昨日のバレンタインの話の続き

昨日の記事に「アニメキャラを使った子供向け用のチョコレートもあって、親も渋い顔でした」とブコメをいただきました。

 

tohost3250303.hatenablog.com

ほんと、そうなんですよね。あれはとても悩ましい。

私がスーパーでお菓子の担当をやっていた時は、日頃からお菓子そのものの魅力ではないところで子供がせがむようなものは、極力置かないようにしていました。
ときどき、おばあちゃんが孫を連れて買い物に来て、ここは何もないね、○○へ行こうと何も買わずに行ってしまう場合もありましたが、それは仕方ない。
バレンタインの時も、親が子供に買ってあげたくなるようなものは最小限取り扱っていましたが、お金を出す側が困ってしまいそうなものは、できるだけ売らないようにしていました。

その辺はお店それぞれの判断でよいと思います。
大規模店なら、それが需要のあるものなら扱わざるを得ないのでしょうけれど、小さなお店ならなんでも置くというわけにもいきまぜんので、一定の支持があるのなら、品揃えは少し独特過ぎるくらいでちょうど良いと思っています。

個人的には、子供には大人が食べるようなお菓子に憧れみたいな気持ちを持ってくれたらなと思っていました。ちょっと背伸びする感じがかわいいのです。

関連して、何年か前に書いた記事を抜粋しておきます。

(ここから抜粋)

甘いもの大好き、そのなかでもチョコレートは特に大好きなんです。
しかし、バレンタインというと、チョコレートをもらったとか、あげたとか、そういったことにはほとんど無縁で、包んで包んで包みまくって、売って売って売りまくりだったのです。前もって包んでおかないと売れないのです。お客さんも混んでるレジで包んでくれとは言いにくいのでしょうね。レジ係も包装に慣れていないから、何かあるとすぐに私のところに連絡が来ました。事前に十分包んでおいて、しかも、前日と当日はいつお客さんに頼まれても良いように待機していましたね。

スーパーで買ったチョコレートというものは、もらう方からするとややランクが落ちるようです。私も一度だけどこかのスーパーで買ったと思われるチョコレートをいただいたことがありますが、チョコレートそのものというより、もう少しきれいに包めないのかなぁと思ったことがあります。レジの人も経験がないと難しいし、忙しい中、包んでくれただけでもありがたいと思わなければいけないのかも知れませんが、プレゼント用に買っていくものですから、私ならお客さんに恥をかかせたくないとそんな気持ちになります。

バレンタインが近づくと、ホント、寝る間も惜しんで包みまくりました。小さなお店でしたけど、それでも数百個になったと思います。通常の業務が終わると、お店は寒すぎるので、時には家に持ち帰って包んでいたものです。
家で包んでいたらそれを見ていた妹がその中の1つを気に入ったようで、会社で配るのにまとめて買ってくれました。妹は男性女性関係なく、同じ職場の人全員に配っていたようです。
中には口の悪い人もいまして、「どうせスーパーで買ってきたんでしょう」と言われたと悔しそうにしていました。妹は自分の兄が勤めているスーパーで買ったとは絶対に言わない人です。「でも、スーパーのわりにはちゃんと包んであるね」とも言われたそうです。
私からすれば、「当たり前じゃん、俺が包んだんだよ~」てなもんです。
かなり練習したし、毎年何百個も包んでいれば、人前に出しても恥ずかしくないくらいに上手になりますよ。でも、一番の原動力は、スーパーで買ったと馬鹿にされるかもしれないのに、それでもうちの店を選んでくれたお客さんに恥をかかせたくないという気持ちです。

うちの店の場合、ほとんどが、近所の会社や工場で配るとか、お母さんが小さな子供や子供の友達に配るために買ってくださいました。たぶん、スーパーだとそういう需要が一番多いのでしょうね。
しかし、中には大切な人に贈ることもあります。まだ小学校の低学年くらいまでの女の子です。女の子だものね、ちょっと背伸びして、そういうイベントに参加したいよね。ただ、自分のお小遣いで買うとなると、100円か200円位。奮発してもせいぜい300円位のものになると思うんです。そうなると、やっぱりスーパーで買うというのが現実的です。バレンタイン用に用意したチョコレートは、値引きしないで売るのが普通でしたが、ちびちゃんたちのために、せめて消費税分だけでも値引きして販売していました。100玉2つ握りしめて買い物に来て、16円足りないから買えないというのはちょっとかわいそう。

私が勤めていたスーパーにも、よくそういった女の子が来ていましたよ。みんな楽しそうです。

あるとき、やっぱり小学校の2~3年生くらいだと思うのですが、女の子が包んでくださいと持ってきました。好きな男の子にあげるの?ときいたら、全力で否定(笑)
「ギリギリチョコですーーーーーっ!」
でも、みんな顔に書いてある(笑)。まん丸になった目がキラキラ輝いているんですよ(笑)。

こんなふうに、買ってくれる人が見えてしまうと、いつもより余計に気持ちが入ります。気持ちを込めて包みましたよ。リボンもちょっと豪華なのをサービスしました(笑)。気持ちが伝わるといいね。

懐かしい思い出です。

(抜粋終わり)

バレンタインに合わせて発売になったのかな?本屋さんで気になった本です。

 

世界史に疎い私ですが、大好きなチョコレートで学べるならうってつけ?

買ってしまったのですが、結局バレンタインが過ぎても積読のままになっているのでした…。
来年のバレンタインの頃までにはなんとか…。