音楽って子供の頃に自然と耳に入って来るものにすごく影響されると思います。
そうなると、両親や年長のきょうだいの影響をすごく受けるのかな。
私の場合は、父方の叔母(父の妹)の影響をたくさん受けていると思います。
父には妹が4人いて、特に3番目と4番目の二人がとても音楽好きでした。
3番目の叔母はよく小柳ルミ子さんの歌を聴いていたという記憶があります。
いつだったか、ワンワン泣きながら聴いていたんですね。
子供心にとても気になって心配してしまったんですが、別の叔母が歌詞カードを見せてくれて、そこの作詞者のところにその3番目の叔母の名前が書いてあって、とてもびっくりしました。まさか同姓同名じゃないよな(笑)。たぶん、素人投稿みたいな企画でもあって、それに入選したとかそんな感じではないかと勝手に思っています。
その話は本人からは一度も出てきたことがないので、何となく触れてはいけない話題なのかなって思っています。だって、その歌を聴いて泣いていたし。*1
私の音楽観に特に影響を与えたのは、4番目の叔母の方だと思います。
四六時中、音楽をかけていました。
とくにアリス(というか谷村新司)とふきのとうが大好きだったみたい。
ギターを弾きながら歌うのに、何か憧れめいた気持ちを持ったのがこの頃。まだ小学校の3年生か4年生くらいだったと思います。*2
そして、家に転がっていたラジオを勝手に自分のものだと決めつけて、毎日のようにラジオで音楽を聴くようになりました。
その中で聴いてしまったのがさださんの「雨やどり」でした。
初めて聴いた時は、ものすごい衝撃でした。
身体に電流が流れたかというくらいのもので、これだ!って思いましたもん。
だって、巷に流れる流行歌は、どれもこれも愛してる、好き好き大好き!みたいな歌ばかりじゃないですか?まだ幼くて初だった私には、なかなか受け入れられなかったのです。
まぁ、この「雨やどり」だって、好き好き大好き!っていう歌には変わりないけれど、面白おかしく歌い上げている感じは、子供の私でも何となくクスっと笑ってしまったわけです。
それ以来、私のさださんに対する評価は「おもしろいおじさん」です。
当時のさださんはまだ20代でしたが、小学生の私には十分におじさんでした。
さださんは自分の歌のことを落語みたいなものと言っていますが*3、この歌はまさしく落語そのもののような気がします。
誤解のないように申し上げておきますが、さださんの歌はこういうものばかりではなく、私が大人になってからは、彼のとても繊細な(神経質な)感じがとても好きになりました。
でも、昔、拓郎さんや泉谷さんに「さだ!お前は暗いんだよ!」ってよくいじられた(笑)、あの神経質な高い歌声はもう聴けなくなってしまったな。
神経質さがなくなった分、ずいぶんと優しい歌声になって、これは劣化とも進化とも、どちらでも言えるなかなって思っています。
本当に私にものすごく強い影響を与えたさださんとこの「雨やどり」。
でも、私が本格的にギターを始めたころには、気持ちはすでにさださんから遠ざかっていましたので、この歌を弾き語りしたことはないんですよね。
ちょっと練習してみようかな。
◆
で、こないだ、猫のだんなの雨宿りの記事を書いたら、こんなブコメをもらってびっくり。
猫だんな日記 2023/7/1 - 通りすがりのものですが
猫のだんなの「雨やどり」。今度はスヌーピーのハンカチを貸してあげて下さい。相思相愛になれます。
2023/07/02 20:49
さださんの「雨やどり」で、このスヌーピーのハンカチが登場します。
それで、次の猫のだんなの記事に、やはりさださんの「雨やどり」の歌詞の虫歯のところから、「今度、前歯から右に3本目に虫歯があるか確認してみます」と書いてしまったのですが、本当は右に4本目でした。
どうも私は言葉を正確に憶えることが苦手です。
記事をリリースした後、自分で口ずさんでみて、あ、4本目だった!と気がついたんですが、すでに何人かに☆を付けてもらっていたし、そのままにしちゃったんです。
しっかりとご指摘いただきました。
ありがとうございます(笑)。
猫だんな日記 2023/7/3 - 通りすがりのものですが
私の謎かけを解って頂けて嬉しいです。猫のだんなは傘がさせないので、スヌーピーのハンカチで頬被りをすれば良いかと思いました。被らせるのは至難の技ですが。でも、ふふふ⋅⋅⋅虫歯は前歯の右から4本目でした~
2023/07/04 21:41
神は細部に宿る、と言います。
虫歯の位置が、前歯から右に3本目か4本目か、その違いでこの歌の印象は大きく変わるのです。
仮に前歯そのものが虫歯だったとしたら、その人に魅力を感じてしまったことに何か違和感というか、モヤモヤがあったのかも知れません。
4本目だと、あら、ステキな人!虫歯は残念だけど、そういうダメなところがある方がかえって親近感がわく、そんな感じでしょうか?
3本目だと、なぜか私は丹古母鬼馬二さんをイメージしてしまいました。彼に虫歯があったかどうかは定かではありませんが。
つまりは、さださんに申し訳ない気持ちです(笑)。
ゴメンナサイ。
※たぶん、多くの読者様には何が何だかわけのわからない、置いてけぼりをくらったような記事だったと思います。雰囲気だけでも楽しんでいただけたら幸いでした。
(追記)
まるさんのイメージは、下町っぽい感じです。おしとやかなのですね。修正するよう、努力したいと思います(笑)。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4738890800846605509/comment/akayamaqueen