お昼に家に戻って、また外に出たとき、遠くの方から猫のだんながやって来ました。
そばに来て、何するわけでもなく、ただ座ってる。
後ろを気にしているから、何だろうと思ったら、いつもだんなと仲の良いとら猫がいるところに猫がいる。
見た感じだと、いつもの仲良しの子ではないようにも見える。
一応、だんなにちゅ~るをあげてみたのですが、においを嗅いで、ぷいっと向こうを向いちゃった。
これ、少し前はうまそうに食べたやつなのに。
追いかけちゅ~るもダメみたい。どうしたものかなと思っていたら、とら猫が走って来たんですよ。
あれ、寅パットーニちゃんみたい。
だんなが食べる気全然ないので、寅パットーニちゃんに食べさせちゃえ。
寅パットーニちゃんに威嚇を始めそうになった猫のだんな。でも、すぐに止めて、私と寅パットーニちゃんを見てる。
自分はちゅ~るはいらないにゃ~、食べたければ食べれば良いにゃ~
って言ってる。
で、寅パットーニちゃんに食べさせようとしたのですが、うまく食べることができないのです。顔中にちゅ~るがベトベトにくっついてしまう。
そのままにしておくわけにもいかず、持っていたミニタオルで拭いてあげました。
最近、私のミニタオルはちゅ~るのにおいがとれない。けっこう、きついにおいしますよね。
もともと、あまり上手ではないのですが、この日は全く口の中に運べないのです。
ペロペロなめるのがうまくできない。
固形のエサの方が良いのかな?
食べさせるのをあきらめて、ちゅ~るをしまおうと玄関の戸を開けあたら、中に入ってきちゃった。なかなか出ようとしない。
え?もしかして、うちの飼い猫になりたいの?
私がいるときなら入れてあげるけど、いないときはちょっとダメだな。部屋は散らかっているし。ごめんね。
その後、出掛けようとする私の後ろをついてきたのですが、もともとの自分の縄張りの手前のところまで来たら、止まってしまった?
ここからが君の縄張りだよ(笑)。
自分の縄張りに入ってこなかったジョバンニ・寅パットーニちゃんでした。
その間、猫のだんなは、見守るようにずっと見てました。どういう気持ちだったのだろう?なんとなく、やっぱり、寅パットーニちゃんに譲っているように感じる。
◆
暗くなって家に戻り、家に入ろうとすると、近くの茂みからガサガサ音がして、寅パットーニちゃんが現れました。
ちゅ~るがうまく食べられないのならと買ってきた固形のエサをあげてみました。
...全く反応無し。
どうしよう?これ、全部無駄になっちゃうかも。
仕方ないので、ちゅ~るをあげてみたのですが、これにも反応せず。
もしかして、今日はだんなも寅パットーニちゃんも、すでにお食事済みだったのかも。
だんながいた場所は、いつもエサをくれる人のアパートの塀の裏側でした。そこにいたということは、そこでたくさん食べちゃったのかな?
と言うことは、お腹がいっぱいでも私に会いに来てくれたということ?
ということにしておきます(笑)。
ちなみに、この後に、寅パットーニちゃんを家の中に入れてあげようとしたのですが、玄関の前でびくとも動きませんでした。
全然動かないので、頭を撫でて、じゃあねって言って家の中に入りました。
気まぐれなのか何なのか、猫の気持ちは難しい。
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ちなみに、寅パットーニちゃんをじっーっと見ていた猫のだんなは丸くなっていたのですが、やっぱりと言うかなんと言うか、お醤油のかかったお供え餅にしか見えませんでした。