昨日の記事にいただいたブコメです。
バスケットボールの日本代表は、なぜ最後の最後であんなに力を発揮できるのだろう??? - 通りすがりのものですが
私はてっきり、野球解説者がよく言う『気持ちで勝った』かと思ってました。分析って大事ですね。
2023/09/01 17:44
プロ野球解説者がよく使う言葉として
「やったものでないとわからない」
何ていうのもありますが、これなんかは完全に仕事放棄。
おいおい、それをなんとか視聴者に伝えるのが君たちの仕事なんじゃないの?っていつも思っています。
言葉を使う仕事をする以上、もっと勉強しないとな。
自分の感想を述べるだけなら、それは解説者ではなくて、素人コメンテーターと同じですよ。
ただ、「気持ちで勝った」というのは、全てを否定することはできないなと思っています。
私自身、気持ちで勝てるなら苦労しないよと思っていた頃もありますが、結局はその気持ちの背景にある努力とか根性⇒エネルギー産生とかに行きつくのかと思うのです。
昨日の記事に書いた通り、バスケットの日本代表の選手の練習量はものすごかった。
私の分析が正しいのならば、その激しい練習の結果として、乳酸を脳神経のエネルギーとして使えるエネルギー回路が活性化できた。
根性とか気持ちの強さというのは、それこそ脳のエネルギー量に直結します。
脳に十分なエネルギーが無ければ、根性なんてものは発揮できないのです。
つまり、乳酸がドバドバ作られるような激しいトレーニングが乳酸をエネルギーとして使える身体を作った。そして極限状態で乳酸をエネルギーとして使うことにより最後まで諦めない強い気持ちにつながった、
それと同時に、脳のエネルギー増加は、指先の神経のエネルギーの増加にもつながります。当然、シュートの精度も上がります。
これを解説者は「気持ちで勝った」という分かったようで分からない言葉で濁してしまう(笑)。
◆
気持ちで勝った、なんだかスピリチュアルな言葉ですね。
じつは深く掘り下げれば、スピリチュアルなことって、脳のエネルギーや脳科学そのものなのではないかって気がしています。
摩訶不思議なことが起きると、その原因が分からなければ、そこに神の存在を感じ取ったり、スピリチュアルなんていう言葉で表現したり。
でも本当は、脳の研究を進めていけば、全てかはどうかは何とも言えないですけれど、かなりたくさんのことが科学的に説明できるのかなっていう気がしています。
まぁ、そうしたら困ってしまう人もたくさんいるわけで、全力で阻止してくる可能性もありますけれど。例えば宗教とか宗教とか宗教とか…。
例えば、幽霊なんかも。
人の視覚って、実際に目から入って来る光の情報を修正して感じていると言われています。
自分の脳にとって都合の良いように、実際にはあるものが視覚として認識していなかったり、逆にないものがあるものとして認識してしまう。
つまりは見たいものは無くても見えてしまうし、見たくないものは都合よく見えなかったり。
私は統合失調症の幻覚みたいなものだと思っています。
精神に異常が無くても、見えないものを見ているような認識が起きるのです。
スマホやPCで画像を修正できますよね。あれと同じようなものです。
コンピューターの仕組みは、人間の脳を参考にしている部分が多いと聞いたことがあります。コンピューターでやっていることが、人間の脳でも無意識のうちに行っているのです。
その昔、早稲田大学の大槻教授が、非科学的なことに対してやたらと噛みついていましたね。
火の玉の現象を、意図的に作り出して、科学的に説明したりもしていました。
人から聞いた話ですが、当時の大槻教授は一般教養の物理の再履修クラス(1年生の時に単位を取れなかった学生が履修するクラス)の担当で、そのクラスは講義は行われず、試験だけ。ただこの試験の合格判定が学年が上がるにつれて厳しくなり、この単位だけが取れなかったために、就職が決まっていても卒業できなかった学生がいたとか。試験問題を見たことがありますが、そんなに難しくは無かったなぁ。高校生でも解けるレベル。
話が逸れてしまいましたが、火の玉は脳とは関係ないけれど、摩訶不思議なことでも、科学的に説明できることはたくさんあるのです。
つまりは、野球の解説者には、そんな「気持ちで勝った」などというスピリチュアルな言葉は使わず、いや、使っても良いけど、脳のこと身体のことをしっかり勉強して、もっともっと掘り下げて、自分なりの見解でも良いからきちんと説明して欲しいと思います。
気持ちで勝ったなんていうのは、そう見えるのは確かなことでも、誰でも言えることです。
解説者を名乗るのなら、その気持ちの裏の、またその裏まで解説して欲しい。
それができない人は、解説者を名乗る資格なし。
中継にゲストでやって来る芸能人と同じレベル。
コメンテーターで十分でしょ、と思うのでした。