強くなるには選手の力だけではないんだなと思ったこと【ラグビーワールドカップ2023】

ラグビーのワールドカップは、あとは決勝を残すのみとなりました。
今朝は3位決定戦、イングランドvsアルゼンチン。
試合開始直前に一度目が覚めたんですけどね、途中で何度も寝落ちして、結局、しっかり目が覚めた状態になった時には、試合時間残り10分くらいになっていました。
準決勝までは試合が始まるとすぐに覚醒して、ドはまりで観ていたんですけどね。

このカードは決勝で観たかったな。
日本代表と同じグループだった両国が決勝まで行けたら、もしかして日本は組み合わせ次第では3位くらいになれた可能性もあったということになるじゃないですか(笑)。

試合の方は、後半もあと少し残すところで、アルゼンチンのペナルティキック
アルゼンチンの3点ビハインドだったので、とりあえずキックで3点取って同点にしておきたかったということだったのでしょうけれど、解説の五郎丸さん?、ラインアウトを選択してトライを狙って欲しいと言っていましたが、私もまったく同意見でした。
結局、キックを外してしまった。

どちらを応援しているというわけでなかったのですが、判官びいきと言いましょうか、グループステージで負けているアルゼンチンの方に少し気持ちがいっていました。
あの時は、イングランドが試合開始早々退場者を出して、アルゼンチンが優位に立っていたのにも関わらず、イングランドがキックを多用した攻めで勝っています。
イングランドはノートライで、全ての点がキックによるものでした。
アルゼンチンの方はもうあんな負け方はしたくないと思っていたはず。
徹底的にスカウティングをしたはずだと思うのですが、結局力及ばずでした。

決勝に残った南アフリカオールブラックス(ニュージーランド)は、ともにグループステージでは2位に甘んじています。
決勝リーグではものすごい強さを見せつけていますが、大会の入りは負けているんです。
両方とも、優勝を見据えて、最後にピークを迎えられるように、コンディショニングをしていたのかなと思ったのですが、もうひとつ思ったのは、スカウティングです。

スカウティングって、選手をスカウトするということではないですよ。
事前に相手を調査して分析するということです。

決勝に残ったイングランドニュージーランド、その他にもイングランドやアルゼンチン、フランス、ウェールズアイルランド、その他いろいろ、個々選手の地力だけを考えると、それほど差がないのではないかって思っています。
そこから一歩抜き出るために必要なこと。
確かにどこよりも充実した練習をするのも大切ですが、スカウティングの差が出てしまったのかなと、そんな気がしています。

大会が始まる前から調査はしているのでしょうけれど、チームは日々変化していきます。
できるだけ新しい情報から分析したいものです。
大会が始まったばかりの頃は、新鮮なデータが乏しかった。そのために南アフリカオールブラックスのような決勝に残るチームでさえも、え、何で?という感じでコロッと負けてしまうこともある。

グループステージの日本vsアルゼンチン戦で大活躍したアルゼンチンのマテオ・カレーラス選手が、準決勝のvsニュージーランド戦でまったく目立たなかったのは、完全に分析されていたのではないかって、そんな風に思うのですよ。
だって、準決勝でオールブラックスが勝つことを予想した人はたくさんいても、あそこまで大差がつくとは誰も思わなかったのではないでしょうかね。

(どうでも良いのですがか、カレーラスと聞いて、どうしてもカレーライスと脳内変換してしまいます。ごめんなさい。)

日本は強豪国の仲間として、認めてもらっているようですが、選手の能力は少しずつでもそれにふさわしくなってきても、スカウティングの部分ではまだまだそこまでは追いついていないな。と、そんな風に感じるのでした。
何というか、強豪国の凄みさえ感じています。がんばれニッポン。

決勝はどちらを贔屓しているわけでもないので、純粋にラグビーを楽しみたいと思います。どちらかというと、オールブラックスの方がイケメンぞろいだと思っています(笑)。

今日から野球の方では日本シリーズが始まります。
いつものことですが、阪神の強さはせいぜい1~2年で終わってしまうので(スミマセン)、この機会に爆発して欲しいと思っています。
優勝して欲しいと言ってはいけませんね。アレ、アレですね(笑)。
なんか今年は監督の岡田さんの私の持っているイメージがガラッと変わったのでした。
この強さ、続くかはちょっと分からないけれど。だって阪神には、過去には「ベンチがアホやから野球でけへん」と言ってやめちゃった人もいますからねぇ...。