アルゼンチンを見くびっていました。ゴメンね、メッシ【ワールドカップ2022】

準決勝 アルゼンチン 3-0 クロアチア

テレビ放送が始まって、最初の感想。
え?クロアチアはセカンドユニフォームなの?

せっかくラグビー日本代表みたいなユニフォームだったのだから、最後までこれで行って欲しかった。どういうルールなのかはよく知りませんが、あのユニフォームの力はすごかったなと勝手に思っています(笑)。

クロアチアは、やっぱり疲れちゃったね。
3点目は前がかりになっていたので仕方ない。力尽きました。

実はね、今大会ではアルゼンチンの試合は全く見てなかったのです。
メッシがいる限り、優勝はできないと思っていたから。

メッシは素晴らしい選手です。天才です。
今までのアルゼンチンチームって、メッシに対しての嫉妬なのか、他の選手に妙な対抗心があって、この天才メッシを活かすようなサッカーをしていなかった印象があります。それどころか、メッシを邪魔しているのかと思えてしまったり。
口ではメッシをリスペクトしているようなことを言っていても、やってることはちぐはぐ。そのくせ、苦境に立たされれば、責任はメッシに押し付ける。
チームとして全くまとまっていなかったのです。
マラドーナがいた頃とは大違いです。あの頃は、他の選手は、マラドーナを信じてプレーしていました。

初戦では、まさかのサウジアラビアに敗戦。相変わらずだなと思ってしまって、このチームに未来はない、そうして全く注目していませんでした。

今回のアルゼンチン代表チームは、一気に世代交代したのですね。
お恥ずかしい話、私が知っているのは、メッシとディ・マリア、そしてディバラくらいのものでした。
そして監督も、代表チームでメッシと一緒にプレーしたことのある若い監督でした、

初戦の敗北は、若さゆえのことなのかな。
もしかしたら、負けたことによって、危機感が募って、それが良い方向に行ったのかも知れません。

今回のチームは、メッシを信頼してボールを預ける、パスを出す。メッシを信頼して、メッシからのパスを待つ。メッシを信頼して、メッシがやりやすいように皆でハードワークをする。そういった、「当たり前のこと」が普通にできていました。

若い選手は、メッシに憧れている世代ですね。
一緒にプレーできることが大きな喜びなのでしょう。

戦術メッシ。
この天才のいるチームはそれでよいのです。

もう一試合ではフランスが勝ちあがってくると思っていますが、決勝はものすごい試合になりそうな予感です。
フランスのエンバぺは、代表チームのお兄さんたちに、信頼されてかわいがってもらって、大活躍です。余計な力が抜けていい感じになっていると思います。
メッシvsエンバぺで点の取り合いになる展開になるといいな。
ワクワクしてきました。
まだフランス代表が準決勝を勝ったわけでもないのに(笑)(笑)。

私は今でも、フランス代表の優勝を信じていますよ。
監督のデシャンには早いところ勇退してもらって、ユヴェントスの監督に就任して欲しいのです(笑)。