テレビの情報番組をかけ流しにしていたら、外国人観光客まで巻き込んでいる最近のおにぎりブームについてやっていました。
外国人も日本人も、み~んなおにぎり大好き。
何となく微笑ましい気持ちで観ていたんですけれど、これからどんなおにぎりがあったら良いかと街角インタビューをしていて、そのなかで小さな女の子が言ったのが…
いちご🍓!!v( ̄Д ̄)v
そうしたらスタジオの出演者からは、えーそれはないでしょうといった、ちょっとバカにしたような空気感が漂って…。
何を言っとるのかこの人たちは!!!
いちご大福を思い出してみなさいって。
だれも大福にいちごなんて思いつかなかったのに、やってみたら空前の大ヒット、今ではすっかり定番になってる。
大福は餅ですよ。元を正せばもち米とは言え米には変わりないだろって。
それなら俺がやったる。
そう思っていちごを買ってきたのでした。
まぁ、見切り品で安くなっていたやつだったんですけどね。
一つつまんでみたら、あら、全然甘くない。
今どき、こんな甘くないいちごが売っていたんだなと、少しびっくりしました。
でね、いちごがたくさんあるけど、この甘くないいちごをそのまま食べるのもナンだし、それならと炊き込みごはんにしちゃおうと思いついたんですよ。
その方向であーでもないこーでもないと考えていたら、あらま、先を越されていました。
あ~、なんだか負けた気がしてきた...
しかも寄食なんだそうで...(-_-;)
くやしいから何か他のことをやったろ、って考えて思いついたのが、お寿司。
全然甘くなくてすっぱいだけのいちごだったので、この酸味をすし飯に使えなかいかって考えたのですよ。
まずはお米といちごと一つまみの塩をを炊飯器に入れて
いちごはほぼ水分だから、その分、水を少なくしてあります。
そして炊きあがったのがこちら。
かき混ぜたらいちごの形は全くなくなりました。
いちごの香りがものすごく広がっていました。これ、悪くないんじゃないのと勘違いしそう。
少しつまんでみると、すし飯にするには、やや酸味が足りない。
レモン汁をしぼって、刻んだ三つ葉を混ぜてみました。
ちょうどひな祭りだったのでね、ひな人形っぽく二つ。
この上に何を載せようか。
本当は煮たはまぐりでものせたかったのですが、国産はめっちゃ高いし、輸入は中国産ばかりで使いたくないし。
結局あきらめました。
一つは海老とアボカド。刻んだレモンの皮を散らして…
もう一つは煮たあなごとニシンの酢漬け…
自分ではすごいことをやった!くらいに思っていたのですが、いざ食べてみると、いちごの酸味が梅干しのように感じてしまうのですよ。それなのに鼻から抜ける香りはいちご。
いちごの香りってものすごく強い。
このギャップで脳が混乱する。
食えないこともないけれど、とても誰かに食べさせるような代物にはなりませんでした。
あ、私が責任をもって、最後まで食べました。
◆
それならばと、あとは原点に帰って、おにぎりです。
普通にいちごを具にしたおにぎりを作ってみました。
これもお寿司と同じで、いちごの酸味がどういうわけか梅干しのように感じます。
そのくせ、鼻から抜ける香りはいちご。
脳が混乱しまくり。
最後の手段です。
今度は一つは白あん、もう一つはクリームチーズも一緒に包んでみました、
まずはクリームチーズの方からパクッ
何の味だか分からなくなってきました。
次に白あんの方をパクッ
かろうじて、これは普通のおいしく食べられるレベル。
でも、これならいちごのおはぎで良いじゃないですかね。
もしかして、今回使ったいちごがぜんぜん甘くなかったからダメだったのかな?
白あんはその甘さで何とか食べられただけなのかも。
それなら次はとびっきり甘いいちごを買って来て試すしかないな!
え!またやるの?
来年、忘れてなかったら試してみたいと思います。ホントカヨ?
それにしても、海苔を巻いたおにぎりのフォルムは、何気にひな人形っぽくないですかね?
黒い海苔ではかわいそうなので、ビオセボンでよく見かける色とりどりの野菜のシートを使ってみたらどうかなと思いました。
これも来年忘れてなかったらやってみたいと思います。
神様、どうか忘れていますように…
※通販の商品ページは、これをおすすめしていると言うわけでもなく、ましてや売り付けようなんて気持ちはサラサラ無くて、ただ面白そうだからというだけのことです。