今日は焼き芋を食べる日 2022/9/23

私は新しい出会いのウキウキよりも失った時の悲しみの方が強くて、いつまでも心の中にとどめておきたいという気持ちがとても強いのです。
そんなわけで物をなかなか捨てられなくて困っておりますが、生きているものの場合、どうしたって必ず別れがやって来てしまう。

その人を心の中にとどめておきたいと思った時、思いついたのが、故人が好きだったものを命日や月命日にいただくこと。ただの食いしん坊だという説もありますが、結構気に入っています。

ちなみに祖父の月命日には、まぐろのブツ切りと焼のり。命日になると、そこに塩豆が加わります。
父の月命日にはあなご。土用丑の日などでも、うなぎなんてそんな脂っこいもの食えるかと、あなごを愛でていました。
お寿司にしたり、天ぷらにしたり。
父は「ひ」を「し」と発音してしまう江戸っ子でした。生まれた場所、住んでいた場所が東京とは言え、江戸と言えるかどうかは何とも言えませんが。

ブログで仲良くして下さっていたおりょー♪さんが亡くなって、やっぱりおりょー♪さんのことを忘れないでいたいと思った時に、好きなものって何だろう?で思いついたのが焼いもです。おりょー♪さんも基本的には食いしん坊なので、食べ物についてはいろいろと書いていましたが、その中でも焼いもについては、熱く語っていたという印象が強いです。

だから、おりょー♪さんの月命日に合わせて、毎月23日は焼いもを食べる日なのです。

 

このところ、メディアでもちょろちょろ見かける冷やし焼き芋。
子供の頃はよく、バナナやらみかんやらスイカやら、果物だったら何でも凍らせては、親に叱られていたような気がします。
焼き芋は果物ではないけど、おやつに食べるという意味では似たようなもの。
そして、今なら凍らせ放題。誰も叱る人はいません。

という事で、今回は趣向を変えて、冷やし焼き芋で行こうと思いました。
あまり寒くなってしまうと、何も冷やしてまで食べなくても~という事になりかねないので、今のうちに済ませておこう。

焼き芋そのものは、西友で買って来た紅はるかです。ねっとり系です。
西友の焼いもは安いです。158円(税別)。
これを6等分して、3回に分けて食べました。

まずは冷凍焼き芋、そして半解凍、最後に完全解凍。

まずは冷凍のもの。
冷凍庫から取り出して、すぐに食べれば良かったのですが、10分くらい放置してしまったんですね。そうしたら、あらあら、もうカチンカチンではなくなっていました。
ちょっとおしゃれに?(笑)、シナモンパウダーを振りかけてみました。
焼き芋というよりも、焼いもアイスというよりも、よ~く冷えた焼いもクリーム。

こんなによ~く冷えていても、甘さはガンガン伝わってきます。
お砂糖をたっぷり使ったアイスクリームと、遜色ない甘さ。
めっちゃおいしい。こんなにおいしいとは思いませんでした。

次は半解凍です。冷凍庫から冷蔵庫に移して2時間くらい。
今度は純ココアパウダーを振りかけてみました。

シャリシャリ感が少し残っていて、今度こそアイスを食べているという感じです。
それでも十分に、十二分に甘いです。この甘さがあれば、お砂糖たっぷりのアイスクリームなんてなくても一生過ごせそうです。
ココアパウダーは、この際、あってもなくても良いかな?(笑) ただの見栄えのためだけと思ってください。その割にはかけ方が雑で汚いけど。

最後は完全解凍です。
すでに半解凍の焼いものおいしさがわかってしまったので、もはや解凍したものなど、どうでもよくなっていました。
むしろ、また凍らせて食べようかなと思ったくらいです。

だいたい想像はつくので、他のものと一緒にお皿に盛ってみました。

20世紀梨を3㎜角に刻んだものと、クリームチーズ、そしてお彼岸のおはぎ用に作ったこしあんの残り。そしてシナモンパウダーを振りかけました。
最近、クリームチーズに何か可能性を感じているので、ちょっと添えてみましたが、これは特筆するほどのことでもなかったな。
梨もあんこもそれぞれおいしいので、この盛り合わせにしたところで、何かハーモニーみたいなことにならなくても、普通においしかったです。(笑)(笑)

やっぱり半解凍状態の少しシャリシャリしている感じが気に入りました。
何か面白い組み合わせはないかな?今度はここにクリームチーズとナッツでも合わせてみようかな。
このシャリシャリした食感を保っている時間が短いので、そこにも工夫が要りそうです。

今回はねっとり系の紅はるかでしたが、ほくほく系のさつまいもだとどうなのかな?
来月は紅あずまあたりでも使ってみようかな、などと考えております。
10月だったら、まだ冷やしてもイケるよね。