今さらながら、女子サッカーのワールドカップの話でも

昨日の世界陸上では、やり投げの北口榛花選手が金メダル。
いつもニコニコしている北口選手。悲壮感なんて微塵も感じられなくて、エネルギーに溢れていて、大好きなんです。

 

この種目で日本人選手が躍進するなんて、少し前ならまったく想像もできなかったこと。
スポーツって、本当に世界の頂点を目指すなら、楽しまなければならないんだな。
日本のスポーツが、変わってきている。
始めたばかりのビギナーの人も、世界の頂点を目指す人も、やるからには思う存分スポーツを楽しみましょう。

今さらながら女子サッカーのワールドカップについて書こうと思います。たぶん、多くの人は日本代表が敗退した時点で興味が薄れてしまったのかなと思います。日本代表が出ていない試合は、無料のチャンネルでは決勝だけしか放送されなかったからね。

まぁ、素人の勝手な分析というか、ただの感想です。
自分なりに女子サッカーを楽しめたので、ちょっとだけ書いてみたいと思いました。

結局は、なんと一次リーグで日本が4-0で大勝したスペインが優勝してしまった。日本代表は、優勝チームより強かったというわけです(笑)。

相性があるから、一概にどちらが強いとかは言えないけど、スペインに圧倒的に勝ったことは、評価して良いのかなと思います。

私は、日本が負けたスウェーデン戦を見て、スウェーデンが優勝するのかなと思っていました。

(スウェーデンは準決勝でスペインに負けて、その後の3位決定戦で勝っています。)

スウェーデン代表チーム、本当に良いチームでした。全員が献身的によく走っていました。
日本代表と比べて、身体がとても大きい。あの体格差があったら、日本はスウェーデン以上にたくさん走らなければ、歯が立たないよ。
特にボールと関係ないところでの動きが足りなかったなと思います。
攻撃の時は常にフリーになっていないと、ちょっと当たられただけでも簡単に阻止されてしまう。スウェーデン戦での日本の1点、あれはボールの動きと関係なく、選手がフリーの位置に動いていたことによるもの。あれをもっともっとやれたらよかったのになと思いました。

体格で圧倒的に負けていたとしても、例えば男子の伊東純也みたいなスピードスターがいたら、少しは勝負できたのかな。

体格差を穴埋めするには、運動量で負けないことが必須だけど、90分間、最初から最後まで走り続けるのは難しいかも知れない。時間を区切って、徹底的に守る時間帯、攻める時間帯を分けてやったら良かったのかな、とそんな風に思いました。

男子もそうだけど、どうも日本は体格差が大きい相手にはなかなか勝てないなという印象。技術的には世界トップレベルなんですけどね。

強豪スペインに勝てたのも、スペインチームは比較的身体が小さかったということなのかなと思っています。

その一方で、スペイン代表チームは、体の大きな相手に対して、うまくあしらいますね。スウェーデン戦もそうだけど、決勝のイングランド戦も然り。普段から大きな相手とたくさん対峙していて、慣れているんだろうな。

日本チームにとっても、大きい相手の戦い方として、お手本になるのかもしれません。

日本がワールドカップで優勝した時と、今の日本代表と比べて、足りないものは何かなと考えたら、そりゃ答えは簡単です。

澤穂希が足りない。

この一言に尽きると思います。

 

 

ずっと前にラモスさんが言ってたな、澤選手は男子の中に入ってもやっていけるって。

体格で負けていたら、90分走り続ける体力と情熱、これが必須です。澤選手はスゴかった。

私は現役の時の澤選手を、和製女スティーブン・ジェラードと密かに呼んでいました(笑)。

スティーブン・ジェラードを知らない人には何のこっちやわかりませんね。イングランドリバプールのレジェンドです。私の大好きな選手でした。

それにしても、大会得点王が日本の選手だったことは、とてもスゴいことです。誇りに思って良いと思いました。

個人の能力はとても高い。後は澤さんのような選手が現れたら、そのときにまたワールドカップで優勝するチャンスが来るのかなと思っています。