浜田省吾の「PAIN」は、私がまだ高校生だった頃にリリースされたアルバム「DOWN BY THE MAINSTREET」に収録されていた曲。
LPレコードがまだ棚の中にしまってあります。
リリースされた当時は、特に引っかかることもなく、ただの失恋の歌くらいに思っていました。
東日本大震災の時、テレビでは津波の映像が垂れ流しされていました。
とてもつらい映像でした。ならば消せばよいのに、我慢して見ている自分がいました。
いつからか、この津波の映像が流れる度に、中島みゆきさんの「海よ」という歌が頭の中をぐるぐると駆け巡るようになりました。
私は、この「海よ」という歌が大好きです。
でも、あのとき以来、聴くのが辛くなってしまった。
この歌を聴くと、頭の中で津波の映像が駆け巡るのです。
YouTubeではカバーばかりで、みゆきさんが歌っているのは、これくらいしか見つかりませんでした。↓↓↓
そして、震災から数年後、たまたま耳にしてしまった浜田省吾さんの「PAIN」。
東北の大震災では、たくさんの人が命を失ったのと同時に、たくさんの人が大切な人を失った。
この歌を聴いていると、そんな思いがガーッと溢れてきます。
浜省の歌声は、なんでこんなに切なく響くんだろう。
特に
二度と立てぬ 痛手なのに 受け入れてく 不思議だ人は
のところは、自分で口ずさんでいるだけでも、込み上げてくるものがあります。
とても気楽に聴ける歌ではなくなってしまった。
今では、みゆきさんの歌声による「海よ」も、浜省の歌声による「PAIN」も、3月11日だけ聴くことにしています。
震災を自分の中で風化させないために。
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最近、〇十年ぶりにギターを「ちゃんと」弾き始めました。
この「PAIN」を自分で歌うためです。
ほとんどまともに弾けるレベルではないのですが、一応コードだけはインターネットで確認して、イントロの部分の雰囲気は残しつつ、あとは自分の記憶でこんな感じかなと、勝手にアレンジして弾いています。
オリジナルを聴くと辛くなってしまうので、自分の記憶に頼っています。
最近は人と会話することも声を出すこともあまりなくなっているので、ちょうど良いリハビリになってます(笑)。
もしも私の歌を聴きたいという人がいれば、いつかアップしてみようかな(笑)。
最近、ギターの弦を交換しまして、ちょうど良いチャンスなので、ナッシュビルチューニングをやってみています。
4弦から6弦を1オクターブ高くするのです。
4弦から6弦のところに、交換する前の古い1弦から3弦を張って。
中学生の頃に「22才の別れ」を聴いて、あの独特のギターの響きはどうやって出すのだろうとずーっと不思議に思っていました。
最近になってナッシュビルチューニングというものがあって、それを採用しているのだと知りました。
知ってからというもの、今度弦を交換するときは絶対に試してみようと思っていました。
なんだか楽しくなってしまったので、しばらくこのままにしておこうと思っています。
「PAIN」の練習は、しばらくお預け。
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最近、どっぷりとはまっているYouTubeチャンネルがあります。
素人の人がギターの弾き語りをしているものです。
ものすごくうまいというわけでもないのですが、何というか、昔見たドラマ「ムー」で岸本佳代子さんが弾き語りをやっていたり、「ムー一族」では桂木文さんが弾き語りをやっていたり、そんなイメージ。
(この「短編小説」という歌、さださんの作詞作曲だったのですね。)
ご近所のきれいめのお姉さんが歌っているのを、そーっと気がつかれないように耳を澄ませている感じ(笑)。
オードリー・ヘップバーンではちょっと言い過ぎな感じ(笑)。
私と同じくらいの年齢の女性の方で、歌が好きだというのがものすごく伝わってくる。
オリジナルをものすごくリスペクトしているので、ギター一本でも、なんとか自分でアレンジして、オリジナルに近づけようとしています。
そして何よりも、声がとても優しい。こんなに優しい声で歌っている人はなかなかいな.いなと思っています。
この方に「PAIN」をリクエストしてみたら、本当にやってくれたのですよ。
めっちゃ嬉しい。
浜省が歌うとものすごく切なく響くこの歌。
でもその方が歌うと、切なさはもちろんあるのですが、とても優しく響きます。
あ、YouTubeチャンネルは秘密です(笑)。
自分の中でそーぉっとしまっておきたいのです。
YouTubeをいくつも貼り付けたら、重くなってしまった。
自分のパソコンでは、ほとんど編集できないレベルなので、今回はこの辺でおしまいにしたいと思います。
続きがまだあります。