猫だんな日記 2023/1/19

歯医者の予約を入れてあったので、10分前くらいに家を出ようとしたら、玄関の前で待っていました。
このところ、また声を出さなくなってしまった。
黙って見上げて、こちらを見つめているの。
そんなに切ない顔しなくても、ちゃんとあげるって。
もうわかっているから大丈夫。
お腹が空いているからここに来るんだよね。

歯医者の時計は少し進んでいるんです。
3分くらいかな?
いつか言ってやろうと思っているのですが、何となく言いそびれてる。
もしかしたら意図的にやっているのかもしれないし。
私は絶対に遅刻はしたくないタイプですので、たとえ進んでいる時計であっても、その時刻には間に合わせたいのです。歯医者は歩いて2~3分くらいのすぐ近くにあるのですが、10分前に家を出るというのは、かなりギリギリになっている。

少し慌てていました。
2本食べたところで一旦外に出たので、そのタイミングで、じゃぁねって言って、歯医者に向かいました。
こちらの方をじっと見ていたけど、もう余裕はない。少し小走りで歯医者に向かいました。

歯医者が終わって帰ると、本命お姉さんのアパートの前にいました。
私を見つけると、私を先導して家の方にルンルン気分でちょこちょこ走っている猫のだんな。

やっぱりさっきの2本では物足りないようですね。

玄関の中でチャオちゅーるを手で擦って温めていると、そばで愛くるしい目つきで、早くちょうだいって顔して、それでもちゃんとお行儀よくちょこんと座って待っていました。
今日は何だか、家の中が気になるみたい。
玄関を入ってすぐのところに2階に上がる階段があるのですが、しきりにそちらの方をのぞき込んでいました。
なかなか温まらないチャオちゅーる。
あ~どうしよ、と思っていたら、だんなが私の太腿の下に潜り込んでこようとします、
で、次の瞬間、私の太腿の下を潜り抜けて、家の中に突入。
階段を駆け上がりました。
もしかして、私には見えない何かがそこにあったのか?(笑)
何かを追いかけるように、登って行ったんです。

別に入ってきてもいいよと思っていたので、特にびっくりするようなこともないのですが、2階は結構散らかっているので(笑)、だんなにさらに散らかされるのはちょっ困るなと後を追いかけようとしたのですね。
その時、玄関の引戸が閉まってしまいました。
手を離すと閉まるタイプのドアなのです。

それに気が付いた猫のだんなは、これは大変と一目散に降りてきました。
そして、外に出れないとなって、とても切ない声で鳴くのです。
あけて~、あけて~、って。

君を監禁するつもりはないよ。

引戸を開けると、慌てて外に出ただんな。
こちらをじっと見ているけど、なかなか近づいてきてくれません。
チャオちゅーるはそろそろ温まってきているのに。

仕方ないので、私の方が外に出て食べさせました。

その1本を食べ終わるころ、大好きな本命お姉さんを発見。

私の方を見たり、本命お姉さんの方を見たり。

こちらを向いて、
行ってもいいの? ニャァ~

一目散に走って行っちゃいました。じゃあね、また。