先週、借りてきた本
何とか3冊とも最後まで読むことができました。
あなたを変える行動経済学 大竹文雄著 (読了)
先に読んだ、同じ著者の新書では、いまいちつかみどころがわからないというか、まぁ、私の読解力不足なのでしょうけど、チンプンカンプンだったのです。
今回読んだこの本は、著者が大学受験予備校で受け持っていたオープン講座を元に書かれています。とても易しく、わかりやすいです。
この行動経済学というものは、声のかけ方やものの考え方で行動をより良いものにしようというものですので、心理学的な要素が強い。なのになぜ経済学なのか?
もしかして、マーケティングに応用できるので、経済学なのかなとも思いましたが、そういう事でもないようです。
従来の経済学は、合理的な考えをする人をモデルにして理論が組み立てられていますが、人は常に合理的な考えをもって生きているわけではない。そこにスポットを当てて、理論立てていくのが行動経済学です、ということです。
今までの経済学は、実社会では役に立たないことが多いようですが、その点、行動経済学は、現実に即した経済学ということができる、ということだそうです。
物事を判断するにあたっては、いろいろとバイアスがかかってしまいがちになりますが、常に正しい判断をするためにも、こういったことを意識しておきたいものです。
ブルシット・ジョブの謎 酒井隆史著 (読了)
ブルシットジョブ=クソどうでも良い仕事
自分の仕事をクソどうでも良い仕事だと言われた人は、とても嫌な気持ちになるのだろうなと思っていたのですが、実際には、自分の仕事がクソどうでも良くて嫌になっている、でも、人に役立つ仕事よりも待遇は良いし、生活のことを考えると、やめるにやめられない、そういった気持ちの人がいかに多いことか!という話です。
誰の迷惑にもならず、当事者だけで回ってるだけならまだ良いと思うのですが、実際には、そのくそどうでも良い仕事のお陰で過剰生産になって、環境に脅威を与えたり、例えば、オリンピック等の予算で、ただ一部の人が儲かるだけような意味のないお金の使われ方をしたり、こういったのもこのクソどうでも良い仕事のなせる業だったりします。
書き出すときりがないのですが、もっと書きたいな。
また、別の機会に、あらためて書きたいと思います。自分の感情があふれ出てきて、収拾がつかなくなりそうです。
最新の脳の研究でわかった! 自律する子の育て方 工藤勇一・青砥瑞人著 (読了)
この本については、すでに記事にしています。
tohost3250303.hatenablog.com
今週は、以前に借りた、谷山浩子さんの「真夜中の図書館」を再び借りてきました。
この本の中で紹介されている本を、すべて読んでやろうと思っています。