少し前にNHKのSONGSという番組で、一青窈が出ていました。
この人なら、やっぱり一番に思いつくのが「ハナミズキ」
私は、一青窈はこの「ハナミズキ」を歌うために生まれてきたと言っても過言ではないと思っています。
初めは、歌詞をどう解釈すればよいのか迷うことが多くて、ただ誰かの幸せを願う歌くらいに思っていたのですが、実はこの歌がアメリカの同時多発テロがきっかけでかかれたと知って、それまで不可解だった歌詞が一気につながりました。
そういう意味だったんだって。
それ以来、この歌を聴く度に、グッときてしまうんですよね。
なんだかすごく感情がこみあげてくる。
で、このSONGSで、司会の大泉洋が一青窈に質問したんです。
夢がちゃんと終わるっていうのはどういう意味なの?
普通なら、夢は終わるのではなくて、かなうというのではないの?
って。
この部分は、この歌の歌詞の中でも、核となると思っていたところ。
自分なりに(勝手に)解釈していまして、それはそれでかまわないと思っていますが、ついつい、一青窈の言葉に期待していました。
彼女の返事はこうでした。
たくさんある夢が全てかなって、もうこれ以上夢はないよっていうくらい、夢がかなうように
こういう意味だったようです。
私は、こんなふうに解釈していました。
夢っていうものは、なかなかかなわないもの。でも、夢をあきらめるのは自分で決めたい。自分の夢を終わらせるのは自分でありたい。そして、次の夢に向かって進めばよい。
夢をあきらめるのはとても寂しいことですが、自分の意思とは関係ないところであきらめることになるのは、もっと辛いこと。
例えば、プロのスポーツ選手など、自分で引退を決められる選手なんてごくわずかですよね。多くは、自分の意思とは関係なく、契約を打ち切られてしまう。
ましてや、同時多発テロでは、たくさんの「夢」が、本人の意思とは関係ないところで、切られてしまった。
私はそんな風に考えてたのですが、実際のところは、もっと単純だったようです。
私の深読みが過ぎたようです。
なんか、本当のことを聞かなくても良かったな。自分で勝手にした解釈のままでよかったな。そう思いました。
大泉洋よ、お前は余計な質問をしたな(笑)。
とは言え、この歌は私の中では、やっぱりいつまでもいつまでも歌い継がれて欲しいなという思いは変わらないです。