見た目だけでも調えたいと思うけど、見た目だけではどうにもならないときでも、せめてできるところだけでも調えましょうという話。

安倍元首相の国葬にあたって、メディアではいろいろと報道されていますが、ちょっと気になることがありまして。そんなことは私ぐらいしか気にならないのかな。ちょっと考えが古すぎるような気もしますが。

一般の人用には献花台が用意されていて、そこに向かって並んでいる人たちだと思うのですけど、国葬当日の朝、テレビに映し出される皆さんの服装がラフすぎはしないかと思ってしまったのです。
たくさんの反対の中、わざわざ献花台に並ぶくらいなので、安倍元首相に対して弔意の気持ちがとても強い人たちだと思うのです。まだまだ残暑が残る中、喪服を着ろとは思いませんが、せめて白いシャツにダークカラーのズボンやスカート、それができなくても黒いネクタイなど黒いものを身につけるくらいはあっても良いのではないかと思ってしまったのです。

まさかあそこに並んでいる人たち、反対派の人が邪魔するために並んでいたわけではないですよね。

報道の人たちも同じ。こういう場面なら、少し服装に気を遣っても良いのかなって。

そしてあり得ないとは思うけど、反対派の人たちも、国葬当日にどうしてもデモを行うなら、黒のものを身に付けるとか、少しだけでも配慮があっても良いのかなと思ったのです。国葬の強行は国民の分断を招くと訴えていますが、故人に対しての敬意を少しでも示しておけば、分断という方向にはならないのかなと思うのですけどね。

反対派、賛成派、それぞれ意見はあると思いますが、互いに相手の主張に耳を傾けて、尊重する姿勢は大切なのではないかと思います。

どんな場面でも、そこにいる人それぞれは、皆そこの風景を構成するパーツになります。そこが大切な場所ならばなおさら、服装には気をつけたいものです。

私のように、すぐに不審者扱いされるような人でも、服装を調えるだけで、その風景のバーツとしては機能するのではないかと思っています。

それはちょっとした買い物でも同じなのかなと思っています。

例えば食品を扱うお店には、清潔な服装で行って欲しい。スーパーで働いていたときに、近所の現場仕事の人がどろどろの服装のまま入ってくるのがとても嫌でした。ある程度は仕方ないと諦めていましたが、せめて手くらい洗って欲しいなといつも思っていました。

あとは高級なお店ですね。私がそんなところに行くことはまず無いのですが、行くならそれにふさわしい服装で行きたい。
身近なところでは、例えば伊勢丹やそごうなどのデパートでは、正面の玄関から入るのは憚られます。せめてもう少し小綺麗な服装だったら良かった。いつもの服装の時は、できるだけ正面玄関口からは入らないようにしています。どうせ目当ては地下の食品売場くらいのものですから、そばに地下鉄が通っているところでは、地下に潜って、直に食品売場に行くようにしています。

このように服装だけでも気を付ければ良いのならまだ良いのですが...。

どうしたって私のような者が入ってはいけない場所も世の中にはたくさんあるわけでありまして...(笑)。

最近よくお邪魔させていただいているOTSHOKOPAN(id:ot_nail)さんのブログ。

ot-icecream.hatenablog.com

よくおされーなお店が紹介されていますが、私にはとても敷居が高い。

店頭で買い物してのテイクアウトならまだいけるかも知れませんが、カフェとかイートインとなると、まず無理です。服装を調えれば良いというだけの話でもない。そのまま挙動不審者になりかねない。そうなると、気になったものは自分で作ってみるということになるわけです。

こないだも、あのドレッシングで有名なピエトロのお店、ピエトロアデイが紹介されていました。パスタやスープのお店のようです。

ot-icecream.hatenablog.com

行ってみたいなとか、ちょっと無理だなとかいろいろ考えながら、ウェブページを覗いていたら、気になってしまったトマトのスープ。
トマトがまるごと1個、そのままの形を留めて入っているの。

ちょっと作ってみたくなりました。写真をチラッとみただけなので、このお店のスープがどういったものかはよくわかりません。自分が考え付いたのは、トマトを湯剥きしてくりぬいて、中に挽き肉を詰め込むといったともの。ロールキャベツのトマト版みたいなイメージ。

早速やってみました。出来上がりはこちら。

トマトは加熱しすぎると崩れてしまうので、弱火でゆっくり火にかけました。味はコンソメスープ。端っこの方が少し煮崩れしたのを確認したところで、火を止めて出来上がり。

これ、めっちゃ美味しいやん。見た目もかわいいでしょ?(笑)(笑)

以上、人も食べ物も見た目は大事、せめてできるところだけでも調えましょうという話でした。

 

(追記)

翌日のニュースを見る限りでは、献花台に並ぶ多くの人が、黒い服装、もしくは黒いものを身につけていました。やっぱりそうでなくてはね。