イライラやキレたりするのって、もしかしたら精神疾患の入り口かも知れません。

こないだ読んだ本、清水泰行著「『糖質過剰』症候群」「肥満・糖尿病の人はなぜコロナに弱いのか」では、糖質過剰によってかかると考え得る病気が、たくさん挙げられていました。

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ほぼ、私が思っていた通りでしたので、それほど驚くこともなかったのですが、中には包茎なども挙げられていて、これにはちょっとまいりました...。

糖質過剰で真っ先に思い浮かぶ病気と言えば、糖尿病だと思います。

今まで糖尿病というと、1型と2型の種類に分類されていましたが、アルツハイマーを3型の糖尿病であるとしています。
また、目や耳の神経は脳神経の一部と考えることができて、目が悪くなった、耳が遠くなったというのも、ある意味糖尿病なのではないかという事のようです。

私は認知症統合失調症も、さらにはうつ病も、元々は脳のエネルギー不足によるものであり、深刻な状態になれば脳細胞が死んでしまうという事なのだと思っています。
糖尿病は簡単に言えば、糖を取り入れられなくなってしまう病気。糖質過剰の状態が続けば、やがて脳は糖をエネルギーとして利用できなくなる、これが精神症状の原因であると言えます。
イライラが止まらない、些細なことでキレてしまう。実はこれも脳のエネルギーが足りなくなっていることによるもの。
清水医師が指摘していたのは、更年期障害認知症の入り口であるという事。
更年期障害によるイライラだって、精神症状と言えなくもない。

例えば、更年期障害ではほてりという症状がありますが、これは脳のエネルギーが足りなくなり、そのエネルギーを脳に送り込もうと、頭部へと向かう血流が活発になることが原因だというのです。

今までも何度か書いていると思いますが、私もいつもイライラして、ほんの些細なことでキレていた時期がありました。
当時の食生活はとても乱れていて、甘いものや、ごはん、パン、麺など糖質のものばかり食べていたような気がします。忙しくてすぐに口に入れられるようなものを選ぶと、どうしても糖質のものになってしまう。
その食生活がそのまま続いていたら、今頃、糖尿病、そして若年性のアルツハイマーにかかっていたのかも知れません。

今の私はとても落ち着いています。イライラすることもささいなことでキレることも、ほぼなくなりました。

妹が統合失調症になり、しかし本人に病識が無くて医者にかかってくれない。
家族としてどう向き合うかを考える中で、いろいろ調べました。
そして出てきた食事法です。
タンパク質やビタミン、ミネラルをしっかり摂る。糖質はできる限り控える。
妹だけでなく、私も同じものを食べていたら、妹よりも私の方がどんどんと健康になってしましました(笑)。
そして、イライラしたり切れたりすることも少しずつなくなってきました。

今度は自分の状態を観察すると、私はどうやら鉄やマグネシウム亜鉛など、ミネラルがとても足りていないことに気が付きました。
それからは食事だけではなく、サプリメントも使うようなりました。
特にここ数か月の話になりますが、鉄やマグネシウムサプリメントを飲むようになって、自分でもはっきりとわかるくらい、イライラがなくなりましたね。キレることも全くなくなりました。

今、わけもなくイライラしたり、ささいなことでキレてしまう人、私はやっぱり糖質制限をおススメしたいです。
糖質制限によって足りなくなってしまうエネルギーは、タンパク質や脂質で補うだけですので、けっしてつらい食事制限にはならないのです。
むしろ、糖質がエネルギーとして使えない状態になっている可能性が高いので、糖質をいくら摂っても身体のためには何の役にも立っていない可能性がありますし、そのかわりのエネルギーはしっかり摂らなければならない。
タンパク質や脂質をしっかり摂ろうと思うと、費用はやや嵩みますが、まずは脳のエネルギーを十分に確保しなければどうしようもないと思っています。
私のように、工夫次第では1食当たり300円くらいで済ませることもできると思います。

ちょっと時間が無くなってしまったので、続きはまたあらためて書きたいと思います。