東京は台風で大変なことになりそうだという天気予報でしたが、うちの近所は、ときどき強く雨が降ることがあっても、大事にはならずに済みました
できるだけ外出しないで済まして、今日一日にすることを終えて、何気にテレビのスイッチを入れたら、久保田早紀さんが出ていました
当時生きていた人ならみんな知っている、あの「異邦人」の久保田早紀さんです
プロ歌手はデビューして5年で引退していたそうですね
ある意味、一発屋なんだけど、「異邦人」のインパクトが強すぎて、この人はもしかしてあの歌を歌うためだけに生まれてきたんじゃないかとさえ思ってしまいそうです
イントロから歌詞、メロディ、アレンジ全てに渡って完璧
昭和を代表する名曲と言っても良いのではないかな?
私も大好きな歌の一つ、ときどき何となく口ずさんでしまいます
久保田早紀は芸名で、当時の本名は久保田小百合
今は結婚して久米小百合の名前で、教会をまわって、音楽宣教師として活動しています
私が子供の頃にテレビのCMで使われていた曲
140万枚の大ヒット
初めてテレビでその姿を見た時は、曲の印象もあってか、ものすごく大人っぽいイメージでした
私はこの人がまさか新人だとは思いませんでしたよ
でも、テレビではものすごく緊張しているのが伝わってきて、今まで売れてないからテレビ慣れしてないんだな…くらいに思っていたんですけどね…
何年か前にYouTubeでたまたま見た動画にびっくり
もともとは短大のサークルで趣味で歌っているだけで、全くプロ志向ではなかったのだとか
卒業を間近に控えて、就職も決まっていて、卒業記念みたいな軽い気持ちでレコード会社にデモテープ(今はテープは使わないですね笑)を送ってみたら、あれよあれよという感じでデビューしてしまったのだとか
「異邦人-シルクロードのテーマ-」というのがこの曲の正式な曲名なんですけど、この曲を聴いただけで、シルクロードというか中近東というか、そういう感じが映像としてイメージできちゃいますよね、たぶん多くの人がそうなんだと思うし、私もそういうイメージでした
今回の番組で明かされた話を聞いてビックリ!
歌い出しの歌詞は、JR(当時は国鉄)中央線の車窓から見た日常の風景だったのでした
電車の中で子供たちが走り回っている姿を見て、それを書き留めて、後続の部分は後からイメージを膨らませて仕上げた歌詞
原曲の歌詞は
ちょっと振り向いてみただけの異邦人
の異邦人のところが白い朝で、もともとのタイトルも「白い朝」
それが、この曲がCMで使われることが決まって、その映像とは歌詞が合わない、ということで、白い朝→異邦人と変更、そしてタイトルも「異邦人-シルクロードのテーマ-」に変更
プロデューサーもアレンジャーもすごいよな
歌詞をほんの少し変えて、あの大袈裟なイントロ、これで中央線の車窓から見えた風景がシルクロードになってしまうのだから
番組でも武田鉄矢氏が言っていたけど、これぞプロの仕事
久保田さん的には、少し不本意だったみたいですけど
大ヒットしたお陰ですっかり「異邦人」のイメージが定着してしまったけど、もともと久保田さんが作った曲は、こんなに壮大なものではなくて、日常の一コマを描いただけのものだっんですからね~ものすごい違和感ですね
もともと歌うのが大好きな久保田さんは、引退しても歌うのをやめたくはなかった
子供の頃の話、幼馴染みがクリスチャンで、当時は彼女自身はクリスチャンではなかったけど、その幼馴染みにくっついて教会に通うようになったんですって
教会で歌うのがすごく楽しかったって
原点に帰ってまた教会で歌いたいということで、今は本名の久米小百合の名前で、音楽宣教師として活動しています
ときどき、やっぱりというかなんというか、「異邦人」をリクエストされて歌っているようですよ
※Amazonの商品ページは、これをおすすめしていると言うわけでもなく、ましてや売り付けようなんて気持ちはサラサラ無くて、ただ面白そうだからというだけのことです。