私に似た誰かへ

どこかで聞いたようなタイトルだな(笑)。

この時期、自殺する人が増えるって言いますよね。
私にとっても、毎年とても憂鬱な季節です。
新しい生活にワクワクする人もいるのでしょうが、私はいつも不安をたくさん抱えていました。本当にストレスフルだな。

死にたいとまで思うことはなかったけれど、消えてなくなってしまいたいといつも思っていました。
でも、これって、大した違いではないですね(笑)。

世界にはいろいろな人がいるから、全ての人に当てはまるわけではないけど、少なくとも私に似た誰かに、今、ストレスを抱えている人に読んでもらいたいと思いました。
自分なりに、本をいろいろ読んだり、自分を実験の対象にして観察したりした中で、こういうことではないのかなと分かりかけてきたことを書いてみます。

まずは妹の統失が事の始まり。
妹には全く病識が無くて、医者にかかることを拒んでいました。
保健所やクリニックに相談しても埒が明かあない。
やっとのことで大学病院に連れ出すことができたのに、医者のあまりにも冷たい態度に、妹は神経質になるばかり。
こりゃダメだ、といろいろと調べたり、本を読んだり。

医師ではない私にできることは限られていますが、食事法やらサプリメントやら、妹にやらせる前に自分の身体で実験していたら、私の方が健康になってしまったという...(笑)。

グルテン(小麦粉)除去、カゼイン(牛乳)除去、アブラナ科の野菜除去、高タンパク、ビタミン、ミネラル、ナイアシン、などなどいろいろあるわけですが、その中の一つとしての糖質制限

統失(トウシツ)だから糖質(トウシツ)制限となんて、シャレにもならないな。

初めはなぜ統失に糖質制限なの?と疑問に思っていました、
結果として糖質制限が効いたという体験談はちらほら見かけるものの、私が納得できるような説明をしているものにはなかなかたどり着きませんでした。

その後、妹の統失や私自身のことも含めて、いろいろと本を読み漁っているうちに、それらの本をいろいろと結び付けていくことにより、何となく自分なりにわかってきたような気がします。

私の吃音のことですが...

例えば、ある医師の本には、吃音は脳のエネルギー不足が原因だとして、DHAサプリメントを勧めていました。また、別の医師の本では、吃音の原因はやはり脳のエネルギー不足で、その改善にはナイアシンが効くとしていました。
吃音者の脳は高スペックで、とてもたくさんのエネルギーが必要なんだそうです。ホントカヨ?

高スペックなんていう言い方をするから、分かりにくくなる。
自分としては、そんな脳はいらないから、ちゃんとしゃべれる脳が欲しい。

別の本では、こんな感じのことが書かれていました。
生まれたばかりの子供は、ものすごい数の脳神経を持っている。
その脳神経は、使わなければ退化して、逆に使えば使うほど敏感になっていく。
もしも、何も退化せずにそのまま残ってしまうと、敏感すぎて生きずらさの原因になる。
え?これって、すなわちHSPのことじゃないのか。
(私はHSPを自認しています)

生まれたばかりの頃に、何らかの原因で安心して過ごせる場所を与えられなかったら、不安が強くなってしまうわけです。(私は社交不安障害での通院歴があります)
実際に、私の子供の頃の我が家は、子供にとってとても安心できる場所とは言えないものでした。
不安を感じる神経がしっかりと残り、しかも敏感に育ってしまった。

こう敏感だと、普通の人なら何でもないことで、ものすごく疲れます。
ちょっと外出するだけでも疲れます。
人が多いところなどは、何もしていなくてもへとへとになります。
大学に行けなくなって中退してしまったし。

結局は、こんな風に神経が働いてしまっているから、そこに脳のエネルギーがたくさん使われてしまうのではないか。
たくさんのエネルギーを必要とする脳って、きっとこういうことなんだなと理解しました。必ずしも高スペックというわけではない。

吃音者の中には、かなり高い確率でHSPがいるとされています。
そして、言葉をしゃべるのって、けっこうエネルギーが必要なんですよね。
繊細で敏感でいると、余計に脳のエネルギーが使われてその分不足し、言葉をうまく話せなくなる。
それが吃音なのではないのかな。

正音者(吃音のない人)でも、ものすごくストレスがかかると、うまく話せなくなる時がありますよね。吃音者はいつも、何もしていなくてもその状態なのです。何もしていなくても、ストレスがかかっている=たくさんのエネルギーを消耗している。
つまりは吃音っていうのは、脳が必要としているエネルギー量に対して、十分なエネルギーが産生できない場合に起きる症状なのかなということです。

てんかんという障害?病気?がありますが、大抵は薬で症状を抑えることができるらしいのですが、薬の効かない場合は、ケトン食という食事法が有効なのだそうです、
ケトン食というのは、エネルギー源として糖質をかなり思いっきり制限して、タンパク質までも制限する、油まみれの食事です。
エネルギーのほぼすべてを油・脂で賄うというものです。

脳のエネルギーはブドウ糖だけと言われてきましたが、そんなことは全くなく、逆に糖の摂り過ぎは脳にかなり悪い影響をあたえてしまう。つまりは糖尿病のような症状が出る、これがアルツハイマー病なのではないかということらしい。
つまりアルツハイマー用というのは、糖をエネルギーとして使えなくなるということなのかと考えました。

てんかんにケトン食が有効だというのは、もしかしててんかんでもアルツハイマー病のように、脳が糖をエネルギーとして使えない状態になっているのではないかと思ったわけです。

このケトン食は、てんかんだけではなく、パーキンソン病にも有効であることがわかっています。パーキンソン病も何らかの原因で脳のエネルギーが足りなくなる病気なんだなと想像できます。

それならケトン食は、いろいろな脳の病気や障害にも何らかの効果がありそうな気がしています。
たぶん、吃音にも。

鬱病や統失にも。
もしかしたら、HSPにも。

まぁ、HSPの場合は、有効と言っても、敏感さがなくなるというわけではなくて、敏感さ故に被ってしまう生きずらさみたいなものが軽減するのではないかなということです。
脳のエネルギーが増加したところで、脳神経が減るわけではないので。

ただね、そんな風に糖がエネルギーとして使えなくなるってどういうことなのと思ってしまったわけです。そんなに普通に起きることなのかって。

そこで注目したいのが、糖質と脂質のそれぞれのエネルギーの生産の効率。
糖質でも脂質(脂肪酸)でも、ATP(アデノシン三リン酸)という物質に合成されて初めてエネルギーとして利用できるようになるのですが、一つのブドウ糖と一つの脂肪酸から作られるATPの数は脂肪酸の方が何倍も多いのです。

もしかして他の人よりもたくさんのエネルギーを必要としている脳にとって、糖からちまちまと作られるエネルギーの量では足りないのかもしれない。
脂質から一気に大量にエネルギーを作らないと、間に合わないのかもしれない。

しかしながら、脂質(脂肪酸)はケトン体になって、それからATPへと合成されるわけですが、体内に十分な糖があると、このケトン体は産生されないのだそうです。そう、エネルギー源としては、まずは糖の方から使われるのです。
つまり、たくさんのエネルギーを必要としている脳に十分なエネルギーを効率よく送り込むには、まずは体内の糖を最小限にしなくてはいけないのです。

これが糖質制限をする理由なのだなと理解しました。

 

ふーぅ、やっと糖質制限の意義までたどり着いた。

 

それでね、もう一つ大切なことは、エネルギーの素になるATPを産生するには、マグネシウムが必要だということ。

マグネシウムは、日本では摂るのがなかなか難しい。
多くの日本人に不足していると言われていますね。

なんたって、水道水は軟水です。ミネラルはほとんど入ってません。
農作物にしたって、日本の火山灰からなる地層では、もともとマグネシウムは少ないらしい。しかも化学肥料等により、土壌にマグネシウムが十分になくても作物は育ってしまう。農薬の使用により、マグネシウムを持っている生物がそこにマグネシウムを運んでくれるわけでもない。
マグネシウムは元素ですので、合成されてできるわけではない。土壌にも種にもなければ、作物にもないのです。

実際に私はかなりの不足でしたし。

私はもしかしたら日本人の性質の傾向は、このマグネシウム不足からくる(脳の)エネルギーが小さいことがいろいろと影響しているのではないかと思っています。
ここでは詳しく書きませんが、いつか考えをまとめられたら書きたいなと思っています。

新年度が始まろうとする今、とてもストレスがかかりますよね。
私は春はとても憂鬱になります。

桜は大好きですが、桜を見ていると、なんだかとても物悲しい気分になり、時には涙がポロポロと溢れてくることもあります。

桜が悲しいのか、それとも憂鬱な気分を桜が癒してくれているのか、微妙です。

これも脳のエネルギーが足りなくなっているのが原因のような気がします。

 

鬱っぽいとか、考えまとまらないとか、何もやる気が起きないとか…

…もしも、死にたいとか、そんなことが少しでも脳を過ったら、それはちょっと脳のエネルギーが不足しているだけです。
絶対に死なないでください。

まずは糖質、すなわち甘いもの、ごはん、パン、麺を絶って、たっぷりのタンパク質とミネラル、そしてあぶらを摂ってみてください。

私はココナッツオイルに純ココアパウダーを溶かして固めたものをチョコレートの代わりに食べています。ココナッツオイルが無ければバターでも良いです。

ココナッツオイルやバターに含まれるMCTオイルは、すぐにエネルギーに変わります。ココアはミネラルをたくさん含んでいます。甘くしたらダメだよ。

 

ここまで書いておいて言うのもナンですが、私に似ていない人はスルーしてくださいね。

ここで力尽きました。
寝ることにします。あ、私は死なないよ(笑)。

おやすみなさい。

 

※ここで寝落ちしてしまい、更新は翌朝になってしまいました(笑)。