どうでも良いと思っていたことが、実はどうでも良いことでもなくて、なんだか申し訳なく思っています

こないだの日曜日、時間に少し余裕があったので、テレビをつけっぱなしで人様のブログを読んでいました。
TBS「サンデーモーニング」のスポーツコーナー。
この番組は、スポーツコーナーしか観ない(笑)。

コメンテーターの人達が、どんな発言をするのか楽しみなんですけど、張本さんが出なくなってからは当たり前のことしか言わない人ばかりでつまらないと思っていました。

張本さんの発言にはいろいろと問題があったようですが、それはそれで彼の意見なんだから良いのではと思っていたし、張本さんと異なる立ち位置の人をもう一人出演させて、喧々諤々と議論をすれば良いだけなんです。自分と違う考えの人がいることを楽しめばよい。それこそ、上原みたいなのが出て「喝っ」って言ってやったら良いだけのこと。

今回は、絶好調男のキヨシ(中畑清)と三冠王落合博満さん。
この組み合わせもなかなか面白いです。
ノー天気なキヨシと、オレ流の落合さん。
キヨシがいつもの調子で熱く語るのを、落合さんがサラッとクールに否定する感じ。
どちらもなかなかの「芸風」だと思って楽しんでいます。

そのスポーツコーナーの中で、キヨシが「喝っ」と絶叫していました。今回は珍しく?(笑)落合さんもキヨシに同調していました。

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巷ではいろいろと話題になっていますね。
大学生の国際大会の陸上女子100mで、ソマリアから出場した選手があまりにも遅すぎて、実は競技経験のない人だったのだとか。


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この人はソマリアの陸連の会長の身内の人で、本人が出たいというので出させてしまったということ。
でもこんなに遅くて恥ずかしくないの?とか、それでも出たいってどういうことなの?とか、そういうことは気になりました。

正直なところ、どうでも良いなと思ってしまった。
おもしろい話として紹介されるならまぁ良いとは思うけど、大メディアがニュース番組で大きく取り上げるような話でもないのかなって。

その流れで、次の番組「サンデー・ジャポン」も見てしまったんですけど、自民党の女性局員の人達がフランスでやっちまったことについて話していました。

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個人的には、研修としてフランスに行ったとしても、そりゃ空いている時間に観光気分になったり、おいしいものを食べたらSNSに投稿しちゃっても、大した問題ではないと思っているんですが、世間はそれを許さないみたい。

決して、この自民党の人達を擁護しているわけではないですよ。私は自民党には投票しないし。

で、この話を振られた成田悠輔氏、

全般、結構どうでもよくないですか?

写真に腹が立つ、立たないみたいなことを国民全体で議論していることが1番無駄。法に関わるわけでもない、国の予算から見て大金がかかっているわけでもないことについて、議論する必要は特にない

 

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成田悠輔氏の発言には、ときどき、えっ?と思うことがありますが、この件に関しては、わたしも正直なところ、どうでも良いと思ったんです。

どうでも良いことでも取り上げなければ、番組の間が持たないんだな、と思ってしまった。

選挙に投票するということは、その人を信じるということ。
信じるということは、たとえ裏切られた結果になったとしても、それを受け入れるということ。
そんな風に考えています。
極端な話、もちろん法に触れない範囲ではありますが、選ばれた議員は、政治につながるのなら何をしても良いのです。
何が政治につながっていたのかなんて、何年か経ってみないことには、判断はつかない。
次の選挙の時に、その判断を下せばよいだけです。

一つ残念だなと思うのは、選挙区が違えば、気に入らないヤツを選挙で落とす方法がないことくらいでしょうか。

前に書いたことがあるような気がしますが、自分の選挙区にかかわらずマイナス票を投じることができるとか、ふるさと納税をしたら返礼品としてその地域の選挙権をもらえるとか、そんなことをやったら選挙が盛り上がるだろうな。

 

tohost3250303.hatenablog.com

 

ネタが無くて間が持たないなら、NHKの朝にニュースみたいに、同じニュースを繰り返し流せばよいのにね。

まぁ、「サンデーモーニング」の「サンデージャポン」もニュースというよりも時事ネタを扱うワイドショーなので、こんなどうでも良いことを取り上げるのも仕方ないか。

実は、この記事はマスクド・ニシオマスクド・ニシオカ (id:maskednishioka) さんに謝りたくて書き始めたものでした。
マスクドさんのこちらの記事、大学生の国際大会にソマリアの競技経験のない人が出場したという件の記事に、何やらネガティブなコメントを残してしまったものですから。

46taishokusita.hatenablog.com

こんなどうでもよい話を大メディアがニュースとして取り上げるのはいかかがものかということを書きたかったのですが、後から読み返したら、マスクドさんがどうでも良い話を書いているという風にとられてしまうような書き方をしてしまいました。
個人レベルで、私はこう思うと書くのはまったく問題ないと思っています。
いろいろな考え方があって良いし、自分がどうでも良いと思っていることでも、他の人の考えを聞くと、また別の視点が出てくるかもしれません。
何が正しくて何が間違っているか、そんなの誰も分からない。
ただ、大きなメディアは世論を誘導してしまう危険があるので、慎重に振舞わなければならないと思っています。

ごめんね、マスクドさん。

それで、この記事を書くにあたって、少しは何があったのか調べておいた方が良いだろうと考えて、このソマリアのことをかるーく検索してみたのです。
すると、なんだかずぶの素人が本人が出たいと言ったから会長権限で出しちゃったよ、というところで終わるような話でもなかったらしい。

ソマリアという国は、イスラムスンニ派が大勢を占める国。
けっこう過激なイスラムの国らしい。

女性のスポーツなんてけしからんという国らしい。

競技ウェアで肌を晒すのはご法度。
それでは済まなくて、女性が競技をしているだけでも命を狙われる可能性があるのだとか。

そういう中では競技人口は増えないし、誰も自らの危険を顧みて出場することさえしない。

誰も出ないのなら私が出ると、恥ずかしさを顧みず、勇気を出して出場を決心したこの女性。軽い気持ちでできることではないはず。誰も彼女を責めることはできないのではないのかなと思いました。

今回のことで、世界中からバッシングを受けるようなことが無いよう、そしてこの女性がソマリアに帰って命を狙われることが無いよう、祈るばかりです。