冷蔵庫の中を見たら、赤玉の卵がないことに気がついた。
いつも温泉たまごとゆで卵を作り置きしていて、間違えないように、白玉は温泉たまご、赤玉はゆで卵と決めているのです。
まだ早い時間だったので、買い物に出かけることにした。
玄関のドアを開けると…。
猫のだんなが音もなくソロソロっと近づいてきた。
鳴き声も上げず、私に気がつかないふりをしているのがおかしい。
お前のことなど気にしてないにゃー、って顔して、私の前でゴロン。
出かけるところだったので、早いところちゅーるを済ましてしまおうと思ったのだけれども…。
ちゅーるをだんなの目の前にかざしても全く反応なし。
しかも眠そうにあくびしている。
寝起きだな、これは。
かと思えば、人が通りかかるとサッと塀の中に隠れる。
通り過ぎたらすぐに出てきた。
そしてやっぱり私には興味ないって顔して、私の前でゴロン。
まぁいいや、少しお付き合いしましょう。
しばらく背中を撫でていました。
頭や喉も。
ふと自分の手を見たら、真っ黒に汚れていた。
お風呂に入れたい...。
でも嫌がるだろうな。きっと逃げ回るのでしょう。
撫でているのがよほど気持ち良いみたいで、私の手をペロペロ舐めてくる。
だんな~、そろそろ買い物に行きたいんですけど…
ニャァ~
だんな~、そろそろおしまいにしても良いですか?
ニャァ~
手を止めると、え!もう終わりなの?って顔してこちらを覗き込んでくる。
もういいや、買い物は遅くなっても。
こんな感じでしばらく付き合ってました。
そして、急に立ち上がって、私の足に顔を擦りつけてきた。
なんだ、やっぱり食べるんだ。
今朝まで雨が降っていたから、絶対にお腹が空いているはずだとは思っていたので、少し安心しました。
だって、お腹が空いているのに食べたくないとしたら、身体の調子が悪いかもしれないから。
でもねー、食べ終わったらいつものように私には興味ないの。
フラフラと歩きだして、そこに小さな子供を連れたお母さんが通りかかり、全力で走ってどこかに行ってしまった(笑)。
まだパトロールに行くには早い時刻。
さて、どこに行ったんだか?
まだ寝たりなくて、どこかで寝てるのかもしれない。
私の方は、業スーまで買い物に出かけたのでした。
ちょっと遅くなってしまったけれど...。