細胞だって、食べたものを材料として作られるわけです。
筋肉や骨はもちろんですが、感情をつかさどる神経伝達物質やアドレナリンやコルチゾールのようなホルモンだって、食べたものでできているわけです。
そう考えると、遺伝によるものもありますので全てとは言いませんが、今まで何を食べてきたかは、その人の人間性にかなり影響を与えているのではないかと思うのです。

料理人の人って、研究のために自分以外の誰かが作ったものを食べたり、仕事とプライベートは別だと、家では一切料理しない人もいるかとは思います。
しかし、基本的には、自分で作った料理を一番たくさん食べているのではないでしょうか?
それがどういうことかと言いますと、チェーン店のように本部から食材が送られてきて、それをマニュアル通りに処理するお店は別として、主に個人店ならば、そのお店に通い続けると、そのお店の料理人に心身ともに人間性が寄っていく可能性があるのです。
そう考えると、どうしても不健康そうに見える人が作っている料理を食べる気にはならないのです。また、不機嫌そうな人が作っている料理も同じです。

健康を損なわない程度にふくよかな人ならともかく、少し前の私のように、メタボな人とか。
もうお亡くなりになってしまいましたが、ちょっとしゃべっただけでも叱られてしまう、いつもピリピリした雰囲気の神経質なラーメン屋さんとか。
また、たいめいけんに通うと、肌が黒くなってしまいそうですし...。

(何のことやらわからない人は、スルーしてくださいね。)

私の人生もこの先それほど長くはないと思いますし、この残された人生、心身ともに健康でいつもニコニコしながら生きてゆきたい。
そうなると、やはりどうせ食べに行くなら、見た目もきれいな、健康でいつもニコニコしている穏やかな料理人、店員さんのいるお店に行きたいなと思うのでした。

料理人の皆さまには、忙しくて自分の健康に留意している余裕もない方もおられると思いますが、そこは何とか工夫して、ご自身の健康には気を付けていただきたいと思うのでした。