天ぷらから、小学生の頃のお別れを思い出してしまった、という話。

以前にも書いたことがあったかもしれません。

私には誕生日が2日違いの同級生Tがいます。
共通点というか、よく似ている部分がたくさんあって、何となく因縁を感じています。

同じ商店街のお店の次男であること。
兄弟は、私が兄、私、妹の3人兄弟。
Tは、兄、T、双子の妹の4人兄弟。

保育園が同じ、小学校が同じ(クラスは1,2,5,6年で同じ)
中学校も同じ(クラスは2,3年で同じ)
これは近所に住んでいればよくあることですね。

身長体重もほぼ同じ。
中学では同じ部活。

高校は別々でしたが、最寄りの駅が同じ。
卒業後、Tは就職しました。私は大学進学。
で、ビックリしたのは、私は大学進学と同時に、吃音の矯正所に通い始めたのですが、その矯正所がTの職場のすぐ近くだったのです。

そして、私が大学を中退して家業を手伝うようになったのとほぼ同時に、Tもまた、その就職先をやめて、家業の方へと戻ってきたのでした。

ま、ちょっと違うのは、Tはアルバイトの女の子に手を出して妊娠させてしまって、そのまま結婚しましたが、それは私にはなかったな(笑)。
いや、真面目なことを言ってしまえば、アルバイトの女の子はほとんどがご近所の高校生。親御さんを知っているし、こちらのことを信頼して預けてくれていたものでして、とても恋愛の対象にはならないですよ。

ともかく、占いは楽しむもので、信じるものではないと思っていますが、誕生日が近いというだけでこんな風に重なることがあると、やっぱり何かあるのかなと思ってみたり、思わないでみたり。

こないだ、ブログで仲良くさせてもらっているMさん(仮)が、実は私と誕生日が近いことが判明。
たまたまだとしか言いようがないのですが、私が今日は天ぷらにしようかな、おまけに茶碗蒸しも作ろうかなと思っていた日、Mさん(仮)もブログに天ぷらと茶碗蒸しと書いていて、あら!ずいぶんと気が合うんですねぇと思ってしまったのです。

誕生日が近いと、こんなところで気が合うのか?(笑)

誕生日が2日違いの同級生の話に戻ります。
小学校の時に、実はもう一人いまして。
その人の場合は、私と何か重なるというわけでもないのですが、女子です。その2日違いの同級生と私の真ん中の誕生日でした。

そのIさん、小学校の5・6年生の時にクラスが同じでした。
背が高くて、髪も長くて、とても大人びた感じ。
私も小学生の頃に高校生に間違われたことがありますが、もしかしたら彼女は、大学生くらいに見えたかも知れません。
いつも一人でいる印象でした。何となく寂しそうなオーラがあって、だれかとつるんでいるのを見たことがない。

6年生に上がるタイミングで席替えがあって、彼女とすぐそばの席になりました。
それでぽつぽつと話をするようになって、誕生日が1日違いであることが判明。
それ以来、何となく気が合って、前出の2日違いのTも含めて、クラスで一緒にいることが多くなって。
3人そろって、小学生にしてはずいぶんとでかい約170㎝弱でした(笑)。

一瞬、Mさん(仮)が、このIさんと重なってしまった。
誕生日が近いというだけのことなんだけどね(笑)。
いろいろなことを思い出してしまいました。
まぁ、IさんのイニシャルはMではないし、年齢も大分違うから、まさか本人であるはずもないし。

Iさんと仲良くなって2か月後くらいには夏休みに突入。
その間は特に他の同級生も含めて会うことはほとんど無くて、そして夏休みが終わって学校に行った時、彼女の姿はありませんでした。
夏休み明け早々に休むってどうしたのだろう?と思っていたら、実は夏休み中に引っ越してしまった。長野県に引っ越したとだけ担任の教師から聞きました。急だったようです。
何となく複雑な家庭ぽいイメージがあったので、もしかしたら親の離婚なのかなとか、勝手に想像していましたが、本当のことは分かりません。

好きだとかそういう事でもないんだけど、あれだけ仲良くしてくれていたのに、何も知らせずに行ってしまったんだな。
なんだかすごい喪失感でした。

もしも誰か一人、会いたい人に会わせてくれるということなら、いろいろ迷って、そのIさんを選ぶかもしれません。
会いたいなぁ。そして、引っ越した後、どんな人生を送ったのか聞いてみたいです。
私の人生と何か重なる部分があるのかなって。

Mさん(仮)の天ぷら、茶碗蒸しの話から、ずいぶんと飛躍してしまいましたが、こんなことを思い出したのでした。
おわり

※MさんはイニシャルでもやっぱりMさんになってしまうので、(仮)を付けさせてもらいました。Mさん、ごめんね...。