読書の記録 2022/42週 10/10(月)~16(日)

再三にわたり、本が読めないと愚痴をこぼしてきましたが、今週は本当に深刻で、文字を見るのも辛くなっていました。
本を開いても、まったく入ってこない。小一時間、本を開いたままフリーズしていたりして。

それがですね、週末になって、スッと入って来るようになったんです。
どうやら、脳の栄養が足りなかったのかも。
たぶん、私の脳は、かなり燃費が悪いのではないか。

糖質制限をして、脳の栄養が足りなくなっていただけ。
普通の人なら、新糖生で作られるブドウ糖で、十分に脳のエネルギーは賄える(はず)。
というよりも、私の場合は、すでに認知症の入り口のところまで来ていて、ブドウ糖を脳のエネルギーとして使えなくなってきているのかも知れません。
実は、このところ面倒くさくて、ココナッツオイルで作るなんちゃってチョコレートを作ってなかったんです。

tohost3250303.hatenablog.com

で、久しぶりに作りました。
作る時は一日に50gくらい食べよう、3日分と思って140g(ココナッツオイル100g、純ココアパウダー40g)を作ったのですが、一日で全部食べちゃった。
そうしてパラパラと本をめくったわけですが、そうしたらですね、本の内容が入って来る。
本が読めなかったのは、脳のエネルギー不足だったんだと気が付いた瞬間でした。

実は、ブログの方もなかなか書けない。
たかが1000文字くらいでも、2時間も3時間もかかってしまったり。
これもきっと脳のエネルギー不足なのでしょう。

糖質制限をするなら、糖質を減らした分だけ、他のものでエネルギーを補充しなければならない、この基本をすっかり忘れていたのでした。
それにしても、油(脂)で摂るというのは、どうしても疎かになりがちだな。

※ココナッツオイルは、すぐにエネルギーに変換されるので、太る原因にはなりにくいと言われています。

何気にYouTubeで、森田童子の歌を素人がカバーしている動画を見ていました。
コメント欄を見ていたら、なんと、森田童子って中西礼の姪っ子だったんですね。
年始の頃にニュースとして流れていたようですが、全く気が付きませんでした。

中西礼のご家族の人が、遺品を整理していたら、森田童子(小説の中では森谷王子になっていますが)を登場させている小説の原稿が出てきたそうです。それもすぐにわかるようなところから。

どこか儚げで、今となっては実体として存在したのか、そんなことまで疑わしくなってしまうようなミステリアスさ。
姪っ子だってずっと公表しなかったのは、この森田童子のイメージを、実は有名人の親戚だったなんてことで壊してはいけない、そんな風に考えていたのかなと思いました。

mainichibooks.com

森田童子を連想させるような登場人物がいる。それだけのこと。
この本の中には、中西礼と森田童子が親戚だという事は書いていない。
でも、表紙の人物は確かに森田童子です。
この期に及んで、これはフィクションです、何てことはないのでしょう。

小説そのものは、個人的には特に面白いものではなく、ササっと読み流してしまいました。
というか、森田童子(と思われる人物)に関する記述だけを拾って読んだのですけど。

正直に言って、今となっては、読まなければよかったとさえ思っています。
この本を読んだからと言って、私の森田童子に対する評価が変わるわけでもないですが、ミステリアスで儚げで、つかみどころのない存在感の輪郭が、ほんの少しだけはっきりしてしまった。この人は、ミステリアスのままで良かったんだ。

森田童子に関しては、彼女が亡くなってから聴くようになったこともあり、私にとっては、この人の存在が本当につかみどころのないものでした。

一時期は、毎日毎日、この人の歌声ばかりを聴いていたこともありました。
すごく気持ちが楽になる、不思議な力を持っています。
何というか、水面にぷかぷか浮いて、いつかその水の中に引き込まれて行ってしまう感じ。溺れるわけではなく、力が抜けて、ただ沈んでいく感覚に身を任せるだけ。この脱力感が気持ち良い。
何度も何度も聴いて、今は私の心の中にしっかりと刻み込んであるので、以前のように頻繁に聴くこともなくなりました。忘れかけた時に、ときどき思い出すように聴く程度です。


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