昨日の朝、出かける前に何気なくNHKのニュースを見ていました。
NHKのアナウンサーが各地の学校に出向いて、出前授業をやっているのだとか。
とても良い取り組みだと思いました。
伝えるということを最前線で行っている、そしてこれから頻繁に起こるであろう災害に対して取り組んでいる人たちの話を聞けるのは、子供たちにとってとても良いことだと思います。
いつも思っているのですが、子供たちは未来に向けて学んでいかなければなりません。
でも、未来を教えるのって難しい。
今の教育制度では無理なのでしょう。
教える側にその能力が備わっていない。
教師が最先端のことを全て把握しているなんて、そりゃ無理です。
それなら最先端のことに取り組んでいる人たちを招いて授業をしてもらう。
とても自然なことだと思います。
私は、教師は二つに分けるべきだと思っています。
子どもたちをケアする役割と、教科を教える役割と。
ケアする人たちは、教師というよりもカウンセラーに近い感じになってしまうのかも知れません。
教科を教える教師は、教壇に立つ時間を減らしてでも、新しい知見を常に取り入れるべく、勉強して欲しい。
新しい知見がどんどんと出てくる現代です。そのスピードはますます速くなってきているように思います。
それに対応するには、大学の研究室と兼務でも良いと思いますし、3年くらい教壇に立ったら、次の1年は研修期間に当てる、それくらいの勉強が必要だと思っています。
そして、学校の授業というものは面白いものでなければならないのです。
大人には子供たちに教育を受けさせる義務があります。
授業をまともに聴かないのを子供たちのせいにしてはいけません。
子どもたちがちゃんと受け入れることができる形で教育を提供しないのなら、それは教育を受けさせる義務を全うしているとは言えません。
こないだ何気なくYouTubeのおすすめを見ていたら、勉強ができるはずのホリエモンさんだって学校の授業はくそつまらなかったと言ってました。
勉強ができない子供にとっては、苦痛でしかありません。
苦痛を与えて我慢させる授業なんてこれからは必要ありません。
私が高校生の時に味わった屈辱、百人一首を全て暗記しなさいなんていう宿題などあってはならないのです。あんなもん、アホ教師のマウント以外の何物でもない。
子どもたちには授業を通して楽しい未来を想像、そして創造するようであってほしい。
で、ふと思ったのです。
芸人と呼ばれる人たちを活用できないのかなって。
あの中野信子さんが何かの本で書いていたと思うんですけれど、彼女はホンマでっか!TVに出るようになって、さんまさんをはじめ、芸人の人達の能力の高さに驚かされたのですって。
頭の回転が速くて、しかもコミュニケーション能力が極めて高い。
でもねぇ、その芸人さんって、本業でまともに食えている人って、ほんの一部。
ほとんどはアルバイトで食いつないでいる状態。
この能力の高さがもったいないと思うんです。
この人たちを使わない手はない。
最近は東大出身だったり高学歴の芸人さんもいるようですが、多くはもともとは勉強があまりできなかった人たち?(失礼)
勉強があまりできない子供たちの気持ちも理解できると思うし。
売れない芸人さんはどうせ暇なんだから(失礼)、その暇な時間を大学の研究室や新しいことに取り組んでいる企業で学び、それを子供たちに教えることができたら、ステキだなと思いました。
芸人さんたちにとっても、子供たちが楽しめるような話をするのは芸人としての訓練にもなりますし、また、安定した収入が得られるようになると思いますし、一石二鳥。
本当なら最先端の研究をしている研究者本人が教壇に立てればそれが一番良いのかも知れませんが、こういった人たちにはコミュ障の人もいらっしゃると思いますし、なにもそこを耐えてまですることでもない。そんなことに耐えている余裕があるなら、自分の研究をもっと進めた方が良いというものです。
苦痛に耐えることなんかにエネルギーを使うなんてもったいない。
芸人を教壇に立たせるなんて夢のまた夢かもしれませんが、少なくとも、子供たちが未来に向かって、楽しい未来をイメージできる、そんな教育であって欲しいな、そんな風に思ったのでした。