梨を使ったアレンジを考えていたら、クリームチーズの魅力に気がついてしまった。

私が梨好きなのは、少し前に書いた通りなのですが...。

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今年に関しては、とあるブログの影響か(笑)、そのまま食べるだけではなく、いろいろな食べ方を試してみたくなってしまいました。

まず考えるのは、スイーツ的なものでしょうか。

少し前に、TBS「マツコの知らない世界」で日本のチーズを取り上げていて、デザートチーズというのが気になっていました。

梨をクリームチーズと合わせてみたくなりました。

梨を5mm角に刻んで、これを白ワインに浸けておきました。このワイン漬けの梨を丸めたクリームチーズにトッピング。見た目が寂しいので、刻んだくるみとシナモンパウダーを振りかけました。

梨の水分とワインのせいで、クリームチーズが緩すぎてしまった。ビチョビチョ。そして梨が細かすぎて、食感が何もなし。梨の味もワインの香りも弱すぎる。これは大失敗。

今度は梨を大きめにスライスしてみたけど、やっぱり梨の存在感が希薄。梨好きな私には、ちょっと寂しい内容。

ここで梨の在庫切れ。納得できるものができないまま、一旦終了。収穫と言えば、梨を浸けていたワインを飲んだら、めっちゃ旨かった...くらいかなぁ(笑)。

悔しいので、また買って来ました。

今度はどうしようか、やっぱスイーツだよね...と考えていたところで見てしまった道場六三郎翁のYouTubeチャンネル。


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一瞬、目を疑いました。

だって、梨をバターで焼いちゃうんですよ、味付けは塩コショーだっていうではないですか。

でもさ、こんなの見てもさ、それは梨がもったいないというものだよなー...。

で、結局、作ってみてしまいました(笑)。

バターで梨とエビを焼いて、ボリュームがないので、スクランブルエッグを敷きました。彩りでししとうのせてみました。

味の方はですね、特別美味しいものでもないな。やっぱり梨がもったいない。でも、道場さんならきっと、おいしく仕上げるだろうな。私には、ちょっと無理。

道場六三郎さんの場合、千葉にいる知り合いから、梨をたくさんいただくので、それでこのメニューを思いついたという事です。たくさんあれば、少しくらい失敗してもいいよね。
また、焼いてみるとまた別の食感になると言っていたけれども、私は生の梨のシャリっという感じだけでも十分です。

それにしても、90過ぎてもまだ元気に現役というのは、ステキです。
ちょっと包丁さばきは鈍ったなという感じがしないでもないけど。
この歳でこんなに元気に働いている。料理人だって自分が作った料理を一番たくさん食べているはずだし、食ったものが身体を作ると考えるなら、こういう人が作ったものを食いたいと思うのであります。

気を取り直して、やっぱりスイーツかな、

今度は梨を大きめに切って、ワイン漬け。パフェのような形にすれば、下の方はクリームチーズが緩くなっても良いなと思って、梨を浸けたワインをクリームチーズに混ぜてみました。クリームチーズと梨では色にアクセントがつかないので、シナモンパウダーを途中で散りばめて、彩りで柿も少しだけ入れてみました。

一番上は、スライスした梨と、くるみを使いたかったけどなかったのでブラジルナッツの刻んだやつと、丸めたクリームチーズで飾り付け。

なんとなく見た目がパフェっぽくないですか?(笑)

お味の方は...おいしーーーい!

梨の食感も残ってるし、ワインの香りも効いているし、なんと言ってもクリームチーズが満足感を支えてくれている。

甘さは果物の甘さだけなんです。強いて言えば、シナモンは少し甘味を感じるかも知れないが、基本的に甘さは果物だけ。それなのにこの満足感。

クリームチーズ最強!
これがあれば、甘ーい生クリームがなくても生きていけそう(笑)。

これからは甘くないデザートを目指したいと思います。それにはこのクリームチーズが活躍してくれそうです。