読書の記録 2022/36週 8/29(月)~9/4(日)

今週、読み終えたのは、町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」
これについては、すでに書いていますので、こちらをご覧ください。

tohost3250303.hatenablog.com

今読んでいるのが、こちらです。

www.kobunsha.com

たまたま読んだ人様のブログに、この本の著者のブログの記事をたくさん引用していて、興味を持ちました。
本当は、「52ヘルツのクジラたち」の前に読み始めていたのですが、「52ヘルツ...」の方は次の予約があり、貸出を延長できないので、こちらの「糖質過剰...」の方は一時休止。後回しにしていました。

この本の著者、清水泰行医師は、糖質制限をとても重要視しています。
ブログの方も拝見しましたが、私が糖の害ってこういう事なのではないかと思っていたことが、そのまま書いてあって、それなら本としてまとめたものを読んでみたいと思いました。

まだ最後まで読んでいませんが、凡そ思いう浮かぶ病気、その大半が糖の過剰が原因、もしくは、その原因の一部と思っていて良いのかなと思います。

糖尿病はわかりやすいですよね。癌や心臓疾患も然り。
また、精神疾患も直接的、もしくは間接的に関わっていると思って良いと思います。
ほとんど私の思っていた通りのことです。

個人的には、甘いものが好きなので、完全に取り除くのは抵抗がありますが、嗜好品として捉え、つまり何の栄養も期待しせず、健康を阻害しない範囲で楽しめればと思っています。

例えば、糖のアルツハイマーへの関与も疑われていますね。

この本に書いてあった情報ではないのですが、アルツハイマーの原因は、アミロイドβというタンパク質が脳にこびりついてしまうからだという仮説があり、今はこの方向で研究が進められています。
アミロイドβは、通常は、体内で生成されてしまっても、それを分解する酵素の働きで何の問題もないもののはず。
ところが、インスリンを分解する酵素が、アミロイドβも分解するのです。インスリンは、糖を摂取すると分泌されるホルモン。
つまり、糖を過剰に摂取してインスリンがたくさん分泌されてしまうと、このインスリンの分解に手いっぱいになってしまい、アミロイドβを分解できなくなってしまう、と言うことらしい。

ところが、最近、このアミロイドβ仮説の研究に改ざんがあったのではないかという疑いが浮上してしまったようです。

medical.jiji.com

だからと言ってこの仮説が完全に否定されてしまったわけではないということですが、これから先、どのように研究が展開していくのか、今までの理屈がどの程度修正されるのか、注目して行きたいと思います。

それでも、糖質制限はするに越したことはないと思っていますけどね。