※この記事を書いた後に、地震による死亡がたくさん確認されました。そのため、一部削除しました。
元旦は、今日一日だけは徹底的にだらだらすごすぞと決めて、お昼くらいからお酒を飲んでテレビを見ながらゴロゴロしていました。
でもお正月番組ってつまらないですね。
サッカーの代表戦も見ましたが、自分の中ではいまいち盛り上がらない試合でした。
得点ラッシュを期待していましたが、なかなか点は入らないし。
相手のタイが良かったというより、日本代表の方の動きが良くないなぁと思って見ていました。
つまらなかったので途中でチャンネルを替えて、それでもつまらなくて元に戻したら、あら、知らないうちに点が入っていました。
ゴールシーンを見てない。
試合が終わって試合の振り返りのダイジェストが流れたら、そのゴールを見れるなと思っていたら、急に画面が切り替わって、北陸の地震になっていました。
何もお正月からこんなことにならなくても。
神様がいるなら、せめてお正月くらいは阻止しろよと言いたくなります。
記憶はずいぶんと曖昧なんですが、若い頃に読んだ司馬遼太郎の「国盗り物語」で、斎藤道三のセリフ「無能な神なら俺に従え」っていうのがあって、これがとても気に入っています。
せめて死者が出ないことを祈っていましたが、それはかなわず。
亡くなった一人一人、また家族など、その関係者の方々にとっては、何人亡くなったなんていうのは関係なく、たった一人の死でもとても悲しいわけでして、少しでも早く心が癒えることをお祈りします。
地震等の災害を防ぐことはできませんが、生きてさえいたら何でもしてあげられるし、何でもしてもらえる。日本国民総出で、地震のことなど忘れてしまうくらい、良くしてあげたら良い。
私は何もできないので、せいぜい義援金を出すくらいのことになると思いますが、とりあえず生命の危機がひと段落したら、次は芸人さんの出番ですね。
地震のことを忘れるくらい、寄ってたかって笑わせてあげてください。
そんな風に思っています。
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年末に少し余裕ができた時にテレビをつけると、年末の特番ばかりになっていて、これがどれもつまらないのです。
芸能人は集まってわいわい騒いでいるだけのものが多くて、これはちょっとダメだと思っていました。
あ、ダメなのはテレビや出ている芸能人いうより、私の方です。
昨日の記事にも書きましたが、お笑いの番組を見ていても笑えないのです。
上に書いたとおり、芸人の力はすごいと思っています。決して彼らを否定するつもりはないのですが、如何せん、私の今の脳の状態はエネルギーが足りなくなっています。
面白く感じることにちょっと疲れている?そんな感じ。
そういう番組を外してチャンネルを回す?(←つい回すと言ってしまう世代ですw)と、やっていたのがWBCをふり返るみたいな番組。
本当はそういうのもあまり見たくないのですよ。
裏側はあまり見たくない。
プロスポーツなら試合での振る舞いが全てだと思っていますし、芸能事なら作品が全てだと思っています。
私がその道を目指す当事者なら、選手達の苦労話も有益でしよう。
でも、私はただのファン。
活躍している姿を見て、私が応援してもらっているのです。
いつもならこういう番組は見ないのですが、この日の限っては他に見たい番組もなく見てしまった。
あ~、やられてしまったよ。
やっぱりそうだったんだなって思った。
試合以外での大谷君は、いつも笑顔笑顔笑顔。
最年長のダルビッシュ選手は先輩風を吹かせることなく、後輩たちに自分の知っていることを優しく教える。
どの選手も大スターや大先輩に余計な気を遣うことなく、その分のエネルギーを勝つことに注ぐことができました。
皆が見ている風景が同じだったのですね。
誰一人置いてけぼりにならず、全員で勝ち取った勝利でした。
優勝決定のシーンは、私は献血ルームのベッドの上で観ていたのも大切な思い出。
2023年の一番の思い出は、やっぱりこのWBCの日本優勝です。
見たくないと思いながら観てしまった年末特番でしたが、献血のベッドの上で心が震えたこと、はっきりと思い出しました。
看護師さんの手も止まって、大谷君全力で投げ込んだスライダーがキャッチャーのミットにおさまった瞬間はそこにいた皆の心は一つ。
もうスモールベースボールではない、力勝負でもアメリカに、メジャーリーグに、十分対抗できることを証明した瞬間でした。
でもやっぱり裏側はあまり見たくないな。
見てのめり込んでしまうと、取り留めもなくずっと見てしまいそうだから。
私はただのファン。それで良いなと思っています。