本を読んでいたらちょっと辛い気持ちになってしまったという話と、オリンピックの話を少しだけ…でもないな

少し前に、NHKスペシャルでアタッチメントについて取り上げていました

アタッチメントは日本語には愛着と翻訳されるみたいですね

超簡単に説明すると、子育てにおいて、大人は子供の安全基地になってあげましょうということです

省略し過ぎかな?

興味のある人は自分で調べてみてね

私の子供の頃は、とにかく大人が怖くて怖くて、安全基地どころではなかった

ちょっと気になって、アタッチメントで検索して、図書館で本を借りてみたのですよ

初めのうちは、フムフム、なるほどなるほどと、自分の子供の頃とはずいぶんと違うなぁと一つ一つ納得しながら読んでいたのですけれど…

本当に違うことばかりで、そのうちあの頃の大人たちのあら探しをするようになってきてしまった

親に対して恨んでいるとかそういう気持ちはとうの昔に消滅しているけれど、今の自分の対人の過敏さをもって、少しでも私の安全基地になってくれることはできなかったのかなと、とても残念な気持ちにはなってくる

読むのがだんだん辛くなってきて、2/3くらいまで読んだところで、もうこれはちょっと無理、読むのをやめちゃいました

過去を振り返って辛い気持ちになるより、これから自分をどう変えていきたいか、そういった方向に自分の興味を向けていきたい

とりあえず、私には子育てをする予定はないし、そういう未来もなかなかイメージでできないし(笑)

でも、アタッチメントの概念は、今そしてこれから子育てをする人や子供と触れる環境にいる人にはとても大切です

どうでも良いけど、アタッチメントという言葉がスッと出てこないときがあって、その代わりにアンタッチャブルって言葉が浮かんできてしまう(苦笑)

あ、私にとって、アタッチメントはアンタッチャブルだったのだと、一人苦々笑っています(笑)

本と言えば、こないだ字が小さくて読めない!って書いた「民間防衛」を買ってきてしまいました

いつも利用している紀伊国屋書店には、在庫を調べてみても、どこの支店にも置いてなくて、さらに通販は苦手だしということで、店舗受け取りで取り寄せてもらうことにしました

以前に店舗受け取りの現場を見てしまったことがあるのですが、店員さんがお客さんに名前を確認していたのですよ

自分の名前といえば、吃音の人にとって最も苦手なヤツ

それがあったから、欲しい本があっても、店舗に在庫がなければ諦めるようにしていたんですけど…

このところ、こういう場面で言えなかったはずの言葉が出るというのが多くて、ちょっと勇気をふりしぼって(笑)やってみることにしました

でも、こうあらたまってやろうとすると、もの凄く緊張しますね…

受付カウンターのそばを何度か行ったり来たりして、ガチガチになって、それでも何とか決心して一歩前に出たのですが…

店員さんは、メール(店舗に届いていますという通知)を確認して、私の名前を確認することはなくて本を用意しました

拍子抜けでしたが、正直なところ、ホッとしました

そりゃそうだよな、メールに○○様って、私の名前が書いてあるもんな笑笑

もうオリンピックのことは書かないと書いたのに、ちょっと気になることがあったので、また書かせて下さいね

チラッと耳に挟んだのですが、男子バレーボールの小野寺選手がバッシングにあってるって

イタリア戦のマッチポイントの場面で、サーブをネットに引っかけてしまったヤツ

あそこから逆転されて負けてしまった

正直なところ、私はあの場面、狙うところじゃないだろ!会長の川合俊一の現役の頃のへなちょこサーブを見習って、まずは確実に入れることを目指すべきだろ、って思いましたよ

バレーボールは流れのスポーツって言われてるみたいですね(私は決してそうばかりだとは思わないけど)

その意味からして、サーブのミスっていうのは、流れを変えてしまうことがとても多い

あそこは流れを変えないということに慎重になっても良かったのかな

それに、へなちょこサーブで相手のサーブレシーブがきれいにセッターに返ったとしても、日本にはどこにも負けない守備力がある

スパイクレシーブの決定率は、驚異的な数字だったのですよ

普通、男子バレーで、ノーブロックでスパイクを打ったら、まず決まります

のはずが、日本代表チームは、それをレシーブしちゃうんです

石川選手、西田のゴリラ、高橋ランちゃんらの派手な活躍はもとより、日本が強くなった最大の強みはそのスパイクレシーブだと思っています

あの場面、その強みにかけてみても良かったのかななんて思っています

でもね~、いつだったか、小野寺選手がインタビューで、日本代表に入ってサーブがとてもうまくなった、サーブに自信を持てるようになったと言っていました

小野寺選手にとって、もしかしたら日本代表チームにとっても、彼のサーブは強みであったのかも

結果なんてどう転ぶか誰もわからない

正解なんてないのです

少しでも成功する確率を高めていくしかできないし、そこには駆け引きだってあるのだから、勝負に出るときはあえて確率の低い方にかけることだってある

あそこで簡単なサーブを打たずに狙っていく、それがチームの選択だったのなら、たとえ失敗に終わったとしても、それは仕方ないこと

ずっと楽しませてもらっていた者として、私だったらこういう選択をするだろうっていう意見はあっても良いとは思うけど、ものすごいプレッシャーの中でその都度たくさんの選択をして勝負しているのは選手たち、これは絶対に尊重しないとね

本当にすごい試合だったし、もうこれ以上なにも要らないというくらいお腹いっぱいになりました

負けて一番悔しい思いをしているのは選手たちですし、負けたことに対してとやかく言うことはなにもない

私としては、ありがとうとお疲れさまでしたの気持ちしかありません

こんなことで立ち止まってる暇はない、次に向けてまた一歩ずつ進んでいっていただきたいと思っています

前にこんな記事を書いたのですけど、リオデジャネイロオリンピックの時の男子体操の話です

tohost3250303.hatenablog.com

選手の演技が終わると、敵味方関係なく、ハイタッチしたりハグしたり

選手たちは国は関係なくお互いリスペクトして、同じ高みを目指す同志なのだなとすごく感動したのを覚えています

ただし、その輪の中に、中国の選手は入っていなかった

いつまで経っても、中国はこうなのかな?ってとても残念な気持ちになっていたんですが、今回のオリンピックでは、その中国の選手も他国の選手とハグしていたのを確認しました

すごく胸が熱くなった…

少しずつ、少しずつ、変わっていってます

これがいつか、他の競技にも伝播して、そしていつか、中国だけでなく北朝鮮の選手もその輪の中に入らないかな?難しいかな?

いろいろと問題山積のオリンピックではありますが、こういうところから世界が変わっていくきっかけになれば良いのになと、妄想をグルグル巡らせているのでした