目の前で何かがちょこまか動くのがとても苦手です。
夏になると板状のものを団扇代わりにパタパタと扇ぐ人がいますね。見てるとイライラしちゃうので、なるべく距離を置くようにしています。それができなければ、なんとか視界に入れないようにしています。
(最近はハンディタイプの扇風機が出てきて、団扇を使う人が減って助かっています。)
そうそう、MISIAの「アイノカタチ」って、MISIAの歌声はとても優しく響いて、歌詞もとても可愛くて、大好きな歌なんですけど、何気にYouTubeで動画を観ていたら、あ、これはちょっと無理って思ってしまった、
MISIAがね、手をちょこまか動かすんですよ。
これだけでもう無理。
それで思い出したんですけど、私が小学生高学年~高校生のころはアイドル全盛期と言われていた頃なのですが、アイドルってほぼ受け付けなかったんですね。
周りはアイドルの話で盛り上がっていても、私は入っていけない。
気がつきました。
アイドルって歌だけじゃないですよね。ダンスや振付が付いています。
これが苦手だったんだな、たぶん。
ピンクレディなんて、ほんとダメでしたわ。
今でも必ずダンスがついて回るアイドルやK-POPなぞは全く受け付けません。
テレビに出てくると、チャンネルを変えてしまいます。
(ギターを弾いている手を見ているのは全然気にならないのにね(笑)。)
音楽に合わせて身体を動かしているのを見るのが苦手なら、音楽に合わせて(自分で)体を動かすのもとても苦手。
ライブの映像で、観客が総立ちで身体を動かしていたりするのを見ると、ぞっとします。
あ、自分はここには行けないなって。
音楽はゆったりと座って楽しみたいのです。
それが、ハードロックやヘヴィ・メタルでも。
本当は観に行きたいけど、座ってゆったりと楽しむことは不可能でしょう。
何というか、音のサンドバッグ状態で良いのです。
自分にふりかかって来る音に抵抗しない。
音の拳をただ受けるだけ。
音は楽器構成がシンプルであればあるほど、気持ち良い。
いろいろな音が同時に迫ってくると、脳が混乱しちゃうんでね。
ギターかピアノの弾き語り、バンドならシンプルに3ピースバンドが理想。
あ、ギターはツインリードも大好きですよ。
音に何も抵抗せずに打たれ続けて、音のパンチドランカー状態。
いつかそれが快感になってくる。
そういうのが好き。
何気に高校生の頃に大好きだったナイトレンジャーを聴いていました。
あのころあんなに好きだったのに、今はすっかり冷めている(笑)。
今でも聴きたいなぁと思うのは、この3曲くらいかな。
「Don’t Tell Me yYou Love Me」(当時の邦題が「炎の彼方」には笑えました、)
「Rock in America」
「This Boy Needs to Rock」
私が好きなのは、まだジェフ・ワトソンがいたころのナイトレンジャーなのですが、何回聴いても思うのは、ヴォーカルのジャック・ブレイズがカッコ悪い。ヴォーカルがもう少しカッコよければ、いまでもずーっと大好きだったような気がします。
見た目もそうなんですけど、高音が天井知らずでキュイーンと伸びる声のヴォーカルだったらなぁと、思いっきりの「ないものねだり」です。
ジェフ・ワトソンとブラッド・ギルスのツインリードだけ堪能しておしまい。
ずっとしまっておいたけど、私にはまだまだロックは必要だなと、そう思うのでした。