使い勝手が悪くても、見た目がどうのというよりも、何はともあれ家は丈夫であって欲しいと思うのです。

こないだの記事の書いたとおり、我が家の設備の老朽化が激しい。

tohost3250303.hatenablog.com

建て替えた時のものはもちろんなのですが、すでに一度新しいものに替えたものも徐々に不具合が出てきています。お風呂のリモコン以外にも、冷蔵庫は電灯がつかないし、洗濯機は故障の警告が出るし(スイッチを入れ直すと復帰します)、炊飯器はときどき途中で止まってしまうし...。その他もいろいろ。*1

設備などの細かいところの不具合が続出している我が家ですが、建物そのものはまだまだ丈夫みたい。

近年、日本での自然災害が増えているという傾向にあるようですが、私には実感が乏しかったのです。
それはたまたま私が住んでいるところが大きな被害に遭わなかったということもあるのですが、昔との感覚の違いは一体何だろ?と思った時に、家が丈夫になったんだなって、そんな気がしています。

今住んでいる家の前の家は、私が生まれた年に建てられました。
とても住みやすかったし、愛着もあったし。
で、今住んでいる家は、私が30歳になる手前くらいに建てられたものです。

昔の家って、台風が来る度に揺れたし、地震だってものすごく揺れた記憶がある。
今の家は、それをあまり感じられないんですよね。

父が主導権を持って、男の設計士が設計した家です。
はっきり言って住みにくいのです。
収納の位置や広さがとても不便、ベランダが北向きで洗濯物が乾かない、要らないところに明り取り用の小窓があり掃除が大変(すでにあきらめて掃除はしていない)、2世帯住宅のように見えてきっちりと区切れていない(1階のお風呂と2階の台所が同じ給湯器、1階の台所と2階のお風呂が同じ給湯器)、などなど。
生活するには不便極まりないのです。呪われているのかというレベルです。

でも、丈夫さを比べたら、昔の物とは比べ物にならないくらい、しっかりしていると感じています。
雨や風、地震に対しても、十分な安心感があります。

もうすぐ30年にもなろうかという家です。
これがこんなに丈夫なら、最近に建てた家なら、もっと丈夫になっているはず。

元旦の能登地震では、古い美しい街並みが壊滅状態になりました。
これがもしも新しい耐震基準で建てられたものだったらなと思うと、とても残念です。
観光の目玉になるような街並みだったようですが、人が死んでは元も子もない。
日本ではどこでも大きな地震が起こり得ると考えて対策が進めばよいなと思っています。
それは個人でやるというよりも、国策として進めていって欲しいな。
それは半強制的でよいと思う。

建て替えが無理でも、せめてしっかりとした基準を設けて、少なくとも人が死なない程度の耐震補強をして欲しい。
人が家の下敷きになって亡くなってしまうというのは、なんとも切ないのですよ。

※実際には、新しい基準で建てられても、全壊となった家屋は多く見られたそうですね。それならさらに耐震基準を厳しくするしかないのかな。
生きていれば何でもしてあげられるけれど、死んでしまえば何にもできない。
それがとても切ないのです。

 

*1:あ、スイッチが入らなくなってしまったお風呂の給湯器のリモコンですが。翌朝またダメになってしまったと思ったら、今度は帰宅後にはちゃんとスイッチが入りました。
どうやら本当に寒さでダメになっているみたい。
昼間に暖かくなると直り、かと思えば、夜に冷え込むとまたダメになる。
もうこれはキツイ。
諦めて直してもらうことにしましたよ。

早速メーカーの人に来てもらって見てもらいました。
1階と2階で2個あるリモコンのうち、2階の方のリモコン(もう30年くらい前のもの)の方だけがダメになっていて、これを回路からはずしたら、正常に動き始めたとのこと。
1階の方のリモコン(こちらはすでに一度交換している)は問題ないので、少し面倒くさいが、今は1階のリモコンだけで使うのはどうでしょうかと提案されました。
2階の方は、これから先、給湯器自体を交換するときにあらためて交換した方が良いのではないかと。
2階の方は私しか使わないので、ま、良いかと。
何人の諭吉とお別れすることになるかヒヤヒヤしていたので、ホッとしました。

買いかえればよい話でもあるのですが、我が家は貧乏なのでなかなかそうはいかないのです。さらに限られた資源を食費に費やしているのです。もうあまり聞かなくなったエンゲル係数は、かなり高いものになっていると思います。
一部で、うちの食事がかなり豪勢、豪華、ゴージャスになっているというご意見がございますが、自分で作れば大概は費用は大したことはないのです。ときどき奮発することもありますが、それでもフツーの平均的な家庭と比べても、微々たるものでございます。
経済的困窮の方がハリセンを持ってやって来たら、コンコンとお説教をしてあげたいと思います。なぜ私がこんなことをやっているのか、あなたにはそれだけの覚悟があるのかと。