献血のご褒美 2023/11/17分 その②  お魚1匹、まるごと満喫

※私の場合、献血は誰かを救うというよりも、自分自身が救われていると思っているので、本当ならご褒美も何もないのです。でも、献血をした日は、いつもよりもちょっぴり贅沢をしてもよいことにしています。

11月17日の献血

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ご褒美その①はこちら。

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献血のご褒美をお魚にしようと決めて、魚屋さんをいろいろ回ってみたのですが、なかなかご褒美のイメージに合うようなものが見つからない。

初めは鯛が良いなと思っていました。あとはこの時期ですと三陸の秋サバなんかも良いな。ま、鯖は冷凍して少し先に食べたいと思っていましたけれど。

やっぱり丸のお魚が良いな。
でも、鯛となるとなかなか丸で売ってないんですよね。
みんな切身かお刺身用のサクになってる。
ご褒美というなら贅沢気分を味わいたいじゃないですか。
やっぱりアラからなにから、食べられるところは全て味わいたいのです。
丸の魚は、築地とかまで行けばフツーに手に入るけど、そこまで行く気力はありませんでした(笑)。

で、思いついたのが肉のハナマサ
最近はあまり行かなくなってしまったな。
ハナマサは、お肉は輸入物や冷凍・解凍ものが多くて、しかも大容量のものばかりで、あまり買う気にはならないのですが、お魚に関しては、一応業務筋用なのでしょうね、丸の魚が一通り揃っています。一年中ある養殖の鯛なんかは定番ですね。いつ行ってもほぼ売っています。

魚屋さんでがっかりした後にハナマサへ。
やっぱり売ってた。
鯛と鯖を手にして、さっさと精算を済ませて帰ろうかと思ったその時、値引きシールを貼る作業をしている店員さんの姿を発見。
そーっと鯛と鯖を売り場に戻して、様子を窺っていると…

残念ながら鯛には値引きシールが付きませんでした。
しかし、ヒラメは20%引き!
前日に店頭に出たものでしたが、大きめの白身のお魚は、少し熟成させてタンパク質がアミノ酸に変わってから食べる方がおいしいというものです。

で、買っちゃいました~。

1・3キロくらいありましたから、元の値段で1㎏あたり2000円くらいかな。
活〆のヒラメとしては、それでも安い方かなと思います。これがさらに2割引きになりました。

久しぶりのヒラメ。おろすのは何年ぶりだろう?
ちゃんとできるか少し心配。

お~、なんとかなりそうだ。

で、そのまま5枚おろし。

5枚おろしはゆっくりやればそんなに難しくないから、興味のある人は、是非やってみてくださいね。ポイントは包丁をしっかり研いでおくことです~。

まずはフツーにお刺身。

やっぱりすでに身がやわらかくなっていて、でもその分、うま味がスゴイ。
久しぶりのヒラメのお刺身でしたが、やっぱり旨いな~。

翌日は握り寿司にしました。すでにやわらかくなっているので、こういうのは、刺身よりもお寿司の方が合いますね。

因みに一緒に添えてある鉄火巻きは、ハナマサの前に覘いたお魚屋さんで買った本マグロのアラから作りました、
加熱用として売られていたものなので、これを生で食べちゃうのは自己責任です。
良い子の皆さんは、慎重にやって下さいね。お腹を壊しても、クレームなんて出してはいけません。

アラは潮汁にしていただきました。

上品なくせに濃厚なヒラメのだし。
塩味だけでとてもおいしい。
弱火でそーっと潮汁をいただいた後は、身をしゃぶるのが面倒くさくなって、残りはガンガン炊いて、身からも骨からもおいしさを出し尽くしました。
このヒラメのスープ、これはまだ残っています。
何に使おうかな?茶わん蒸しでも作ろっかな。

さらに翌日は、島寿司です。
島寿司というのは、伊豆諸島の郷土料理。
漬けにした白身魚のお寿司。
島ではなかなか手に入らないわさびを使わずに、からしを使っています。

フツーのお寿司に飽きてきたら、これはおススメです。
漬の汁を作るのが面倒だったので、生筋子についていたいくら醬油漬の素を使っちゃいました。私はいくらは塩いくらが大好きなのです。醤油漬けにしたら、いくら本来の味があまり感じられなくなりもったいないのです。

いくら用の調味料で、漬けに使うには少し薄かったかも。
でも、おいしくいただきました。

最後はなんと言っても昆布〆です。
ヒラメのお刺身用のサクに、昆布を貼り付けておくだけです。
昆布の旨味がヒラメに移り、そして水分が抜けて日持ちできるようになります。

右に添えてあるたまご焼きは、ヒラメからとっただしを使っただし巻き玉子です。
これもまた旨かったなぁ~。

ヒラメをまるごと満喫したこの数日間なのでした。

(おまけ)

新しく生筋子を買ってしまったもんで、冷凍庫にすでに入っていた塩いくらを食べてしまうことにしました。

お寿司を食べ終わってから思いついたので、おにぎりにすることに。

いくらが多すぎて包めなくなってしまい、どうせ包めないならもっと入れちゃえと、さらに追いいくら。
ものすごいいくらおにぎりの出来損ないなのでした~。