昨日は「月曜から夜ふかし」を見て、久しぶりに声を出して笑ってしまった。
面白いと思っても、声に出して笑うことはあまりないので、この笑っている自分がおかしくなってしまった。
笑うというのは、脳のエネルギーに余裕がないとできないと考えています。
私が子供のころからずーっと無表情なのは、脳のエネルギーが足りなかったから。
吃音も脳のエネルギーが足りないことが原因だとしている医師がいます。
吃音でなくても、言葉を使うというのは、脳のエネルギーに余裕がないとうまくできないものです。
つまり、吃音も笑わないのも、原因は同じ。
今まであまり声を出して笑うことのなかった番組を見て笑えるということは、少し脳のエネルギーレベルが上がったのかも知れません。
実はね、昨日はナイアシン(ビタミンB3)を飲むのをやめてみたのです。
このナイアシンは脳神経の興奮を鎮める効果があると言われていて、例えばHSPにありがちな、人の中にいると何もしなくても疲れてしまうとか、そういった余計なエネルギーを使わなくなる。
何もしなくてもぐったり疲れてしまう繊細さんには大切な栄養です。
実際、それは自分でも効果を実感してきました。
藤川徳美医師も推奨していて*1、ご自身でもかなりの量を服用しているようです。
そのつもりで、私も量を増やす方向で進めてきたのです。
で、最近、今度は糖質過剰症候群の清水泰行医師のブログを読んでいたら、ナイアシンの危険性を指摘していました。*2
清水医師によれば、ナイアシンは糖尿病のリスクを上げるというのです。
つまりは、血糖値を上げる。
どのような仕組みで血糖値が上がるのかはまだ不明ということですが、注意するに越したことはないというもの。*3
検査で計った血糖値の値に問題がなくても、実際にはインスリンがたくさん分泌されて、下がっているだけというのです。*4
思い当たることがあるんですよね。
というのも、プロテインを飲んで眠くなるということ。
タンパク質を摂って眠くなるというのがどういうことか分からず、それは身体を修復しているのかなくらいに思っていたのですが、もしかしたら、ナイアシンが血糖値を上げるというのは、タンパク質から新糖生で糖がたくさん作られてしまうということなのではないのか。
一気にたくさんの糖が血液中に流れ出れば、インスリンもたくさん分泌されて、血糖値スパイク*5が起きていたのかもしれない。血糖値スパイクが起きれば、眠くなります。
糖はすぐにエネルギーに変換されるので、生命の危機になるような、本当にエネルギー不足に陥った時はとても大切なのですが、なにせ効率が良くない。脂質からできるケトン体を利用した方が、一度にたくさんのエネルギーを産生できます。
私はこのケトン体を使えるようになることが、吃音の他、今私が抱えているいろいろな問題を解消する足掛かりになるのではと考えています。
そんなわけで、このケトン体を作れる体にしようといろいろと試みているのですが、ケトン体は糖が身体に十分にある時には作られなくなってしまう。
つまり、ここで糖が作られてしまっては元も子もないのです。
そんな考えで、一度ナイアシンをやめてみることにしたわけですが、思いがけず声を出して笑っている自分の気がついた時、え!早速効果が出たの?と思ってしまったわけです。
とりあえずは、次の献血(7月の中旬)くらいまでを目安に、しばらくナイアシンをやめて、自分の身体にどのような変化が起きるか試してみようと思います。
全ては自己責任です。
*1:正確には、先生がおススメしているのは、ナイアシンではなくてナイアシンアミドなんですけれど
*2:もちろん、私はこういったリスクも承知の上で自分の身体で実験していますし、もしも何か危険性が現実のものになる兆候が出てくれば、スパっとやめてしまう勇気も必要だと思っています。
*3:清水医師はサプリメントの服用には否定的な立場をとっています
*4:インスリンがたくさん分泌されるというのは、それだけで問題なのです。インスリンを分解する酵素も、認知症などいろいろな病気の原因になるアミロイドβというタンパク質を分解する酵素は同じもの。つまり、その酵素がインスリンの分解にたくさん利用されてしまえば、アミロイドβの分解がうまくできなくなってきます。