私は梨が大好き。中でも二十世紀梨が堪らんほど好きなのですが、ほとんど見かけることがないのです。
たまたま売っているのを見たら、2個で800円。これゃ、献血のご褒美でもなければ、食べられないなぁ。
ボヤボヤしているとシーズンが終わってしまう。やっぱり年に一度くらいは食べたいのです。
二十世紀梨目当てで?献血に行ってご褒美で食べよっかな~?なんて思ったけど、こないだの献血の後にいろいろと体調不良がおきてしまったので、もう少し間隔を開けたいんですよね。身体を栄養でピチピチに満たしてから、満を持して献血に臨みたいのです。
どうしたものかな~?
って思っていたら、こないだ、直売所に行ったときに、こんな梨を見つけました。
菊水という名前の梨だったのですが、見た目がなんとなく二十世紀梨に似ている。
3個で680円なら、最近の果物の高騰の中ではずいぶんとお手頃感さえ感じる。
できれば、ご褒美でなければ、1個200円以下にしたいところですが、まぁ、ギリギリ良いかなって。
私が住んでいる場所のお隣の川崎市の直売所なのですが、その川崎市は、戦前は梨の一大産地だったのですって。今は市場にはあまり出回らないけれど、直売所に行くと、梨のシーズンとなれば、たくさん並ぶようになります。
で、この菊水という梨、ちょっと調べてみたら、二十世紀梨からの品種改良のものらしい。
二十世紀梨は黒い斑点が出てしまう病気にかかりやすくて、そこを病気に強い他の品種と交配させたものなのですって。
で、実際に作ってみたら、きれいな形に育てるのが難しくて、歪な形になってしまう。
そんなことで高く売れないために、栽培する農家が少ない。
ただ、この菊水を親にして、この後にたくさんの品種の梨が誕生したのだとか。
頑張ったねぇ~(笑)。
で、早速食べてみました。
あれ?
なんか、見た目は二十世紀梨なのに、二十世紀梨というよりは、幸水梨に近い味かな~?
残念。
でもとても美味しいです。幸水梨も大好きですし。
二十世紀梨はまだ諦めてません。まだまだ探すつもりです。やっぱり年に一回は食べたい。
でも、この菊水もお気に入りに加えておこう。
◆
菊水というと、まず最初に思い浮かぶのはお酒です。
母の実家(新潟県)のすぐそばには、菊水酒造という酒蔵があります。そんなわけで、母方の親戚からいただくお酒は菊水のものばかり。若い頃は、新潟なら越乃寒梅でしょう!寒梅飲みた~い!って思っていましたが、今はすっかり越乃寒梅よりも菊水酒造のお酒の方に愛着があります。
あ、菊水酒造のお酒と梨の菊水をあわせてみようかな(笑)。
どんなものが出来上がることやら...。