少し前にいちごカレー宣言をしてしまった。
それ以来、あーでもないこーでもないと考えて、とりあえずは試作品を作ったのですよ。
いちごの赤い色を残したいなと思って、ターメリックは使わないで、その他はいつもと全く同じでやってみたんです。
お肉が挽肉しかなかったので、キーマカレーにしたのですけれど、お肉の色とスパイスの色でなんだか汚い色になってしまい、いちごを入れても全然赤くならない。
仕方ないので、この時はそこからターメリックも足してしまいました。
普通のカレーなのに、最後にいちごの残り香がフワッと出てくる感じは、とても奇妙なものでした。脳が混乱する。
食えなくはないけれど、全然おいしくない。
いちごの存在感をしっかり残して、いちごを食べていることを意識しながら食べられるようにしたい。
カレーにいちごを入れるならば、食べる時もこれからいちごを食べるぞという心の準備というか覚悟が必要なのだなと思いました。
試作品から問題点を炙り出して、改良したものがこちら。
カレーはできれば赤い色を残したい。できればほんのり赤いピンクなら尚更良いなと思って、ルーにはひよこ豆粉を使ってみたのですよ。スパイスも最小限、もちろん黄色くなっちゃうターメリックは使わない。
少しだけ別に取って、豆乳を混ぜてみたのですが、これだとカレーというよりシチューになってしまうので却下。
結果、なんとなくピンクっぽくなったけれど(写真では全くピンクっぽくないけれど、実物はほんのりピンクっぽく見えましたよ)、もう少しでもきれいなピンクにしたかったな。これでは見た目ではいちごをあまり感じられないので、少し加熱したいちごをトッピングしました。
で、お味の方ですが、途中でカレーだけを味見した時は、カレーの香りはほぼ無くて、初めからいちごの香り。
でも食べてみると、確かにカレーなんです。
脳の混乱もなくて、意外においしい。
これはイケるぞ！って思ったのですが...
さてと、盛り付けということで、カレーといえばやっぱりターメリックはどこかで使いたいなと思って、ごはんの方に混ぜてみました。
カレーの色を少しでもきれいに出したかったので、具は白いしめじとひよこ豆だけでお肉を入れていない。その代わりに、蒸した鶏もも肉をトッピングしました。
ここで実食です。
味見した時がちゃんとおいしかったので、期待して食べたのです。
自分でハードルを上げすぎちゃったかな？味見した時のおいしさがまるでない。
どうしたことかこれは…
ターメリックライスとの相性が悪いのか、そもそもいちごではデザートみたいなおいしさはあっても、食事としては無理があるのか...
それなら今度は、デザートカレーなどというのも考えてみたりして...
味見した時はちゃんとおいしかったので、それはこれから先、何か明るい兆しではあるのですが、そこからどう進めていけば良いのか分からなくなっています。
というより、これからもまだやるのか？って話ですけれどね。
とりあえず今シーズンはこれでおしまい。
来シーズンにまだモチベーションが残っていたら、続きを考えることにします。
道は長いのです。
あ、そうだ、こないだの記事に、こういうことは時間を区切って、それまでにうまくできなければあきらめる方が良いのではというブコメをいただきました。
ご心配ありがとうございます。
しかしながら、こんなこと仕事でやっているわけでもないし、考えるのが楽しいだけなのです。
時間を区切るまでもなく、飽きたらおしまいです。
飽きた後にも、急に何か楽しいアイデアが浮かんでくるかもしれないし、時の流れに身を任せるだけです。
だって、春ですもん。
春はところどころにおかしな人が現れるってもんです( ´∀`)/~~
時は流れて、あれは春だったんだなと思い返すのです。
そしてまた時は流れて、今度は春が恋しくなるのですよ。
フフフ…
