自由と孤独

「君たちに贈る明日への勇気が湧いてくる広告コピー」は、大山ちこ (id:chiko_yama)さんのブログで紹介されていた本。

chiko-yama.hatenablog.com

本好きの人のブログを読むと、ふだん自分ではなかなか気が付かなくて手に取らない本を発見できて楽しいです。
広告コピーっていうのは、物を売るために客を煽っているわけで、中にはお説教っぽいのもあって、そんな風に考えると白けてしまう。
でもちょっと読んでみると、今どきの言葉を使えば、エモい(←この言葉、あまり好きではない)言葉がたくさん並んでいて、結構引き込まれてしまいました。

とは言え、読むにつれてだんだんと自分自身が正気に戻って来て、物を売るために感動させようとしている広告ってやつは、やっぱり厭らしいなと思ってしまったり。なんだか複雑な気持ちが入り混じる不思議な感覚。

その中で、一つだけどうしても引っかかってしまう言葉がありました。

2019年に電通が作成した広告。「おとなはながい」というシリーズの一つ。
大塚製薬ポカリスエットイオンウォーター、タレントは安藤サクラさん。
誰を起用するか、それだけでもメッセージになると思いますが、この広告に安藤さんはピッタリだと思います。

自由は、ひとりになることじゃなくて

誰といても自分でいられること。

だったりして

 

おとなはながい

この言葉が、最近自分で考えていたこととリンクしていました。

この言葉を骨格はそのままに、少し変えて自分なりに表現すると、こんな感じになります。

「孤独ってやつは、ひとりになることではなくて
 誰かといると自分でいられなくなってしまうこと。
 だったりして

 人生はながい 」

もっと自分主体で生きることができれば良いのだけれども、どうしても周囲が気になってしまう。
この感覚、わからない人はわからないだろうな。って当たり前じゃん(笑)
たぶん、アダルトチルドレンの人なら、理解してくれそうな気がします。

けっして一人が好きというわけではないけれど、誰かと一緒にいた時の方が孤独ってやつを感じてしまうんですよね。

そういえば若い頃に、ある人に「一人でいちゃダメだよ、ちゃんといい人見つけなきゃだめだよ」って言われたことがあります。
何を言ってるのだろう?この人はって思っていました。
だって、私が一緒になりたかったのは、その人だったから。
何度も伝えていたつもりだったんだけどな。

フフフ(笑)