本当はね、お酒大好きなんですけどね、でもそれ以上に酒粕が好き。

日本人は、アルコールを分解する酵素を持っていない、もしくは少ない人が欧米に比べて多いそうですね。
私もその一人。

兄は巨漢なのですが、以前にダイエット外来のクリニックに通っていた時があって、その時に遺伝子検査みたいなことまでいろいろと調べたようです。
アルコールを分解する能力は低いけれど。アルデヒドを分解する能力は高いと出ました。
これは遺伝で決まるものらしいので、私が本当の兄弟ならば、それは私にもはまるのだそうです。
なぜ「本当の兄弟ならば」と書いたかと言えば、あまりにも性格が違い過ぎるし、できたら縁を切りたいと思っているので、実は本当の兄弟でなかったらいいのに、と思っているからです。でも、残念ながら本当の兄弟だと思います。

そんなことは置いといて、つまり私は、少量のお酒でもすぐに酔ってしまう一方で、二日酔いにはなりにくいのです。
そう言えば、若い頃はけっこう調子に乗って、ヘベレケ、デレデレになるまで飲んだものですが、翌日に頭痛がすることはほぼ無かったな。
ただし、胃腸の方は大変でした。ムカムカするし、身体は怠いし。

でもこれはお酒を飲み過ぎたという事ではないのです。

私は、お酒を飲むと、ものすごく食欲が出てしまうのです。
もう、食べずにはいられなくなってしまう。
一体、どういうことなのかと、割と真剣に悩んだのですが、最近になってその理由が分かりました。

急性アル中では、ブドウ糖を点滴しますよね。あれは、お酒によって下がりすぎてしまった血糖値を上げるため。
実は、お酒を飲むと、一時的に血糖値が下がるようなのです。
糖を処理して血中に流すのは肝臓の役割。
アルコールの処理も肝臓が担当していますね。
つまり、アルコールがあると、糖の処理能力が落ちてしまう=血糖値の低下という事らしい。人それぞれ、反応の感度は様々なようですが、私は敏感な方かなと思っています。

血糖値が下がると、眠くなったり、または食欲がわきます。
困ったことに、血糖値を上げるようなものを食べたくなるのです。

よく言う、〆のラーメン。
ラーメンって、食後の血糖値の上昇は凄まじいです。血糖値が気になる方は、お気を付けください。

私の場合は、ラーメンやうどん、ごはんはもちろん、甘いものもガンガン食べてしまいます。アイスなんて、ハーゲンダッツのパイントくらいなら、一人でペロって食べちゃう。
気持ち悪くなってきても、まだまだ食べたいが止まらなくなるのです。
そりゃそうだ、食べても血糖値が上がらないのだから。

そうやってさんざん糖を体に貯めて、そしてアルコールの処理が終わると、今度はその貯まった糖が一気に処理され始めます。
つまり、酔いが醒める頃になると、今度は一気に血糖値が急上昇するのです。
もしかしたら、お酒が身体に悪いという一番の理由はそこにあるのかなって思っています。

急な血糖値の上昇というのは、インスリンがドバドバ分泌されて、身体にものすごい負担です。
最近は血糖値について、自分自身、ものすごく過敏になっているので、そんなわけでお酒はあまり飲まないようにしています。
本当は好きなんですけどね(笑)(笑)。

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お酒は好きですが、それ以上に、私は酒粕が好きかも知れない。

子供の頃は、我が家ではあまり甘いものを食べたり飲んだりすることはなかったのですが、ときどき母が酒粕を溶いて、お砂糖を入れて、甘酒を作ってくれました。
我が家では、甘酒というと、米麹を発酵させたものではなくて、酒粕を溶いたものだったのです。
これが大好きでしてね、お鍋いっぱいに作ったものを、ほぼ一人でいただいてしまいました。
周りの大人たちからは、将来はのんべになるなと言われたものです。

自分としては、甘いものだから好きという感覚だったのですが、実のところは違ったみたい。

鮭を買う時、お店で切身で売っているものだと、母には少し大きすぎるみたいで、必ず半分くらい残してしまいます。
それならばと、半身で買ってきて、それをちょうど良い大きさに切り分けて使うようになりました。そして、尻尾の方などきれいに切身にできない部分を粕汁にでもしようかなと思ったのがきっかけでした。

それで酒粕を買って来たのですが、そのままの酒粕をちょっとつまんで食べてみると、これがとてもうまい。
すっかりはまってしまいましたね。
粕汁を1回作るのに使う酒粕は、せいぜい100gくらいなのですが、売っているのはだいたいが500gくらい。
必ず残るわけですが、これをちょこちょこ食べてしまったのが事の始まりでした。
おいしすぎて、粕汁を作る前に、全てを食べてしまったこともあります(笑)(笑)。

最近は、クリームチーズやら、白あんやら、クルミやら、ココアパウダー、抹茶パウダー、などなど、いろいろなものと組み合わせていただいています。