今日は少し切ない気持ちになりました。
家にもう少しで着くところで、例のよそ者猫を発見。陰に隠れてこちらを窺っている。
おいでって手招きしてみたけど、反応薄。
諦めて家に向かったのですが、ふと下を見たら、こないだの痩せこけた猫が私の足下に来ていました。
私の足をクンクンしている。
自分の家の前ならともかく、人様の家の前で餌をあげるのはちょっと嫌だなと思いながら、あまり目立たないところまでその痩せこけた猫を連れて行ったのです。
そうしたらやっぱり猫のだんながニャンニャン鳴きながらそこに来てしまった。
また逃げちゃう?
でもよそ者猫はいなかったから、だんなも特に威嚇することもなく、私が痩せこけた猫に餌をあげるのを許してくれたみたいです。そばでこちらを静かに眺めていました。
持ち歩くことにしたちゅ~るを出して、その痩せこけた猫の口元に差し出したら、ものすごい勢いで食べちゃった。ちゅ~るのチューブまで食べちゃいそうなくらいの勢い。秒でなくなりました。
猫だんなはテレビCMのようにペロペロ舐めるように食べますが、この子はちゅ~るをチューブごと咥えて吸い込むような感じ。そんなに慌てなくてもちゅ~るは逃げないよ。
そんなにお腹が空いていたんだね。
地面に少しだけ落ちてしまったのですが、それも大事そうになめていました。
すぐ近くでは、酒屋のお姉さんがこういった猫をたくさん可愛がっていて、餌もあげています。でもその中には入れないんだね。
うちの方では、猫のだんなはあんなにブクブクと太っているのに(だんなは酒屋のお姉さんのところには行っていないようです。それでもあんなに太ってる。)、この猫は十分に餌を得ることができていない。
因みに、この猫と一緒にいたよそ者猫は、ときどき酒屋のお姉さんのところでゴチになっているようです。
縄張りを破るというのは、猫社会にとっては、タブーなのでしょうね。
だんなを見ていても、自分の縄張りに入って来る猫にはものすごい勢いで威嚇しますしね。
ただ、仲の良い猫もいるみたいで、なんでもかんでも威嚇するわけでもないみたいですけれど。
本当は自分の家の周辺でなければ、餌をあげるのは避けたいのですが、ちょっと気になるのでしばらくちゅ~るはいつも携行するようにしたいと思います。
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なのになのに、猫のだんなときたら...。
ちゅ~るを最後まで食べないうちに飽きてしまうのか、道路の真ん中でゴロ~ン。
そういう感じも本当はかわいくて、救われた気持ちになるんですけど、あの瘦せこけた猫を見ちゃうと、何だかな~って思ってしまう。
だんなよ、君はしあわせかい?
今日は食べたかったんだな。玄関の前でお行儀よく待っていたんですけど。
もう暗くなっていたので、気持ちはパトロールモード。
右見て左見て、周りがとても気になる様子。
でも少し食べ残すし。
追いかけちゅ~るで最後まで食べた後は、さっさとパトロールに行っちゃいました。
今日は、本命お姉さんのアパートの方へとスタスタ。